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11/1開催「updataNOW23」|Local DX Lab トークショー ‐ResorTech EXPOが仕掛けるDXの「入り口」と「架け橋」の設計

         

こんにちは、データのじかん編集部です。

本日は、データのじかんを運営するウイングアーク1stのアンカーイベント「updataNOW23」へのご招待と、そのフィーチャーセッションに焦点を当てた内容をお届けします。

このイベントでは、ResorTech EXPO in Okinawa実行委員会事務局にて広報を担当している一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)新里恵梨氏と同展示会のロゴやポスターといったクリエィティブ全般を担うディレクターの大城直也氏、ウイングアーク1st株式会社 データのじかん編集長 兼 メディア企画室 室長 野島光太郎氏による「DXの入り口と架け橋」にスポットを当てたセッションを展開します。

そこで本記事では、沖縄県のデジタル化・DXの機運を高めるべくイベントやセミナーなどの支援情報はもちろん、IT活用やDX事例、IT導入に係る情報を日々収集して発信し続けている「ResorTech Okinawa(リゾテックオキナワ)」の活動を基に、updataNOW23でのセッションの見どころやおすすめポイントを紐解いていきます。

観光を主産業とする日本屈指のリゾート地である『沖縄』において、リゾート×テクノロジーがコンセプトの県最大のDX展示会『ResorTech EXPO in Okinawa』に取り組んできた新里氏と大城氏が私たちにどのようなメッセージや価値をもたらしてくれるのかを、探っていきましょう。

「ResorTech Okinawa」は沖縄県でのデジタルイノベーションを推進するプラットフォームで、特に「ResorTech EXPO」はその中核イベントとして位置づけられています。このEXPOは、ITやデジタル変革(DX)に関連する国内外の企業を沖縄に招き、地域のイノベーションや新しいビジネスの創出を目指しています。

2020年の開始以来、特に新型コロナウイルスの影響を受けながらも、ResorTech EXPOは成長を遂げ、2022年の第4回イベントでは13,814人の参加者と160社の企業が参加する沖縄最大の展示会になりました。しかし、この成功には多くの挑戦が伴いました。大城氏は特に「ITとDXの複雑さを一般の人々にどのように伝えるか?」という課題に直面しました。さらに、新しい概念や技術をBtoBだけでなく、一般の市民にも理解しやすい形で提示する必要があり、そのバランスを取ることは容易ではありませんでした。

クリエィティブな解決策を模索する中で、大城氏はISCOの稲垣理事長が以前に作成した「沖縄におけるデジタルの進め方」を表すイメージ図にインスピレーションを受け、沖縄の伝統的な「花笠」をモチーフにしたロゴを考案しました。このロゴは現在、ResorTech Okinawaのシンボルとして、地域の多様な産業がデジタル化を進める様子を象徴しています。

大城氏のアプローチは、単に最新技術をフィーチャーしたデザインを作るのではなく、デジタル変革がもたらす社会的な利益や、それを推進する人々の情熱を形にすることに重点を置いています。この思考は、テクノロジーだけでなく人々の心をも動かす重要な要素となっています。

まさに、新里氏や大城氏が体現しているのは、終わりのない学びや成長の姿勢です。彼らのようなプロフェッショナルが、組織や地域でこのような文化を育むことで、イノベーションは一段と加速します。

ResorTech EXPOの成功は、技術や製品だけでなく、このような人々の成長や協力の力によっても支えられているのでしょう。その背景には、沖縄県独特の零細企業文化や地域性、そして歴史が影響していることも考えられます。これらの文化や背景を理解し、それを活かすことで、地域固有の課題を超えたイノベーションを生む力となり得ます。

このような地域性を持つ他の地域や国でも、類似のアプローチや戦略が有効である可能性があります。それは、地域の特性や課題を理解し、それを強みとして活かし、グローバルな視点でのイノベーションを追求するという考え方です。

最終的には、イノベーションや変革は技術だけではなく、人の持つ情熱や学びの姿勢、そして相互の協力や共感によってもたらされます。

一方、新里氏は、沖縄の地域的特性や、そこでビジネスを行う企業の特異性を考慮した上でのDXの推進と、地域社会やビジネスコミュニティに対する教育・サポートの重要性を強調しています。特に、零細企業や中小企業が多い地域でのデジタルトランスフォーメーションは、単に技術を導入するだけではなく、その技術がどのように企業の成長や地域社会の発展に貢献できるか?を理解することが不可欠です。

ResorTech EXPOでの「逆商談ブース」のアイデアは、特に注目に値します。これは、通常の展示会や商談の形式を逆転させ、中小企業や自治体が自らのニーズを表明し、それに対してIT企業が解決策を提案するというものです。これにより、受動的な立場にある中小企業や自治体が積極的な役割を果たし、自らの課題解決に向けて前向きに行動するきっかけが得られるのです。

また、ISCOのマネージャーが商談に同席することで、提案されるソリューションの適切性や、双方の間の効果的なコミュニケーションが促進される点も重要です。このプロセスは、特に地方でのDX推進において、中小企業が直面する技術的な障壁や、新しい技術への移行に対する不安を軽減するのに役立ちます。

今後のResorTech EXPOの展開において、新里氏が強調するのは国際的な視点です。「沖縄発、Reboot Japan!」というテーマは、地域の枠を超え、日本全体の再起動を目指す野心的なビジョンを示しています。海外企業の参加を促し、沖縄が国際的なITハブとしての役割を果たすことで、地域の企業だけでなく、日本全体の産業構造の進化に寄与する可能性があります。

新里氏の取り組みは、地方の特性を理解し、それを踏まえたDXの推進が、グローバルな競争力の向上につながることを示唆しています。地域の企業やコミュニティが連携し、新たな技術の導入とその活用方法を学ぶことで、持続可能な成長と国際社会でのプレゼンス強化を実現できるのです。

月間85万人以上に読まれるデータ・DXに特化したWEBマガジン「データのじかん」の人気特集「Local DX Lab」。「Local DX Lab」では全国47都道府県の各地域のDXやテクノロジー活用のロールモデルや越境者を取材し、DXの多様な在り方を探っています。

Local DX Lab トークショー ResorTech EXPOが仕掛けるDXの「入り口」と「架け橋」の設計」」では沖縄県最大のIT・DX展示会「ResorTech EXPO in Okinawa」を仕掛ける沖縄ITイノベーション戦略センター 新里恵梨氏、株式会社ワンダーリューキュー大城直也氏とディスカッションを致します。

 

参加無料|「updataNOW23」10月31~11月1・2開催

10/31(火)~11/2(木)開催のデータでビジネスをアップデートする3日間のビジネスカンファレンス「updataNOW23」に沖縄ITイノベーション戦略センター 新里恵梨氏、株式会社ワンダーリューキュー大城直也氏と、ウイングアーク1st株式会社 データのじかん編集長 兼 メディア企画室室長の野島光太郎氏も登壇。「updataNOW23」はウイングアーク1st社主催の国内最大級のカンファレンスイベントで、DX・データ活用を軸にした約70セッションと30社以上が出展する展示など、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催されます。


Local DX Lab トークショー
ResorTech EXPOが仕掛けるDXの「入り口」と「架け橋」の設計

月間85万人以上に読まれるデータ・DXに特化したWEBマガジン「データのじかん」の人気特集「Local DX Lab」。「Local DX Lab」では全国47都道府県の各地域のDXやテクノロジー活用のロールモデルや越境者を取材し、DXの多様な在り方を探っています。本セッションでは沖縄県最大のIT・DX展示会「ResorTech EXPO in Okinawa」を仕掛ける沖縄ITイノベーション戦略センター 新里恵梨氏、株式会社ワンダーリューキュー大城直也氏とディスカッションを致します。

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