

まいどどうも、みなさん、こんにちは。
わたくし世界が誇るハイスペックウサギであり、かのメソポ田宮商事の日本支社長、ウサギ社長であります。
日本ではすっかり春めいてきて桜の開花宣言なんかも聞かれるようになりました。WBCは最強チームを揃えたはずなのに割とあっけなく負けてしまいましたね。テレビ放映のない世界大会だっただけにコアなファンじゃない方の関心度はさほど高くなかったようにも感じました。かつてはスポーツといえば野球というくらい日本のほぼ全員が関心を持っていたはずですが、社会というのはこうやって分断されていくのだな、という場面を目撃してしまった気がしました。
そして、イラン情勢はより深みにハマっていっている感じがとてもしますね。なんでもホルムズ海峡は世界で流通している石油の2割くらいが通過するそうです。海上輸送される原油に限ると 約30%前後だそうなので、ここが使えないとなるとかなり大きな問題となることは明確でありますし、実際に日本でもある日を界に1リットルあたりの価格が26円爆上がりし、200円越えも見えてきているいかんともしがたい状況であります。
我々が快適な生活を送るに当たり、どう頑張っても避けては通れないことホルムズ海峡のごとし、なのがこのエネルギー問題であります。このエネルギー問題を根本的に解決することはなかなか無理難題ではありますが、エネルギーをより効率的に活用するために我々一人ひとりができること、というのは実は結構あります。今回は、エネルギーについてのリテラシーを深めるためにとてもオススメな「自家発電」についてお話してみたいと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

何を隠そう最近わたくしはソーラーパネルを2枚ほど購入致しまして、もともと持っていた小さめのポータブル電源と最近新たに購入したもう少し容量が大きく、高出力も可能なポータブル電源の2つを駆使し、発電することを人生の新たな喜びとしております。よく晴れた日にベランダにソーラーパネルを広げていると、みるみるうちにポータブル電源がチャージされ、その電気を使ってあれやこれやをやり、「これが全部電気代実質無料とはなんとお得なんだ!」と感動しまくっているわけであります。
もともと所有していたポータブル電源は容量256Wh、定格出力300Wというものであり、スマホやパソコンを充電するには十分すぎるスペックのものだったのですが、車中泊などをする際に、お湯を沸かしたい、IHで調理がしたい、ドライヤーで髪の毛を乾かしたい場合にはいかんせんパワー不足でありまして、使える用途が限られた中で活用する、というものでした。昨年の暮れくらいからソーラー発電に強く心惹かれていたわたくしは、こちらのポータブル電源用に100Wの持ち運びできるタイプのソーラーパネルを購入したわけであります。そして、実際に発電してみると、これがなかなか調子良い感じでありまして、あわよくばもっと自分で発電したい、と考えるようになりました。
そこで、もう少し大容量でかつ高出力の蓄電池ともう少し強力なソーラーパネルをセットで購入し、さらなる発電活動を展開しているわけであります。新しく仲間入りしたポータブル電源は、容量が1024Whと最初から所有していたポータブル電源の4倍の大きさとなっており、出力も1500Wあるため、冷蔵庫、テレビ、コンピュータ、オーブンなど99%の電化製品に電力を供給できる、という強者であります。
それだけの電気が貯められるのであれば、さぞかし電気代も安くなるのではないか、と当初は期待に胸と鼻の穴を膨らませていたのですが、ソーラーパネルの角度を何度も変えつつ必死にフル充電した場合の1024Whの電気代は、な、な、な、なんとわずか31円くらい、という衝撃的な事実をわたくしはその後知ることになり、どう頑張っても月に900円分くらいしか今の設備では電気が作れないことを知りました。その事実にほとほとトホホな気持ちにもなったのですが、電気代以外の側面で得られるメリットが思いの外大きかったので、今回は、電気代節約のため、というよりかは、それによって得られる知見や行動変容に趣きを置いた、趣味、あるいはライフワークとしての発電にスポットライトを当ててみることにし、この人生をより豊かにするための発電を「お発電」と名付け、この普及活動を今後行っていこうと考えております。

みなさまが毎月お支払いになっている電気代というのは使った電気の量に基づいて計算されます。今月は電気代が安かった、高かった、ということには敏感な人も多いかと思いますが、どれだけの電気を使ったのか、というところまで見ている人は案外少ないのではないでしょうか?
電気代というのはkWh(キロワットアワー)という単位で計算されます。電気代の請求書には使用したkWhが記載されているはずですので、ぜひ確かめてみてください。電気代は、kWh単位で請求されるので、kWh単価(2026年3月現在で通常は平均すると30円前後)と使用kWh数と使った時間をかけたものが電気料金となります。二人暮らし、あるいは三人暮らしくらいの規模の一般家庭では、平均すると1ヶ月に約300kWhくらいの電気を使用しているそうです。
そして、この度、わたくしが160Wのソーラーパネルとセットで7万3000円ほど支払って購入した高性能、大容量のポータブル電源の容量が1024Whと先ほど書きましたが、1000Whで1kWhなので、こちらの容量は1.024kWhとなっています。1日かけて、真心を込めてお発電させて頂いたこの電力で何ができるか、と言うと、8畳くらいの部屋用のエアコン一台を1時間ほど稼働させることができます。逆に言うと、エアコンを使うと1時間ですっからかんになります。気軽につけたり消したりしちゃいますが、実はエアコンの電気使用量がエゲツないということがわかります。

自家発電をすることで電気代を安くする、というのはあまり現実的ではないというのは前述した通りですが、お発電行為に手を染めることで享受できる想定していなかったメリットが実は結構あります。
その一つが、どの電化製品がどのくらいの電力を消費しているのか、ということに意識的になる、ということです。先ほどエアコンの電力消費量についてお伝えしましたが、手塩にかけて自分でお発電した電気ほどかわいいものはないので、エアコンをたった1時間使うために自分で作った電気を使ってたまるか、と意味不明な怒りさえ覚えるようになります(笑)。そして、ポータブル電源にコンセントを挿しているだけで待機電力があるものにも敏感になるため、使う時以外はそもそもコンセントを挿さないこともわたくしの場合はすっかり習慣化されつつあります。そして、それぞれのポータブル電源でできること、つまり、246kWh、あるいは1024kWhあれば何がどのくらい使えるのか、というのが具体的に、肌感覚的に理解できるようになります。
お発電のもう一つのメリットは、どこでどんな風に電気が作られているのかについて具体的に考えられるようになることです。自分が使っている電気は、他の誰かがお発電してくれたから使える電気なんだなぁ、とみつを風にしみじみと思うようになるため、発電と言う行為が他人事ではなく、かなり身近な自分ごとのように感じられるようになります。そして、肉や野菜をIHで炒める時など、時間と共に急速に減っていくバッテリー残量に心を痛めたりしながら、エネルギーというのは無限ではない、という至極当たり前の事実を今一度心に刻み込むことができます。
また、災害時に停電になったとしても、空に太陽がある限り、多少の電気は自分で作れる、ということがいざという時には心のゆとりにもつながります。スマホのバッテリーのゆとりは心のゆとりでもあります。天気が良い日を喜ぶ理由が一つ増える、というのも見逃せないメリットです。最近のわたくしは天気が良い日はもったいないので早起きしますし、夜は電気を使い切ったら寝るので生活サイクルがこの上なく健全です(笑)。
最近は、電力会社によってはサイトでログインすることで日々の電気使用量や料金が確認できることもあります。たとえば、わたくしが使っているLooopでんきなどはほぼリアルタイムで使用量や料金が確認できるので、日々チェックしていると電気代がエゲツない家電がどれなのかを特定することも可能になり、今年の冬に試しに買ってみたオイルヒーターの電気代の高さに恐れ慄き、段ボールに封印し押入れにしまう、などの対策を取ることも可能になります。
ソーラーパネルで発電、というと、屋根にソーラーパネルをガッチリと固定し、大きめの蓄電池を設置して、売電もできるようにして補助金や助成金を使って、電気代を安くしましょう、的な最近YouTubeなどの広告にめちゃくちゃ出てくるどこまで信頼できるのかわからないものを連想するかも知れませんが、わたくしの場合のように、十万円いくかいかないかくらいの費用感でもスモールスタートを切ることは十分に可能ですし、それでも結構意識が変わった感じは確実にあるので、より多くの人がエネルギー効率に意識を向け、お発電行為を始めるのであれば、世界はより暮らしやすい場所になるのではないかと思い、今回のテーマを取り上げてみました。ペロブスカイト太陽電池の時にも取り上げましたが、宮坂力先生の「創エネは省エネにつながる」という言葉通りに意識変容されると思いますので、気になった方はぜひお発電を始めてみてくださいませ。
ちょっと前にLUNA SEAのSUGIZOさんが、ライブ会場で発電した電気でライブをやると音質がめちゃくちゃ良い、みたいな話をしていたのを聞いたことがあるのですが、小規模でも自分で発電してみると、思わぬ副産物的なものにも遭遇するのではないかと思います。あと、あらゆる広告で目にする「実質無料」という言葉は、できるだけ避けて通った方が人生幸せな気がしてならない今日この頃です。「無料」と「実質無料」の間には、1億光年くらいの隔たりがあるように感じてます。みなさんもお気をつけください!
それでは、また2週間後の水曜日にお会いしましょう。ちょびっとラビットのまとめ読みはこちらからどうぞ!それでは、アデュー、エブリワン!
(ウサギ社長)
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