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データのじかんNews 2023年07月Part.01

 

データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちわ!!

【データのじかんNews】担当の畑中一平です。

 

【データのじかんNews】では、読者様がより便利に、より活用しやすく【データのじかん】を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、みなさまにお届けしています。

 

第60回の2023年7月Part1では、2023年6月26日~6月30日までに【データのじかん】で公開された6件の記事についてご紹介します!!

 

         

7月がスタートし、夏本番の季節に突入しましたね。まだ東京は梅雨のせいか、蒸し暑くてたまらないかもしれませんが、その熱気をビジネスのエネルギーに変えてい頂ければと思います。

また、7月は夏のボーナスの支給日で、賃上げを維持、強化しようという流れから、大手企業の夏のボーナスは過去最高水準だそうですね。

経団連によりますと、調査した21業種241の大手企業のうち集計可能な16業種121社の夏のボーナスの平均額は、去年より3.91パーセント増えて95万6027円とのことですが、まだまだ大手と中小企業との格差は非常に大きく、国の支援やDXの導入でこの格差が少しで縮まってほしいと思っています。

新たな月の始まりは、新たなチャレンジのスタートでもあります。今月も一緒に、新しい知識を学び、新しいスキルを磨き、そして新しいビジネスチャンスを掴むためのコンテンツを引き続き、みなさまに提供していきたいと思います。

それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!

■トレンド

DXは、“総合格闘技”。株式会社プレイノベーション代表取締役、菅家元志(かんけ・もとし)氏はそう語ります。全国47都道府県、各地域のDXやテクノロジー活用のロールモデル、越境者の取り組みを取材し、発信しているデータのじかん。「Local DX Lab」はなかでも、その土地ならではのDXのあり方を探るシリーズです。福島県で地元企業のDX支援や、独自の「探究型問題解決」による新規事業開発、地域コミュニティ『Fukushima & Company』の運営などに取り組むプレイノベーション社。2023年5月に創立10周年を迎えた同社が、Local DX実現のために大切だと考えていることや、具体的な取り組み、「探究型問題解決」とは何かなどについて、菅家氏に話を伺いました。

・DXは、“総合格闘技”。 福島県でLocalDXを支援しつづけるプレイノベーション社の武器は「探究型問題解決」

「都心回帰」とは大学が都市中心部への移転や拡大を試みる傾向を指す言葉です。大学が郊外や地方から都心へ移転することで、大学自体のブランド価値や存在感を高めるだけでなく、学生たちが都心の資源を活用しやすくするというメリットがあります。また、都市と大学が連携することで地域経済の活性化や、新たなアカデミックの機会を生むことも期待されます。

・交通アクセスから読み解く、大学の「都心回帰」が進むワケ。

ソーシャルラーニングとは、他の人から直接または間接的に学ぶ学習理論の一つで、新しいスキルを習得するリスキリングや既存のスキルを強化するアップスキリングに活用できます。これは、他の人の行動や成果を観察することで新しい知識や技能を学ぶというソーシャルラーニングの性質から来ています。

・「空気」を変えることでしかリスキリングは実現できない~ソーシャルラーニングのすすめ

ホフステードの6次元モデルは、人々の価値観が国民文化によってどのように異なるかを6つの次元(ものさし)でスコア化したものです。グローバルなスケールでデータを扱う際、特に人々の意識や動向に関わるものの場合は必須のデータベースといえます。さらに異文化間のコミュニケーションや組織マネジメントといった観点からも大きな示唆を与えてくれます。今回(第6回)のホフステードの6次元モデルは、「短期志向/長期志向」について紹介します。

・「失われた30年」をもたらしたのは短期志向の米国発ビジネスモデル?――ホフステードの6次元モデルにみる国民文化

■テクノロジー

2023年7月7日開催のデータのじかんSeminarsは、「ChatGPT APIで〇〇〇を作ってみよう!〜あなたの『生成系AI』探究物語の始まり〜」と題して、AIの広範な分野の中でも話題をさらっているChatGPTを使い、他のアプリとAPI連携させて〇〇〇を作ってみましょう(……何を作るかは当日のお楽しみ)。プログラミングを学ばずともプロトタイプが作れる時代。机上のアイデアは、誰にでも実現することができます!このセミナーでの体験が、あなたの「生成系AI」探究物語の始まりとなることでしょう。

・データのじかんSeminars|2023年7月7日開催無料ハンズオンセミナー「ChatGPT APIで〇〇〇を作ってみよう!」〜あなたの「生成系AI」探究物語の始まり〜

■社会

「認知的焦点化理論」とは、人間が直面する状況に対する対応において、どの程度他者に気を配るかという視点から、人間を分類しようとする理論です。つまり、個人が自己の問題だけに注目するのか、他人の問題まで考慮するのか、現在の事象だけに集中するのか、それとも社会全体の未来に視野を広げるのかという焦点化の範囲を基に人を評価します。

・利己的な人は長い目で見ると損をする!? 認知的焦点化理論など、運に関する3つの研究を紹介!

データのじかんNewsのバックナンバーはこちら

トレンド

DXは、“総合格闘技”。 福島県でLocalDXを支援しつづけるプレイノベーション社の武器は「探究型問題解決」

2023.06.27 公開

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きっかけになったのは2011年3月の東日本大震災でした。当時大学4年生で大学院への進学を控えていた私は故郷福島で震災後のボランティア活動に参加し、『もっと踏み込んで地元の力になりたい』と考えるようになりました。

その思いは、2013年5月に株式会社プレイノベーションの立ち上げとして結実しました。そして1期目の大きな取り組みが、東北最大級の「屋内遊び場」の企画・広報のサポート。震災により奪われた“思いっきり遊ぶための場所”を子どもたちに提供するための取り組みでした。

「そのお仕事を通じて、遊ぶことはつまり生きることだと実感しました」そんな思いから生まれたのが、Play(プレイ・遊び)× Innovation(イノベーション)を表す社名、「株式会社プレイノベーション」を思いついたそうです。

交通アクセスから読み解く、大学の「都心回帰」が進むワケ。

2023.06.27 公開

関西学院大学を運営する学校法人関西学院は神戸市が計画する王子公園の再整備事業に関して、神戸市に対して大学設置に応募したことを発表しました。もし実現するとなれば関西でも大学の「都心回帰」が進むことになります。交通アクセスの面から大学の動きを解説していきたいと思います。

「空気」を変えることでしかリスキリングは実現できない~ソーシャルラーニングのすすめ

2023.06.28 公開

前回の記事では、アンデルセン童話「裸の王様」を切り口に、日本企業でリスキリングが進まない背景には従業員間の多元的無知と、企業を支配する「空気」が存在することを解説しました。こうした「空気」に覆われている企業文化に風穴を開けるためには「空気を読まない」経営者や、強烈な個性が必要だといわれることがあります。

確かに「異質な個」が集団に刺激を与え、「空気」を変えるきっかけになることは確かです。しかし、根本的かつ継続的に変えるためには、それだけでは不十分でしょう。それはちょうど、年に1回の健康診断で与えられる「気づき」だけで人が健康になれないのと同じです。真に健康になるためには、その気づきを仕組みに変え、毎日の食生活や習慣を変化させなければなりません。

第3回となる今回は、個が学び続けるための仕組みを創る上で鍵となる「ソーシャルラーニング」とその実践の場である「企業内大学」について解説します。

「失われた30年」をもたらしたのは短期志向の米国発ビジネスモデル?――ホフステードの6次元モデルにみる国民文化

2023.06.29 公開

日本は、韓国、台湾、中国といった諸隣国とともに長期志向が高い国のひとつです。ここで注目したいのが、短期志向がきわめて強い国のひとつに米国が含まれていること。なぜなら、グローバルスタンダードと称して日本に持ち込まれるビジネスモデルやコンセプトがほぼ米国発だからです。

ホフステード・インサイツ・ジャパンの宮森千嘉子氏は著書のなかで、自身が経験した米国系企業の短期的な成果への異様ともいえるこだわりについて述べています。彼らの関心は圧倒的に今四半期の利益にあります。それを確保するためには、出張の中止といった経費の削減はもとより、予定されていた広告の出稿やイベントの中止も厭いません。唐突な値上やディスコン(discontinued製造・販売・サービスの中止)にまで発展することがあったといいます。

テクノロジー

データのじかんSeminars|2023年7月7日開催無料ハンズオンセミナー「ChatGPT APIで〇〇〇を作ってみよう!」〜あなたの「生成系AI」探究物語の始まり〜

2023.06.27 公開

AIの広範な分野の中でも話題をさらっているChatGPTを使い、他のアプリとAPI連携させて〇〇〇を作ってみましょう(……何を作るかは当日のお楽しみ)。プログラミングを学ばずともプロトタイプが作れる時代。机上のアイデアは、誰にでも実現することができます! このセミナーでの体験が、あなたの「生成系AI」探究物語の始まりとなることでしょう。

本セミナーは以下に該当する方を対象としています。

  • 最新のAI技術に触れてみたい方
  • アプリやサービスにAIの対話機能を組み込みたい方
  • 新たなアイデアを実現するためにAIを活用したいと考えている方
  • API連携による自動化に興味がある方
  • AIの進化や将来のビジネスへの影響について知識を深めたい経営者やマネージャーの方

社会

利己的な人は長い目で見ると損をする!? 認知的焦点化理論など、運に関する3つの研究を紹介!

2023.06.28 公開

あなたは自分のことを”運がいい”と思いますか?

運には頼らないという人でも、ふと宝くじを買ってみたり、なんとなく縁起を担いだりすることもあるでしょう。そんな「運」について、研究を試みる人物も国内外ではさまざまにみられます。

この記事では、認知的焦点化理論、到達度、「才能とどちらが成功において重要なのか」など、運にまつわる理論や研究をピックアップしてご紹介します!

07月04日付 データのじかん主筆「大川真史の週報」

データのじかんの大川が「主筆の週報」として上司である野島編集長への週次レポートをメルマガで公開!

【先週】

サービス創新研究所の交流制約法(TCoM)というワークショップのファシリテーターをやりました。5年以上ぶりの開催だったので本調子という訳ではなかったですが大変楽しい本質的でイノベーティブな時間を過ごす事が出来ました。
6/29(木)にセミナー「経営者と実務家のための生成系AI」 〜3つの白書から読み解く最新デジタル技術の活用戦略〜 を開催し多くの方にご参加いただきました。分量が多すぎて聞いてる方は消化しきれないかもなぁと思いました。

また東京ビッグサイトで開催していた日本最大級のコンテンツビジネス総合展「コンテンツ東京」を視察しました。生成系AIの影響を大きく受ける業界だと思い行ってみたのですが生成系AIに関する出展は殆どありませんでした。XRやモーションキャプチャーなど現実をデジタルで表現するという製品・サービスは多くありました。

【今週】

7/7(金)夜にChatGPT APIハンズオンワークショップが開催されます。強制的に触ってみる時間を作らないとなかなか腰が重いので、主催者側でもあるのですが一参加者としても全力で作りこんでみようと思います。

編集後記

今回は『「空気」を変えることでしかリスキリングは実現できない~ソーシャルラーニングのすすめ』という記事を紹介させて頂きました。

この記事で紹介しているように企業における学びは「フォーマルラーニング」と「インフォーマルラーニング」に大別されています。

どうも昨今は、「教える側」と「教えられる側」が明確に分かれている「フォーマルラーニング」に偏りがちであることに加え、「教える側」が人でなく、ドキュメントの閲覧や動画の視聴で、また社内規則といった内容に類するせいか、『学び』というより、どうも『情報の発信』になってしまっているような気がしています。

企業でも比較的低コストで実施できることからこの「フォーマルラーニング」の実施は年々増え続けているのですが、一方の「インフォーマルラーニング」は筆者の携わるエンジニアリングの業界においても激減し続けています。

インフォーマルラーニングは、記事でも述べているように、教える側と教えられる側が流動的で、また、必ずしもテーマに沿って学ぶ訳ではなく、学ぶ場所や時間も特定しない「学び」なのですが、以前はOJTを通じて業務に「学び」を交えながら取り組んできたため、知識だけなく、体験や暗黙知、経験も得ることができていました。

OJT(On-the-Job Training)とは「実際の仕事をしながら学ぶ」訓練方法で、新たに仕事を始める人々がその職場の具体的なスキルや知識を習得するのにとても効果的で特に筆者が身を置くエンジニアリング業界においては、専門知識や技能を持つプロフェッショナルに従事することで、形式化や言葉で説明するのが難しい『暗黙知』が得られることが大きなメリットと実感しています。

ところが昨今においては、仕事と人の関係が、メンバーシップ型からジョブ型に変わっている流れもあり、また業務の生産性の精度や値を向上させる取り組みが進んでいるせいか、業務の細分化(タスク化)の導入でOJTの機会が激減しつつあります。

またジョブ型は職務の内容に応じて人を就かせるやり方のため、その業務にマッチしたスキルを備わってない人を就かせることを基本的にしない働き方となります。

「フォーマルラーニング」を主とした「学び」では、体験が伴わない、即ち経験者ではないため、職務が遂行できることを前提とする「ジョブ型」に適合しにくく、これが昨今、あらゆる業界で耳にする「人材不足」に繋がっていると筆者は実感しています。

筆者の周りの若手のエンジニアでも高度なスキルや技術は身に着けたいのに、そういった機会がない、経験がないからやりがいのある仕事に就けない・・・といった悩みを相談されるケースは実はかなり多く、今回紹介した『「空気」を変えることでしかリスキリングは実現できない~ソーシャルラーニングのすすめ』を読んでリスキリング=学びの難しさを改めて実感しました。

それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!

(畑中 一平)


データのじかんとは?

データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。

越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。

 

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