新型コロナウイルス感染症の流行からおよそ1年、大きく生活が変わったという人も多いのではないでしょうか。
特に大きな変化を感じられた一つとして育児への関わり方が挙げられます。
2020年5月に発された緊急事態宣言時には保育園や幼稚園・学校などにおいても休園・休校になったり、利用者に登園や登校の自粛が要請されたりする中で、生活や仕事に大きな影響を与えました。
一方で、様々な職種において在宅勤務が推奨され、新規に導入される中で、今までなかなか仕事で関われなかった保護者の中には、以前よりも長い時間、家で子供と触れ合うことができるようになったと感じる人も多いのではないのでしょうか?
そこで、今回は内閣府がおこなった「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」をもとに育児や家事における変化について探っていきます!
2020年5月の第1回調査によると、新型コロナウイルス感染症の影響下の中で家族の重要性を意識するようになったかという質問に対し、およそ半数の49.9%は「家族の重要性をより意識するようになった」と回答しています。
こうした背景には、緊急事態宣言下での在宅勤務の推奨や飲食店の休業、旅行やイベントの自粛などに伴って友人や知人と顔を合わせる機会が少なくなる中で、家の中で共に過ごせる家族の重要性を多くの人が意識したことがあるのではないでしょうか。
それでは実際どの程度家族と過ごす時間というものは増えたのでしょうか?
コロナ禍以前と比較して、家族と過ごす時間がどのように変化したかというアンケートでは、第1回の時点で7割以上の人が家族と過ごす時間が増えた(大幅に増加、増加、やや増加)と回答。さらに減少した(やや減少、減少、大幅に減少)という回答は5%未満に留まりました。しかし、第2回の調査では家族と過ごす時間が増えたと回答した人はおおよそ40%まで減少しており、 逆に減少したと回答した人は7%まで増加しています。
これには、第1回と第2回の間の7ヶ月間に新型コロナウイルス感染症の影響下での生活に少しずつ慣れてきたことで、コロナか以前と同じように働いたり学校に行ったりするようになったことが影響しているのではないかと推察されます。
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