最初に触れたとおり、オードリー氏が日本で注目を集めたきっかけは「東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトへの降臨」でした。
都の公式サイトでありながらGitHubでソースコードが公開されており、ユーザーが提案を行えるオープンソース設計になっていた同サイト。そこでオードリー氏が言語選択欄の漢字を「繁体字→繁體字」と変更するよう提案し、その内容が反映されたのです。
些細な修正ではありますが、都が積極的にオープンソース・オープンデータに取り組んだこと、その結果台湾の天才デジタル担当大臣との協力が生まれたことは、理想的な行政の未来を象徴するようであり、多くの人に驚きと賞賛の気持ちを抱かせました。
台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏の経歴や現在の取り組み、注目を生むきっかけとなった東京都のコロナウイルス対策サイトへの降臨について解説いたしました。
なぜ今までもっと知られていなかったのかと不思議なくらい、特別な人物であることが伝わったのではないでしょうか?
いまだ被害を拡大し続けているコロナウイルスですが、そんななかでオードリー・タン氏について知れたことは不幸中の幸いです。ぜひこれを機にオープンガバメントの価値やデジタルリテラシーの重要性について考えてみてください!
(宮田文机)
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