カテゴリー
キーワード

【孤立化する人は全体の10%!】
この30年でリアルでの交流時間は40%減?! 孤立化がすすむ日本で生活の質を高めるために必要なものとは

         

ボランティアは満足度を高める?ボランティア活動をしている人の満足度の実態に迫る

この調査では、社会との関わりとして「ボランティアの頻度」と総合主観満足度の関係についても調べています。

出典:満足度・生活の質を表す指標(内閣府)

ボランティアの頻度別に総合主観満足度を見るとボランティアへの参加の頻度が高まるほど満足度は上昇する傾向にあり、「行っていない」という回答と「ほぼ毎日」という回答の間では1ポイント以上の差が生じています。

こうした結果からボランティアに積極に参加することは生活の満足度を高めるということがいえそうです。

出典:満足度・生活の質を表す指標(内閣府)

一方でボランティアに「行っていない」と回答した人は全体の60%程度。さらに月に1回以上ボランティアに参加すると回答した人は全体の20%程度となっており、ボランティアに参加する人は全体の半数以下であるものの、5人に1人程度は頻繁にボランティアに参加しているのです。

おわりに

今回の調査の結果からは、友人と会う機会や頼れる人の数、ボランティアへの参加頻度など社会との繋がりが強まれば強まるほど総合主観満足度が高まるということがわかりました。

また、全体で見ても人とのリアルでの交際・付き合いが減る中で、10%程度の人が友人と定期的に会う機会がなかったり、頼れる人がいなかったりする、ということも明らかになりました。

年々、リアルでの交友が減り、孤独を感じる人がこれだけいる、ということは孤立に関する問題はもはや個々人だけの問題ではなく社会で考えるべき課題といえるでしょう。

そうした中で、友人と会ったり、お互いに頼り合える程度に関係を深めたり、ボランティアに参加したり、ということを定期的に行うためには、経済的な余裕や時間的な余裕も非常に重要です。従ってこうした問題の背景には貧困の問題や過剰労働などの問題もあると考えられます。

社会にいるすべての人が社会ときちんと繋がりを持てる余裕をつくるために政治や経済の面でできることはまだまだあると思います。

1人を楽しみながら、孤独にならないために、何ができるのか、じっくりと考えていきたいですね。

【参考引用サイト】
・ パーソナルコンピュータ史 - Wikipedia日本における携帯電話 - Wikipedia満足度・生活の質を表す指標一覧統計局ホームページ/平成28年社会生活基本調査

(大藤ヨシヲ)

 
孤立化する人は全体の10%! リアルにおける人とのコミュニケーションと生活の満足度の関係とは?

1 2

メルマガ登録をしていただくと、記事やイベントなどの最新情報をお届けいたします。


データ活用 Data utilization テクノロジー technology 社会 society ビジネス business ライフ life 特集 Special feature

関連記事Related article

書評記事Book-review

データのじかん公式InstagramInstagram

データのじかん公式Instagram

30秒で理解!インフォグラフィックや動画で解説!フォローして『1日1記事』インプットしよう!

おすすめ記事Recommended articles

データのじかん会員なら、
全てのコンテンツが
見放題・ダウンロードし放題
 

メール会員でできること

  • 会員限定資料がすべてダウンロードできる
  • セミナー開催を優先告知
  • 厳選情報をメルマガで確認
 
データのじかん会員について詳しく知りたい方
モバイルバージョンを終了