最近よく聞く新しい言葉に「モノのインターネット」というのがあります。IoT:Internet of Things(アイ・オー・ティ)というのがその言葉です。
ざっくり説明すると、さまざななモノにセンサーやコンピュータを組み込み、モノによるデータ収集を可能にすると、そのデータを使ってさまざまなことが実現可能になり便利になる、というものです。ポイントは3つあります。
ネットに繋がっている機械やデバイスなどモノの数は、2015年で150億台、2020年には500億台を超えると言われています。身近なところでは、バスや地下鉄の車両が既にネットに繋がって、便利なサービスを提供しています。
東京バスでは、バスの運行情報をウェブで公開しています。あと何分くらいでバスが到着するのか。バスは今どこを走っているのか、などを知ることができます。
東京メトロがiPhone用アプリとして、無償で提供しているサービスです。これは、東京メトロの全ての運行情報をオープンデータとして公開し、車両が今何処を走っているのかをリアルタイムに知ることができるアプリです。リアルタイムの運行データを見ることができるので、遅延しているときの判断や、乗り換えに便利です。
IoTという言葉だけ聞くと難しそうですが、具体的な事例や身近なケースを聞くと便利で簡単です。いろいろ考えてみると、もっと便利な使い方やアイデアが出てきそうな気がします。
つまり、モノのインターネット(IoT)とは、IT業界向けのシステムや特別なサービスではなく、日常生活やこれまでのビジネスをより便利で使い易くしてくれる可能性を秘めていることがわかります。
今IT業界では、こうしたIoTから得られる膨大なデータを活用して、新しい市場やビジネスを生みだせる専門家をデータサイエンティストと呼んで、その育成と採用を強化しています。幅広い産業で期待されているIoTに、皆さんもチャレンジしてみては如何でしょうか?
では!
[著]Wingarc1st Official The BLOG編集部
本記事はウイングアーク1st株式会社の運営するThe BLOGに掲載された記事を許可を得て掲載しています。
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