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7月が始まったばかりですが、まだ梅雨の季節は続いており、空は曇りがちで雨が頻繁に降ります。このじめじめとした気候は、どこか憂鬱な気分を引き起こしますね。
今年は梅雨入りが遅れましたが、梅雨明けは例年通りの時期になると予想されています。そのため、7月下旬には待ちに待った夏の光が私たちを照らし始めてくれると思います。
それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!
2024年5月15日、日本政府観光局が発表した資料によると、2024年4月までの訪日外国人観光客数は11,601,200人となり、4カ月だけで1,000万人を越えました。これまでの過去最高は2019年の3,188万人でしたが、このままのペースでいけば2024年の訪日外国人観光客数はそれを上回るかもしれません。
データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちは!!【データのじかんフィーチャーズ】担当の畑中一平です。【データのじかんフィーチャーズ】は、最新の話題や事件に焦点を当て、これまでに「データのじかん」で紹介した記事の中から厳選してピックアップし、詳細にレポートして皆さまにお伝えする企画です。第6回目の今回は、今、多くの企業が取り組んでいて話題の“DX(デジタルトランスフォーメーション)”について、“現場DX”にフォーカスした特集をお届けします。
「楽園は永遠に続かず、繁栄も束の間、ついに滅びのときが訪れた。」これは、神話やエンタメコンテンツの話ではありません。1960年代から70年代にかけて、アメリカの動物行動学者ジョン.B.カルフーン博士(1917-1995)によって行われたネズミの楽園を使った実験についての話です。その実験──『Universe25』──は人類の行く末を暗示しているのではないかとかつて以上に今、注目を集めています。いったい『Universe25』はどんな実験なのか? そして、日本の人口集中問題とどう重なるのか? 早速、その内容を見ていきましょう。
「スラッジ」とは、心理学や行動経済学において、人々の意思決定を悪化させたり、利用者に不利益な選択をさせるよう誘導する設計や手法を指します。このようなスラッジは、意図的に複雑で理解しにくい情報や、利用者にとって不利な選択肢を強調することにより、意思決定プロセスを操作します。その結果、利用者は自己の最善の選択を見落としてしまうことがあります。今回の「タイムくん」では、この「スラッジ」について、漫画を通じてわかりやすく、面白おかしく紹介します。
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2024.06.27 公開
急激な観光客の増加とともに問題になっているのがオーバーツーリズムです。その典型的な事例として挙げられるのが、山梨県の富士河口湖町が外国人に人気の撮影スポット「富士山ローソン」の目隠し幕の設置工事です。富士山ローソンだけでなく、観光地を擁する受け入れ側の多くの自治体は住民の生活を守りながら、観光資源をいかに活用するか苦慮しています。
世界各国の人たちに足を運んでもらっても、その街を愛し、長く住み続けてきた住民の生活を脅かし、最悪の場合、そこを離れることを選択させることになれば、悲劇としか言いようがありません。多くの観光客に訪れてもらいながらも、なおかつ「幸せな街」であり続けることは可能なのでしょうか?今回は住みたい街につながる観光資源の活用法についてデータを用いて考えます。
2024.06.29 公開
『現場DX』とは、特に製造業や建設業など、物理的な現場で行われる作業にデジタル技術を用いて効率化、最適化する取り組みを指します。具体的には、以下のような技術が活用されます。
・IoT(モノのインターネット):
現場の機器やセンサーからデータを収集し、リアルタイムでの監視や分析を行うことができます。これにより、機械の故障予知や生産効率の向上が期待されます。
・AI(人工知能):
収集したデータを基にAIが分析を行い、作業の自動化や最適化を図ります。例えば、画像認識を用いた品質検査自動化などがあります。
・ロボット技術:
重労働をロボットが代替することで、作業員の負担を減らし、生産性を向上させます。
・AR(拡張現実)/VR(仮想現実):
ARを用いて、作業手順を現場で直接視覚化したり、VRを活用して事前のトレーニングを行うことができます。
現場DXは、効率だけでなく、作業環境の安全性向上や品質の一貫性保持など、多角的な改善を目指しています。
そこで今回のデータのじかんフィーチャーズでは、『DX(デジタルトランスフォーメーション)』の実践編として、『現場DX』を『課題』、『悲劇』、『成功』の観点でFeatureします。
2024.06.28 公開
1973年、“Journal of the Royal Society of Medicine Vol. 66(王立医学協会ジャーナル)”に掲載された論文『Death Squared:The Explosive Growth and Demise of a Mouse Population(二乗された死:ネズミ人口の爆発的成長と終焉)』でカルフーン博士はネズミの楽園を使った実験について詳細に解説しています。
カルフーン博士は聖書を引用し、死の要因を「移住(Emigration)」「資源不足(Resource shortage)」「厳しい気候(Inclement weather)」「病気(Disease)」「捕食(Predation)」の5つに分類します。そして、高い壁によって移住はできず、水と食料・十分なスペースが各々に与えられ、20℃前後の穏やかな気候かつ、病気が予防されており、捕食者のいないネズミの楽園、「Universe25」を創設しました。
「Universe25」の人口はどのように推移したのでしょうか?
2024.06.24 公開
運動した方が体に良いっていうのはよくわかってるはずなのに、なかなか実践できないのはどうしてなんですかね?野菜をもっと食べた方が体に良いってわかっているのにあんまり食べないのはどうしてなんですかね?あと、寝る前にスマホを見るのはよくないってわかっていながら、ついついダラダラとSNSでショート動画とかを眺めちゃうのもなんでですかね?
休みの日に昼過ぎまで寝てるのは時間がもったいないって思いながらも起きられないですし、昼寝をすれば夜中に眠れなかったりもしますし、なんなら、身体も心は実は身体に悪いことを求めているんじゃないかっていうくらい世の中うまくいかないなぁって最近思ってます(笑)。
まぁ、そんなわけで、世の中にはさまざまなスラッジが溢れているわけなんですけど、退会手続きが面倒なサービスってほんと多いですよね。
今回のタイムくんは「スラッジ」について紹介させて頂きました。
冒頭で、タイムくんが務める会社の会長が倒立歩行をするシーンに思いっきり笑ってしまった方も多いのではないでしょうか?
「スラッジ」とは、利用者を不利に誘導することで、筆者自身も泥沼にはまった経験があります。現在、頭を抱えているのは動画配信サービスの件です。実は、筆者は動画配信サービスを4つも利用しており、全く視聴しない月も珍しくありません。早く退会しなければと思いつつ、時間だけが過ぎています。
インターネットプロバイダやスマホのキャリアを変更する際の解約手続きも必要ですが、この場合、勧誘者側の支援もあり、なんとかうまくいっています。
ただ、例えば契約と解約が伴わないポケットWi-Fiのようなサービスは、スラッジに陥りやすいです。以前、外出先でノートPCをインターネットに接続する目的でPocket Wi-Fiを購入しましたが、使わなくなってから5年以上も放置してしまい、毎月約5000円を無駄に消費していました。
後で気づいたときには驚きましたが、自分では解約したつもりでいても、実は「スラッジ」に引っかかっていたのかもしれません。
そこで今回は、主にITサービスにおける「スラッジ」の例を紹介したいと思います。
・長くて複雑な解約プロセス:
サービスやサブスクリプションの解約手続きが意図的に複雑に設計されている場合、これはスラッジの一例です。例えば、オンラインでの手続きが不可能で、電話でのみ解約ができるようにする、または解約のために多くの手順を要求することがこれにあたります。
・隠された追加料金:
購入プロセスで最初に表示される価格と、最終的な支払い額に隠れた追加料金が含まれている場合、消費者は購入を進める途中でこれに気づきにくく、不利な選択をしてしまう可能性があります。
・オプトアウトが困難なマーケティング同意:
「オプトアウト」とは、あるプロセスやシステムから自らを除外する選択をすることです。新規登録や購入時に、マーケティングメールの受信をデフォルトで「同意済み」とし、これをオプトアウトするオプションを探しにくい場所に配置すること。これにより、多くのユーザーが不要なメールを受け取ることになります。
・退会を阻む再確認手続き:
ウェブサービスやアプリのアカウントを削除しようとするときに、複数回にわたって再確認を求めるプロセスが設けられている場合、これもスラッジの一種です。ユーザーが簡単に退会できないようにして、利用の継続を促します。
それでは、次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!
データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。
越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。
(畑中 一平)
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