昭和40年代生まれの筆者が10代だった頃、8月に気温が30℃を超えると「今日は暑いね」とよく話した記憶があります。
ところが最近では、最高気温が35℃を超える日も珍しくなくなりました。筆者が夏に部活動に励んでいた当時と比べると、気温はおよそ5℃も高くなっているように感じます。
みなさまも、これからの季節、屋外での活動にはくれぐれもご注意ください。
それではまず、今回紹介する記事をダイジェストで紹介します!!
「データ活用や生成AIをもっと楽しく、もっと身近に」そんな思いを胸に企業支援やコミュニティ活動を行うマスクド・アナライズさん。「データ界隈100人カイギ」のキュレーターとして、これまでの経験や知見をどのように場に還元していくのか。経歴やデータ実務者としての文化や人への向き合い方などについて、お話を伺いました。 (・・詳しくはこちらへ)
ウイングアーク1stのメディア事業室が「Evidence × Episode × Emotion」のフレームで、未知の未知(unknown unknowns)を探求する新たな挑戦を始動。ビジネスや公共分野のDX推進と、新しい自治体DX専門メディア立ち上げを両輪に据え、データによる社会変革を目指します。根拠・物語・感情のバランス重視で、多様な視点に開かれた情報発信に注力しています。 (・・詳しくはこちらへ)
今回のテーマは「データ文化を支援するメディア会」。ITツールベンダー、エンジニア、CDO、コンサルタントなど、多彩な分野の実務家がオンラインとオフラインのハイブリッド形式で集結しました。本イベントでは、データを活用する“文化”を育てるという視点からメディアの役割に焦点を当て、5名の登壇者がそれぞれの立場からデータ文化をどう支え、育てているのかを語りました。 (・・詳しくはこちらへ)
データファブリックとは、クラウド・オンプレミス・ハイブリッド環境に散在するデータを仮想的に統合し、リアルタイムアクセスやガバナンス、自動化を実現する次世代のデータ管理設計です。記事では、データメッシュとの違いも整理されており、ファブリックが中央集権型の統制を重視する一方、メッシュは各ドメインに分散された運用を尊重すると説明しています 。各組織の規模や構造に応じた使い分けが提案されており、理論と実務をつなぐ包括的な視点が特徴です。 (・・詳しくはこちらへ)
『AI事務員宮西さん』とはAI事務員なだけにAI生成画像を使って作っていて、AIデータについて書いた漫画です。保険会社で事務員として働く宮西さん。勤めている保険会社もこれからはAIの時代だとデータ部門の新設を行うことになりました。なぜか事務員の宮西さんが配属されることになり、データ組織を立ち上げるまでの話です。同じようにデータ組織を立ち上げる事を考えている人に入門書として書いてます。それでは本編をご覧ください。 (・・詳しくはこちらへ)
VUCAの時代、何を信じればよいのか、というのは極めて難しい問題です。生成AIやSNSといったテクノロジーを駆使すれば誰もが簡単にリアリティのある偽情報を拡散できる環境が整い、テキストも写真も映像も、かつてよりもずっと本当か嘘かを見極めることが難しくなっています。「ディープフェイクに関する国内実態調査2024」(トレンドマイクロ)によると、2024年5月時点で調査対象となった18歳以上の男女2,585名のうち、ディープフェイクの悪用に遭ったことがあると回答したのは全体の14.6%と1割を超えています。また、2024年1~3月時点の日本で、偽・誤情報を「週1回以上」見かけたと回答した割合は、検索サービスが36.0%、動画投稿・共有サービスが38.7%、SNSにいたっては48.0%というデータも。本記事では「無知学(アグノトロジー)」という学問を取り上げ、こんな時代に我々が取るべき「無知」との向き合い方について論じます。 (・・詳しくはこちらへ)
2025年6月6日、フィンランド発のデジタル×デザイン×ビジネス融合型ファーム「Reaktor Japan(リアクタージャパン)」が主催する「Reaktor Japan Digital Doers Community #10」が開催されました。今回のテーマは「デザインとイノベーションの10年を振り返る」です。ゲストスピーカーには、イノベーション教育の第一人者である横田幸信氏をお迎えし、Reaktor Japan株式会社CEOの井上準之介氏、ウイングアーク1st株式会社の大川真史氏とともに、この10年間におけるデザインの捉え方の変遷について振り返りました。後半には、参加者も交えた対話セッションも行われました。 (・・詳しくはこちらへ)
コロナ禍は社会に計り知れない打撃を与えました。社会を分断し、人と人のつながりを希薄にし、孤独を感じる人が増加したといわれています。しかし、コロナが収束してしばらく経った今でもその状況は大きく変化していないように思われます。それはなぜなのでしょうか?このシリーズでは、日本社会に蔓延している孤独感の正体に迫り、孤独・孤立をめぐるさまざまな取り組みや視点について取り上げます。孤独・孤立対策としてコミュニティが必要なのはその通りですが、難しいのはつながりを作るための「きっかけ」です。シリーズ第2回では<弱いロボット>を取り上げ、テクノロジーが紡ぐコミュニティの可能性について、第3回ではペットの「家族化」により生み出される飼い主同士のコミュニケーションについて検証しました。これらを踏まえて第4回では、ペットやロボットがハブ役になってつながる未来型のコミュニティのカタチについて考えてみます。 (・・詳しくはこちらへ)
まいどどうも、みなさん、こんにちは。わたくし世界が誇るハイスペックウサギであり、かのメソポ田宮商事の日本支社長、ウサギ社長であります。先月から隔週でのお届けとなっておりますが、隔週となるとなんとなくルーティンと呼ぶには離れすぎているし、かと言って単発というわけでもないので、この匙加減がまた難しかったりするのですが、みなさまいかがおすごしでしょうか? (・・詳しくはこちらへ)
データのじかんNewsのバックナンバーはこちら
2025.07.02 公開
本記事は、データ活用・生成AIの実務家であり「データ界隈100人カイギ」のキュレーターでもある、マスクド・アナライズさん(AIコンサルタント)の取り組みと思想を掘り下げた内容です。企業支援や人材育成を通じて得た実践知を背景に、「わからない」に寄り添う伴走者として生成AIを支援する姿勢が印象的です。
マスクドさんはIT業界出身で、スタートアップでの分析支援やツール導入を経て独立。現在は企業向けの研修・コンサル・記事執筆・登壇活動を行い、生成AIの導入から運用まで、企業内の知見不足を補う存在です。また、「データ界隈100人カイギ」では、企業内にとどまりがちなナレッジをオープンな場で共有し、新たな気づきと仲間づくりを目指すと語ります。
記事では、生成AIをより身近に感じてもらう方法として、プロレスや趣味といった「柔らかい」テーマと、建設・交通などの業務領域という「硬い」テーマ双方でイベント展開を進めたい構想を紹介。特に女性参加者の裾野を広げる配慮や、サイバーエージェントや出版関係者との共同企画も構想中だそうです。
さらに、マスクドさんは「相手視点で伝える」ことの重要性を強調。正確さとともに面白さ・わかりやすさを織り交ぜたコミュニケーションの設計が、実践的な理解を促すとしています。多様な背景を持つ参加者に対応する柔軟性も鍵とし、ニーズを敏感に読み取る姿勢が印象的です。
最後に、「100人カイギ」に参加する方へのメッセージとして、他者との交流や新たな視点を得て、自身の業務に活かす“気づき”を重視。一歩踏み込んだ実践に繋がる出会いや学びを期待しています。
生成AIを“楽しく、身近に”広げ、文化的・実務的両視点から共創の場づくりを進めるマスクド・アナライズさんの今後の活動に注目です。
2025.07.03 公開
ウイングアーク1stのメディア事業室は、2025年7月3日付で「Evidence × Episode × Emotion」という情報発信の新軸を掲げ、未知の未知(unknown unknowns)を探求する動きをスタートさせました。これは、メディア「データのじかん」や情シスのじかん、「UpdataTV」を強化しつつ、新たに自治体DXに特化した専門メディアを立ち上げるという二軸展開によって、「攻めのDX」をビジネス分野と公共分野で同時推進する戦略です 。
この取り組みでは、エビデンス(根拠)に基づく分析、エピソード(物語)による背景提示、エモーション(感情)を通じた共感の創出を三位一体で重視。データの客観性と人間の主観性を掛け合わせることで、「こうでなければならない」ではなく「そうであってもよい」という多様性を許容し、深く問い続ける姿勢が特徴です 。
また、ウイングアークが掲げる理念である“The Data Empowerment Company”として、民間・自治体双方のデータ活用を支援し、社会全体の課題解決を後押しする姿勢に貫かれています。募集職種もメディアプロデューサー、クリエイター、コミュニティマネージャーと多岐に渡り、共にこの“探求の旅”に参加し、データを起点とした社会アップデートに共感できる人材を求めています 。
このように、根拠・物語・感情のバランスを軸に据えつつ、民間と公共のDXを並走させることで、新たな価値創造と社会的インパクトを目指す注目の取り組みです。
2025.07.04 公開
2025年5月16日、ウイングアーク1st発のコミュニティ「データ界隈100人カイギ」の第一回イベント「データ文化を支援するメディア会!」が開催されました。本会は、「データを捨てよ、町へ出よう!」を合言葉に、ITベンダーからデータサイエンティスト、ビジネストランスレーターまで、肩書きを越えて“データ文化”について語り合う初の場です。既存メディア「データのじかん」や「情シスのじかん」「UpdataTV」に加え、Ledge.ai、ワークフロー総研、DOORS DX、R²、TECH⁺などが登壇。各社がDX・AI活用の最前線や文化醸成の想いを共有し、「技術」だけにとどまらない“データ文化”の本質を探求しました。
ハイブリッド形式で行われ、現場の成功・失敗事例とともに、参加者同士の対話も重視。業界や立場の異なる多様な知見が交差し、新たな気づきやネットワーキングが生まれる機会となりました。イベントは、野島光太郎編集長がキュレーターを務め、各メディアが“文化的視点”から迫るプレゼンへとつながり、リアルな交流も豊富に提供されました。
今回の開催は、「人と文化」を軸に据えたDX推進の重要性を再確認する機会となり、次回以降の連続企画やコラボへの期待も高まっています。成功事例の共有だけでなく、参加者間の共創や対話を通じ、“データ文化”拡大の灯をともした意義深い幕開けでした。
2025.06.28 公開
近年、企業のデータ基盤戦略として注目を集める「データファブリック」。
本記事では、データファブリックとは何かを平易に解説するとともに、よく比較される「データメッシュ」との違いについても丁寧に整理しています。データファブリックは、クラウド、オンプレミス、ハイブリッドなど複数環境に散在するデータを仮想的に統合し、リアルタイムアクセス、ガバナンス、自動化といった機能を実現するアーキテクチャ。
一方でデータメッシュは、各ドメインが自律的にデータを管理・運用する分散型の思想をベースにしており、ファブリックとは異なるアプローチをとります。記事では両者の違いを、組織構造や現場運用の視点からもわかりやすく比較。企業の規模や文化、システムの成熟度に応じて、どちらがより適しているかを検討するためのヒントを提供しています。理論だけでなく実務を意識した内容で、現場での導入検討にも役立つ記事です。
2025.07.03 公開
保険会社の事務員・宮西京華さんが、AI時代の到来を機に突然データ部門へ配属され、組織目標の立案に挑む様子を描く第20話は、「目標に立ち返ること」の重要性を軸に展開されます。
データマネジメント成熟度アセスメントの結果を前に、宮西さんは「この先どう進めばいいか分からない」と悩みますが、先輩の松田紗友里さんに導かれ、「データを使い利益貢献した金額1億円」という年度目標に立ち帰ることで、現状評価を計画作成につなげる思考モデルを学びます。アセスメントは現状把握のための鏡にすぎず、その先にある目的やゴールを軸にすることで初めて価値が生まれる――この「問いの再構成」こそが、現場でデータを活用する組織が詰まりがちな点を突破するカギであると示唆しています。
今回の内容は、データ組織立ち上げを目指す担当者にとって、単なる理論ではなく実践的な「はじめの一歩」を指し示す指南書とも言える一篇です。
2025.07.04 公開
近年、生成AIやSNSの発達により、リアルな偽情報やディープフェイクが誰でも簡単に拡散できるようになり、真偽を見極めるのが極めて困難になってきました 。2024年には、18歳以上の人の14.6%がディープフェイク被害を経験し、SNSでは偽・誤情報を「週1回以上」見かける人が約48%に達しています 。
この情報環境のなかで注目されているのが「無知学(アグノトロジー)」です。1992年に科学史家ロバート・N・プロクターが提唱したこの学問は、無知=単なる知識不足ではなく、意図的・戦略的に仕組まれる「無知の構造」を研究します。三つのタイプに分類され、①知らない状態そのもの、②企業や政治による隠蔽(例:石油業界の地球温暖化情報隠蔽)、③戦略的無知(例:たばこの健康被害に関する情報操作)などが含まれます 。
また、女性や非白人科学者の業績が歴史に記録されないといった、文化や権力による「無知の押し付け」なども議論されています 。こうした構造を理解することで、私たちは「簡単に信じない」「メディアリテラシー・情報リテラシーを高める」「誤りに気づいたら訂正する」という具体的な対策につなげられると説明されています 。
記事は、単に無知を乗り越えるだけでなく、「無知の知」を自覚し、より健全な情報態度を育むための思考法として、無知学の重要性を説いています 。
2025.07.04 公開
2025年6月6日、デジタル・デザイン・ビジネス融合型ファーム「Reaktor Japan(リアクタージャパン)」主催による「Digital Doers Community #10」が開催されました。
本回のテーマは「デザインとイノベーションの10年を振り返る」。イノベーション教育の第一人者・横田幸信氏をゲストに迎え、Reaktor Japan株式会社CEOの井上準之介氏と、ウイングアーク1st株式会社の大川真史氏の計3名がスピーカーとして登壇。本セッションでは、過去10年間におけるデザイン思考やイノベーションに関する捉え方の変遷が語られました。
特に、プロジェクトベースの開発からビジネスモデルそのものを変革するデザインへとシフトした潮流や、企業内外で求められる実践的なアプローチの重要性が強調されました。後半には参加者も交えた対話セッションが設けられ、トークテーマへの深掘りや具体的な応用事例の共有が活発に行われ、コミュニティとしての学びの場としての価値も高まりました。この集まりは、実務現場でデザインとイノベーションに取り組む担当者にとって、過去の振り返りと今後の方向性を見定める貴重な機会となっています。
2025.07.01 公開
コロナ禍以降、社会に蔓延する孤独・孤立をテーマにしたシリーズ第4弾。祭りや神社といった従来の地域コミュニティが衰退するなか、本記事ではペットやロボットといった「未来型接着剤」が新たなつながりの起点となる可能性を探ります。
地域のドッグランが飼い主同士の自然な交流を促す様子や、高齢者向け孤独解消ロボット「ElliQ」の導入によって幸福度が向上した事例を紹介。いずれも人と人をつなぐ媒体として機能するが、最終的には「人同士のつながり」が不可欠であると結論づけています。
記事は、“接触できない社会”においても文化的・技術的工夫で人と人を再び結びつけるためのヒントを掘り下げる構成になっており、社会変革に貢献する現代的コミュニティ形成のあり方を示唆しています。
2025.07.02 公開
ウイングアーク1stの人気コーナー「ちょびっとラビット耳よりラピッドニュース」第47回では、日本のペットロボット市場に焦点を当て、「かわいい」こと自体が機能となるテクノロジーの可能性に迫ります。
AI搭載の高機能ロボットとは一線を画し、LOVOTなど“機能性を敢えて抑えた”ペットロボットが、介護施設や子ども向け施設での心の癒しに効果を発揮している事例を紹介。開発者・林要氏の「温かいテクノロジー」や「弱いロボット」という考えも取り上げ、高齢化社会にフィットする共生のあり方を示唆しています。また、ウサギ型キャラクターによる軽妙な語り口が記事を彩り、単なる技術紹介を超えた文化的気づきを得られる内容に。また次回以降は「ウサギ社長 featuring LOVOT」企画も予告されており、今後の展開も楽しみです。
今回は『【シリーズ 孤独と孤立をデータで探る④】ロボットやペットがつなぐ未来型のコミュニティのカタチとは?』という記事を紹介させて頂きました。
本記事では、「孤独・孤立」という社会課題に対して、ペットやロボットといった“人間ではない存在”が、人と人とのつながりを媒介する可能性について丁寧に掘り下げられています。実は筆者自身、かつて孤独を癒す存在として犬を飼っておりましたが、3年前に亡くし、その喪失感はいまだに拭いきれません。この記事を読みながら、ペットが単なる癒しではなく、私と社会とをつなぐインターフェースであったことに、あらためて気づかされました。
近年、「孤独死」は深刻な社会問題として注目されています。こうした状況において、ペットロボットが一人暮らしの高齢者を見守ることにより、孤独死の予防につながる可能性があると感じます。実際、記事で紹介されていたロボット「ElliQ」は、高齢者の孤独感を和らげるだけでなく、日々の会話や行動を通じてゆるやかな見守りの機能も果たしているようです。
「かわいらしさ」や「役に立たないことが役に立つ」という逆説的な価値観は、単なる合理性では測れない“生きている実感”に寄り添うものだと思います。ペットを失った者の心の空白や、高齢者の抱える静かな不安に対して、こうした“温かい技術”がどのように寄与できるのか。本記事は、その問いの入口にそっと光を当てているように感じられました。
それでは次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!
データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。
越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。
(畑中 一平)
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