Salesforceが便利なツールであることに疑いの余地はありませんが、ちょっとしたコツでより効率的に使えるようになったりもします。
これまでもSalesforce活用に関する記事をデータのじかんでは多数紹介してきましたが、この記事では、効果的な営業を実現するための実務レベルでのデータ活用方法をご紹介します!
日々の営業活動でデータ分析を行うときに、複数のシステムを利用する場合はシステム毎にアプリケーションを起動したりする必要があります。また、1つの画面で複数のウインドウを切り替えなければならないため業務の効率が悪くなってしまうでしょう。一方、Salesforceでは外部のクラウドサービスやシステムと連携することができます。そのため、見たいデータを一度に可視化して、データ分断の問題を解決することが可能です。
たとえば、Googleアナリティクスと連携することで、顧客に関する情報と照らし合わせながらWebサイトのアクセス数や広告のクリック数などを分析することができます。また、営業活動の計画を立てたり、確認したりするにはGoogleクラウドと連携し、Google カレンダーを利用するといいでしょう。ほかにも、自社の基幹システムとデータを連携することで、Salesforce上で基幹システムが持つ取引先を素早く同期することができ、業務の効率化が期待されます。
このように、Salesforceでさまざまなシステムやクラウドサービスと連携することで、新しい気づきがあったり、アイディアが生まれたりする可能性が高まります。
外で営業活動を行っているときに、顧客のデータややりとりを確認したいときがあるかと思います。
ですが、会社に電話をして伝えてもらう、という作業には自分だけでなく会社にいる誰かにも労力と時間がかかってしまいます。しかし、普段からSalesforceで顧客のデータややり取りを管理しておけば、スマホやタブレットでいつどこにいても確認することができます。また、お客様に提示する見積金額などを修正したい場合でも、Salesforce上で行うことが可能です。
ほかにも、活用例としてはホテルや旅館での顧客のデータをSalesforceで見える化をすることです。宿泊する予定のある顧客情報を手書きの予約台帳で管理している場合、ホテルや旅館内にいるスタッフに正確に情報を共有することが難しくなります。たとえば、新しい予約が入ったり、急な予約内容の変更があったりした場合、清掃担当者や料理担当者にも共有をしなければいけません。そのときに手書きの予約台帳だと、情報共有に時間がかかり、負担がかかってしまいます。Salesforce上で必要な機能をカスタマイズすることで、急な予約内容の変更があったとしてもリアルタイムで情報共有することができます。
このように、Salesforceを利用すれば、データの見える化の負担を減らし、効率的な営業活動を行うことが可能です。
Salesforceではシステムやクラウドサービスと連携し、ビジュアライゼーションを構成することでこれまで見えなかったデータの関係性や事象を発見することができます。それに加えて、現在の目標や進捗度合を把握することで次の営業活動に対して正確な判断とスピーディーな提案を行うことが可能になるでしょう。
組織で顧客管理ができていないと、顧客によってはフォローやアプローチにムラが生じてしまって、往訪時間が空いてしまう可能性もあります。
一方、Salesforceでは、60日間往訪していない顧客や受注確度が高い条件を抽出します。抽出したデータの結果をもとに、今後の具体的な営業活動の指針を判断することができます。また、Salesforceは外出先でもスマホやタブレットでデータをいつでも見ることができることから、現場にいないマネージャーも状況をすぐに判断して次の戦略を考えることができるでしょう。
Salesforceを上手に活用していくためには、自社の課題に合わせてデータを組み合わせ、必要な機能をカスタマイズすることが重要です。
Salesforceは、さまざまなシステムやクラウドサービスと連携させることができますが、自社の現状の課題解決に必要なものをしっかり選ぶ必要があると言えます。そのため、ただSalesforceを導入するだけでなく、まず自社の課題と目標を明確にしてどんな機能が必要であるかということをしっかりと考えましょう。Salesforce上でデータを上手に活用することで、今まで発見できていなかった課題を新たに発見することができます。
業務を効率化し、効果的な営業活動をするためにもSalesforceの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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(データのじかん編集部)
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