キャンペーン期間中に、対象の交通機関において、ANA PayのVisaタッチ決済を利用した人に、合計利用金額の50%をキャッシュバックする。ただし、キャッシュバッグの上限金額は300円だ。期間中、ANAカードから25,000円以上、もしくはANAのマイルから500マイル以上チャージした場合はキャッシュバックの上限金額は500円になる。

※ANA Payで支払うと対象の交通機関を半額にした
ANAのフライトを利用しなくてもよい。つまり、日常生活の中で、対象となる交通機関の運賃が半額になる、というわけだ。
対象になる交通機関は、都営地下鉄浅草線・大江戸線・三田線の一部区間、京急羽田空港~京急蒲田・品川・泉岳寺・横浜、南海、大阪モノレール、ポートライナー、六甲ライナー、福岡市営地下鉄、ゆいレールだ。
※キャンペーンを利用するにはエントリーが必要だ
関西から首都圏に出張する際に、キャンペーンを利用してみた。ANA PayのVisaタッチ決済をしただけでは、キャンペーンの恩恵にあずかれない。まず、専用ページからエントリーする。
※筆者撮影:「タッチ決済」にスマホをかざす
次に、いよいよ改札機読取部にタッチするのだが、ここで注意が必要だ。私はGoogleウォレットを使って決済した。Googleウオレットは交通系ICカードのように、スリープ状態でスマホを読取部にタッチするだけでは決済できない。スマホロックを解除すると、改札機を通過できる。
ただ、正直なところ、スマホロックの解除が面倒だ。私はスーツケースを持っていたので、より面倒に感じられた。これであれば、実物のカードの方が使い勝手がいいのかもしれない。
京急羽田空港第1・第2ターミナル駅から、都営浅草線新橋駅までの550円区間に乗車した。履歴を見ると、「交通機関」と表示されるだけで、まだ決済は済んでいない。翌日になって、550円分が引き落とされていた。
「半額になるのでは? おかしい!」と思い、キャンペーンホームページを読むと、「キャッシュバックは、2025年12月上旬~2026年1月頃を予定しております」と書かれていた。つまり、キャッシュバックの反映は先なのだ。
エントリーの必要性、スマホロックを解除する手間、キャッシュバック反映の遅さ、主にこれら3点により、「使いづらさ」を感じた。ただし、エントリーの必要性とキャッシュバック反映の遅さは他のクレジットカードキャンペーンにも当てはまる。
とはいえ、半額は大きい。キャンペーンは終わったが、これを機にANA Payを利用するのもいいかもしれない。
(TEXT:新田浩之 編集:藤冨啓之)
メルマガ登録をしていただくと、記事やイベントなどの最新情報をお届けいたします。
30秒で理解!インフォグラフィックや動画で解説!フォローして『1日1記事』インプットしよう!