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ちょびっとラビット耳よりラピッドニュース #009:みずほが発表した「単身世帯化の日本経済への影響」が香ばしい内容だった件

         

まいどどうも、みなさん、こんにちは。

わたくし世界が誇るハイスペックウサギであり、かのメソポ田宮商事の日本支社長、ウサギ社長であります。今週もちょびっとラビットニュースを元気にお届けしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。今週は進路の予測がことごとく外れた台風十号の影響で交通機関が停止したり、土砂崩れなどが起きたり、ブラジルでX(旧ツイッター)が使用禁止になる話や、全国的な米不足でお米の価格がなんと26%も上昇して、「令和の米騒動」なんていう呼び名がつけられたり、兵庫県の斎藤元彦知事の証人尋問が行われたり、俳優の東出昌大さんが再婚を発表したり、始まった時には永遠に続くかのように思われた全国の小学生の夏休みが終わったり、と盛りだくさんの一週間でした。

さて、今回はみずほリサーチアンドテクノロジーズが8月29日に発表した「単身世帯化の日本経済への影響」がなかなか香ばしい内容となっているのでそれを取り上げてみたいと考えております。

このレポートによりますと、現在の日本社会では世帯を構成する人数が減少し続けており、単身世帯、いわゆる自由気ままな一人暮らしと言われる状態の生活を営む人口が増え続けている、とのことであります。驚くべきことに、2050年には総世帯に占める単身世帯の割合が約45%まで上昇する、という予測もこのレポートには含まれております。

これは結婚しない人が増えている、ということが大きな原因となっているわけなのですが、一人というのはあくまでも「個人」なのであるのに対して、二人からはまかりなりにも「社会」という構造に変化し、それなりの運営ルールなどが設けられることが多いので、「一人と二人」の違いというのは「二人と三人」あるいは「二人と六人」などの違いよりもインパクトが大きいと一般的にも考えられています。具体的な話をすると、二人以上の世帯には子供が含まれる場合も多いのに対して、単身世帯の場合は単身なので子供がいない状態を指すわけであり、子供がいないことにより消費活動や関心なども劇的に変わってきてしまう、というのがこのレポートが指摘するなかなか香ばしい内容の核の部分となっております。

出典:『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』(令和6(2024)年推計) | 国立社会保障・人口問題研究所

子供がいない、となると、子供のためにたくさん貯金をしておこう、とか、できるだけいい教育を受けさせたいので学費が高くても私立に入学させよう、そのために塾に通わせよう、とか、夫婦関係は冷め切っているけれども子供のことを考えると離婚はできないので我慢して人生を過ごそう、とか、そういう考え方から切り離された状態で生活を送ることができるわけでありまして、それこそ自由気ままな一人暮らしをいつまでも続けることができる上に、それほど多くのお金を稼ぐ必要にも迫られることがないため、ある程度の貯蓄が貯まり、ある程度の投資活動などを行っている場合は定年まで働き続ける必要がなくなってくる層の人たちがこの社会にかなり増えてくる、ということが予測されるわけです。

そうなるとどうなるかというと、まぁ、ここいらでちょっとFIREといういうか、セミリタイアというか、仕事を一発やめてみて、南の島で数年のんびりしたら、その後はこれまでに培った人脈を活用してスポットでプロジェクト案件とかをやりながら自由な時間を確保しながらも最低限度の収入を得つつ、悠々自適に短パンとビーサンで暮らそうか、という人が増えてくるわけなので、これまでの社会の仕組みで言うと最も粘り強く仕事に食らいついていた層の労働力がガクンと減ってしまうことになり、慢性的な人手不足にさらに拍車がかかるのではないかと言われているわけです。実際にわたくしの周りでもシリコンバレーで15年くらい働き、物価や家賃の影響でそれなりの金額の年収をもらっては貯め込んでいたプログラマーなどの人たちは40歳くらいで突然火のないところでファイアーと叫び出し、しばらくの間音信不通になったかと思えば突然、ランチしようぜ、と連絡してきて指定された場所にいくと以前の日の当たらない感じからは想像もつかないほど大袈裟な日焼けをした人材に早変わりしていた、というケースもたくさん見受けられております。

まぁ、もちろん、これは予測であって、台風十号の進路の予測を例にして考えてみても、専門家と呼ばれる人たちの予測はほぼほぼ一致していたにも関わらず、実際は全く異なる動きを見せた、という事実はフィクションよりも奇なり、ということも往々にあるわけですので、こうなると決まったわけではないですし、例えば、おひとりさま市場と呼ばれるマーケットがさらなる成熟を迎えることによりおひとりさまブームがより加速したり、やっぱり一人はつまらないや、と急に結婚だったり、同棲だったり、パートナー契約制度だったりなどがホットなトレンドになって、新旧入り混じったスタイルのダイバーシティ満載な世帯が増えていくだけなのかも知れません。わたくしのようなウサギが申し上げるのも少々気が引けますが、人の心や季節と同じようにファミリースタイルというものも移ろうのがこれ必然なわけで、人とウサギの間にある現在の心の距離も今後急接近する可能性だってあるわけです。今年の夏(6~8月)の全国の平均気温は平年と比べて1.76度高かったと気象庁も発表しておりますし、こうして気温だって上昇しているわけです。

わたくし個人の見解としましては、一度セミリタイアとか、キャリアチェンジとか転職とかを経験した人材の方が「仕事を楽しむ」あるいは「優先順をちゃんと考える」ことを意識的にできる人が多い気がしておりますので、もうひたすら我慢する時代ではないように考えておりますので、万が一、弊社の時田大夢くんが転職することになり、連載マンガ「タイムくん」の主人公の座が空くようなことになれば、そこはわたくしが断腸の思いで主人公のポジションに立候補したいとはもちろん考えておるわけですが、ま、そこも大夢くんだけにしかるべきタイミングというものがあるでしょうから、ここはウサギらしく、うさぎおいしいかの山で果報は寝て待てということでわたくしはそろそろ昼寝の時間となりましたので、ここらで今週は切り上げさせて頂きたいと思う次第であります。最後になりましたが、最近話題の「地面士たち」は非常に面白い作品だったので、ぜひともみなさまにもオススメしたいと思っております。あそこまでちゃんと演技するリリー・フランキーさんの姿は初めて拝見いたしました。また、これに関する他の人の意見はこちらにまとまっておりましたので興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。

さて、昔からウサギの餅つきと長話というのは有名ですが、今回も例にもれずうっかり長くなってしまいました。また来週までごきげんよう。ちなみに、ちょびっとラビットのまとめ読みはこちらからどうぞ!アデュー、エブリワン。

(ウサギ社長)

 

参照元

・「単身世帯化の日本経済への影響」|みずほリサーチアンドテクノロジーズ
・『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』(令和6(2024)年推計) | 国立社会保障・人口問題研究所
・2050年推計「単独世帯」が45% 33年に世帯平均人数2人割れ | 朝日新聞デジタル

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