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ちょびっとラビット耳よりラピッドニュース #003:平成元年発売のテトリスが人類を進化させた件について

         

まいどどうも、みなさん、こんにちは。

わたくし世界が誇るハイスペックウサギであり、かのメソポ田宮商事の日本支社長でありますウサギ社長です。これまでこのちょびっとラビットの連載では、モビリティDX出生率についてお話ししてきましたが、今回はちょっと志向を変えて、eSport界隈のお話しを少ししてみたいと思っております。と言っても、ゲームそのものということではなく、ゲーム自体は変わっていない、というところがこのお話しのミソとなっています。そのゲームとはずばり、音楽を聞くだけで無性にコサックダンスが踊りたくなることで有名な「平成元年発売のテトリス」なので、BTSを知らない人でも美空ひばりは知ってるはず、という理論に基づいて、ゲームに関心がない、という方でもさすがにこれくらいは知っているだろうとウサギなりに推測し、これを取り上げてみることにします。

かく言う私もウサギである上に割とゲーム音痴なので、全く詳しくはないんですが、このクラシックと呼んで差し支えないであろうゲームのプレイ方法に革新的な変化が訪れているらしく、この数年間の進化たるや信じがたいことになっている、というのです。ゲームは変わらず、プレイ方法が変わるだけ、ということはつまりこれは人間の進化を意味しているわけでして、人間自身が進化するというのはなかなかないことなわけで、つまりこれはなかなかのビッグニュースと言えるのではないかと思うわけです。

「CLASSIC TETRIS WORLD CHAMPIONSHIP」と呼ばれる毎年開催されているこの世界大会ですが、この大会に使用されるのは平成元年に発売されたテトリス、しかも北米で販売されていたバージョンということで、レベルアップしていくとブロックが落ちてくるスピードも加速し続ける、という仕様になっているそうです。なので、従来の人間のスペックですと、レベル28までしかまともな操作ができない、というのが定説となっていました。なので、レベル28までにいかに点数を稼ぐか、というのが従来のこの大会の実質の争いとなっていたのです。が、しかし、ですよ、コントローラーの持ち方および操作方法を変えることでレベル29以降でも点数を稼ぐ方法、というものがコロンブスのアメリカ大陸よろしく発見され、今更ながらこのゲーム自体が新しい境地を迎えているそうです。その方法がTappingと呼ばれる手法だったのですが、それがまたさらに進化したHyperTappingというメソッドがその後採用され、今では十字キーを全く直接は触らず、コントローラーを裏側からトントンとタップするRollingという方法が加速し続けるブロックの落下速度に対応する唯一の方法とされているのだそうです。「え、どういうこと?」って思う方も多いかと思うので、説明の動画を下に貼っておきますので興味がある方はぜひ冒頭の部分だけでも再生してみてください。

 

公衆電話ボックスが進化した結果、最近のコワーキングスペースにあるミーティングルームというか通話室はもはや電話すら置いてないただの四角い部屋となり、電話が置いてあることが場所の価値だった時代から通話の声が漏れないことが主たる存在意義の場所に変化してしまった、という事例からも見て取れるように物事は進化を続けるとおかしな方向に着地するものですが、これも同じような例かと思います。それにしても人類はこうして果敢な進化を続けてきたとは、まさに驚き桃の木マンゴの木ですね。

ちなみに今回の話は、コンピューター対人間の戦いではなく、あくまでも人間対人間のいかに限界を超えていくかのフィジカルな戦いの話ですが、なんだかんだ言ってどれだけAIやテクノロジーが進化しても、人間対人間の戦いに人は心躍らせる、という話でもあり、私はウサギなのでちょっと蚊帳の外の存在かも知れませんが、まことにもってそのような闘争心というか競争心というのは結構なものなだなぁと思い、テトリスと人の進化についてとりあげてみた次第であります。

より詳しい話を深掘りたい方は下記のリンクから読んでもらえるとよろしいかと。

さて、この原稿を書いている今日の時点ではトランプ元米国大統領の暗殺未遂の話がホットトピックですが耳を弾丸が貫通したと聞き、私のようなウサギにとってはこれは恐怖そのものであり、このような痛ましい事件が繰り返されないことを祈るばかりであります。みなさまも米国大統領に立候補される際には何卒お気を付けください

それでは、アデュー、エブリワン。また来週までごきげんよう。ちなみに、ちょびっとラビットのまとめ読みはこちらからどうぞ。

(ウサギ社長)

 

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