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【タイムくん – 第43話:テクノロジーの申し子】

         

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ここがポイント:テクノロジーもまた単なる概念にすぎないかもしれません


皆さん、こんにちは。ウイングアークで技術を担当している島澤甲(しまざわ こう)と申します。ウイングアークの製品を通じてお客様の力になる為、そして技術大好き人間として、ソフトウェアは勿論、ハードも含めて幅広く取り組んでいます。

皆さんも「普段呼吸している空気の組成」とか「テレビのリモコンの構造」とか色々気になりますよね?

私も最近は、3Dプリンタの樹脂の組成と強度の関係とか、鉄に対する不純物が磁力にどのような影響を与えるかとか、ソフトに関係なさそうなところからディープラーニングや分散アーキテクチャようなソフトの話まで何でも気になってます。

ところで、技術の本質ってなんでしょう?

技術大好きな私は、あらゆる技術は人の為にあるべきだと強く思っています。

技術って楽しいですけど、苦労もありますよね。AI、BigData、IoT等々様々なキーワードが毎日出てきて、キャッチアップが大変という方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

技術を中心にモノを考えると、技術を使うことが目的になってしまって、その結果、技術に人が振り回される姿をみると悲しいですし、何とかしなきゃって思います。

私たちはデータをうまく活かせる製品を開発していますが、そこで常に大事にしているものがあって、それがこの図です。

 

私は課題からデータを求めるというのは正しい流れだと思っています。例えば「お店を出したい」から「ライバルが少ない場所を探したい」というものや、「生産性を上げたい」から「稼働状況を分析したい」というようなケースですと、データを求めている理由が明確ですよね。

課題を解決する為にデータを必要とするこの流れは超大事です。

「きっとこういうデータがあれば、この課題は解決できるはず」という仮説をもってデータを求めるということですね。

でも、技術の世界には逆の話もあって、「新しい技術」を使って「お客様のデータを分析したらなにか課題が見えてくるんじゃないでしょうか? みたいなセールストークもあります。

展示会とかだと、特に技術を前面に出すのでこの手のトークは多いですよね。
しかし、残念ながら「何となくデータを分析したら画期的な何かが発見された!」というお客様に出会ったことがありません。(もう10年以上、データを扱うソフトウェアの商売してるんですが・・・)

なのに、理解しにくい技術って客寄せパンダにはなるので、世の中見渡すと技術が主役になってしまっている製品ってそこそこあります。

「先ずはお客様のデータをAIで分析してみましょう!」みたいなのはよく見かけますし、「新しい技術なので挑戦しないとおいていかれますよ」というプレッシャーすら感じます。

開発依頼の中には「とりあえずAIとつないでくれ」という注文を受けることもありますが、私は請けません。「何故お客様が幸せになるのか?」ここが腹落ちしないと良い製品って作れないかなと。

複雑な技術でお茶を濁すのではなく、お客様の課題とデータを正しく扱える製品を開発する!
これがウイングアークの技術だと思っています!!

さぁ、次は何をやろうかな!例えば、ホログラム技術を駆使して、バーチャル出勤を実現できれば働き方とか超変わりますよね!

どうせバーチャルなら体型・ファッション自由自在!通勤も不要、なんなら服も必要ないのでマッパでオッケー、そうなるとダイエット、糖質制限も、ジムでの運動も全部いらない!?

これはお客様の様々な課題を解決できますよー!!仮説がとまらないー!!

(島澤甲)


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