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予想される市場規模は5兆円!熱視線集まるフェムテック(FemTech)サービスを徹底解説

         

世界的に影響力が広がりつつあるフェムテック、日本でのキーワードはLINE?

アメリカや中国をはじめ世界的に広がりつつフェムテックサービスですが、日本でも、独自の形で様々なサービスが生まれています。

日本のフェムテックサービスの特徴の一つといえるのが、 LINEの活用です。

例えば、漢方のサブスクリプションサービスを提供するスタートアップ「わたし漢方」では、 LINEで公式アカウントと友達になり、表示された質問に回答していくことで、一人一人の体質を薬剤師が診断し、その人に合った漢方薬のサブスクリプションプランを提案するというものです。

また、日本のフェムテック分野の若手の急先鋒として注目を集める、ハヤカワ五味さんが代表を務める「illuminate」では、LINEで生理日の管理ができ、さらに、その人のライフスタイルに合った生理用品の提案から購入までを行うことができます。

LINEを介した相談ならば、オープンにしづらい自分の体のことを相談しやすいですし、また、身近なアプリケーションなので、抵抗なく使えて共感しやすいな、と感じます。

まとめ

今回ご紹介したことをまとめると、

  • フェムテックは「Female」と「Technology」を組み合わせた造語で、技術を活用し女性の健康に関するウェルネスサービスを提供する事業のこと
  • フェムテック分野は直近5年間でも2倍程度の成長を見せており、今後もその成長は続きそうである
  • 最新の予想では、2020年代後半までにフェムテック分野の市場規模は500億ドル規模まで成長すると見込まれており、大きな可能性を秘めている
  • 一口にフェムテックと言っても、不妊治療の解決策を提案するサービスであったり、月経周期を記録するものであったり、と幅広い事業展開がある
  • 日本でもフェムテック分野のスタートアップは既にいくつかあり、今後はさらに増えていくであろうということ

です。

注目度も高く世界的にも、新たな取り組みが次々と生まれているフェムテックサービスは、新たな可能性を秘めたビジネスとしても、また、現代社会を生きる個人としても注目していきたい分野です。現在中国やアメリカのサービスでは、すでに、様々なバリエーションのサービスがあるため、今後それらがどのような展開を見せるのか楽しみです。

出典:CB Insights

また、日本国内では、フェムテックに取り組む企業はまだまだ少なく、まだまだ「ブルーオーシャン」な分野であると言えます。

これからどんなサービスが生まれるのか、見守っていきたいですね。

参考引用サイト
・女性の悩みを「フェムテック」で解決 輝く女性起業家: 日本経済新聞 
・illuminate 
・The Femtech Market Map: 45+ Startups Focused On Women’s Healthcare & Sexual Wellness - CB Insights 
・The Body Series: How Technology Is Transforming Women’s Healthcare - CB Insights 

(大藤ヨシヲ)

 
不妊治療のネットワークに、ウェアラブル搾乳機まで、フェムテックサービスのメインストリーム

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