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・働く場所も、時間も、いつ休むのかさえも、自分で決めていい。そんな働き方があるとしたら、あなたは魅力的に感じるでしょうか。
・あなたが管理職や経営者なのだとしたら、そんな働き方を部下や社員に許すことができるでしょうか。
・いま、社会は自由な働き方を推奨する流れにありますが、そんな潮流の一歩も二歩も先を行く働き方を実践しているEverforthの代表、森下将憲さんにお話を伺ってきました。

お金があるだけじゃ、ハッピーじゃない

Everforthを立ち上げる前、富裕層向けのサービスを運営していたんです。多くの方にお会いしましたが、決して皆さんが幸せそうだったわけではありません。お金だけでは人は幸せにはならない。幸せになるためにお金がある程度は必要だというのは間違いないとしても、お金だけでは人間は幸せを感じないんだと思います。つまり、お金は幸せの必要要件ではあるが、十分要件ではないということです。これは様々な研究でも明らかにされていることですが。

そこで「好きなことを見つけ、好きなことができる世界をつくる」というミッションを掲げてEverforthを立ち上げたんです。これからはマネーやモノの価値だけでなく、人、感情、コトの価値がより重要になると思っているからです。

主な事業はマーケティングやサービス開発に使えるプラットフォーム提供ですが、アイデアがあれば自分たちのプラットフォーム上でサービスを立ち上げて事業としてスピンオフすることもできます。つまり、メンバーは通常の業務を行いながらも「好きなこと」を見つけたら、実現できる環境なんです。会社として掲げたミッションをまずは自分たちが体現するのに、プラットフォーム開発が最適な事業だったんですね。

自由な働き方を実現するための一軒家という選択


会社外観(右)、ワインセラー(左上)と図書室(左下)

Everforthのオフィスは地下1階、地上4階の大きな一軒家です。

「好きな時間に、好きな場所で、好きなことをする」というのが私たちの働き方のコンセプトなんですが、その考え方だと一般的には「全社員がリモートで働く」という方向性に偏りがちです。でも、「出社して働く」というのも選択肢のひとつのはず。もちろん出社の義務はないので、メンバーは好きな時にオフィスに来て仕事ができますし、自宅でもどこでも仕事して構いません。そして時間も完全に自由です。ワークライフバランスと言われますが、私たちはそれらが混ざり合ってひとりひとりが最適に仕事ができることを目指しています。ワークはライフの一部ですから。そんな環境を実現するためには、やはり一軒家は最適だと思っていますし、私は創業以来ずっとオフィスが自宅です。

もちろんお風呂もキッチンもあるので、夜は私がみんなに食事とお酒を振る舞って、そのまま泊まっていきたければベッドも開放されています。月の半分をオフィスで過ごしているメンバーもいます。

自由な働き方がモチベーションを生み、モチベーションが自由を守る

現在50〜60名ほどのメンバーが稼動していますが、出社しているのは常に10人ほどで、あとのメンバーはリモートで勤務をしています。この働き方で課題となるのがマネジメントです。

Everforthは、年に一度の全体合宿で私からその年の目標をみんなに共有し、あとは20〜30の小さなチームに分かれてVGTA(※)を設定して自律的に活動するという、自律分散協調型組織になっています。

一方で、給与や人事といったプライバシーに関わる情報以外は、すべての社員・パートナーに公開されています。全情報を全員で共有することが協調に不可欠な要素でしょう。

すると、今の働き方に共感してくれるメンバーが自発的に社内の問題を解決しようと動いてくれるんです。ヒエラルキーの存在しない組織だからこそ、自分たちの組織を守ろうというモチベーションが自然と生まれるのが嬉しいですね。

※VGTA:Vision(普遍的な達成目標で、基本的に不変)、G:Goal(ビジョンのためのマイルストーン。1〜3年毎に設定する)、T:Thema(ゴールを達成するためのマイルストーン。定性的で曖昧な指標をあえて設定する)、A:Artifact(Themeを達成するための具体的な成果物・指標。四半期ごとに設定する)に分かれたEverforth独自の目標設定方法。

Everforthのミッションを世界に拡げる

私はEverforthが掲げる「好きなことを見つけ、好きなことができる世界をつくる」というミッションをより広げていきたいと思っています。私たちが開発しているプラットフォーム上で事業を次々と立ち上げていきたいです。大企業の方とオープンイノベーションを推進するとか、インキュベーションプログラムのようなものを通して優秀な事業アイデアに投資するとか、そんな方法を考えています。

製造業や流通業など、「場」に人が集まる必要のある事業では難しいかもしれませんが、インターネットをベースとした事業であれば私たちのような働き方が可能なはずです。働くことが「苦しいこと」ではなく、幸せな人生のために欠かせないパーツのひとつである世界が来るといいなと考えてます。

(Everforthのホームページはこちら。求人案件はこちらをチェック。)

(テキスト:塚岡雄太)

 

PHOTO:Inoue Syuhei

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