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「あなた、雨男(雨女)でしょ?」と怒られたことがある人はいませんか?

別に悪いことをしているわけではないのに、なぜか怒られてしまうこの理不尽さ。雨男・雨女なんて単なる感覚でしかなく、非科学的だと思っても、なかなか理解してもらえないんですよね。

そんな非科学的な雨男・雨女という概念を、科学的・統計的に解明しようというプロジェクトが「Rainy Project」です。meet & meet株式会社STARRYWORKS株式会社マウントポジションの3つの組織が協働して「rainy 」というアプリを作りました(iOSのみ)。このアプリは、スマホのGPS信号と、気象庁が提供する降水量データを合致させ、あなたが科学的・統計的に雨男・雨女かどうかを調べてくれます。

このアプリでは、「雨男/雨女指数」と呼ばれる指数によって、あなたが雨男(雨女)かどうかを知ることができます。雨男/雨女指数は独自のアルゴリズムによって、ユーザーの移動時の降水量と、移動していない時の降水量に重み付けした「rainyスコア」から算出。全ユーザーの移動や降水量の統計データによって随時算出されますので、スコアは常に変化します。アプリをダウンロードして起動するとすぐには雨男/雨女指数は出てきませんが、十分なデータが集まると指数が算出されます。

また、雨男/雨女指数をもとに7つのステージにランク付け。平均よりも多く雨が降っている場合は「rainy」、平均よりも低い場合は「sunny」と表示されます。ダウンロードしたての頃はまだ「unknown」ですが、時間が経つと自分がどのステージにいるのかわかります。雨男・雨女だと言われていた人が、晴れ男になる可能性もあるというのは面白いですね。

雨男/雨女指数はRainyスコアの偏差値

rainyスコアとは、移動中と非移動中で重み付けられた1時間当たりの平均降水量のこと。rainyスコアをrとすると、

r=movedR×0.85+unmovedR×0.15
movedR:移動中の1時間当たりの平均降水量
unmovedR:非移動中の1時間当たりの平均降水量
0.85および0.15は重み(ウェイト)。

で表されます。

雨男/雨女指数は「偏差値」の計算方法と同じなので以下のような計算になります。

平均をμ、標準偏差をσ、rainyスコアをriとすると、偏差値(=雨男/雨女指数)Tiは

 

Ti=10(ri-μ)/σ+50

平均μは期待値とも呼ばれます。数式にすると難しそうに見えますが、要は平均値=データの合計値÷データの数です。

標準偏差σは以下の通り。

 

こちらも、

と考えればわかりやすいです。

気象庁のデータは「高解像度降水ナウキャスト」を利用

アプリの説明によると、気象庁の降水量データは「高解像度降水ナウキャスト」というものを利用しているようです。ナウキャストとは短時間予報のことで、気象レーダーの観測データを利用し、降水情報を提供しています。気象庁は、全国20カ所に気象ドップラーレーダーと呼ばれるレーダーを設置し、日々データ収集を行っているのです。

高解像度降水ナウキャストは、気象庁レーダー以外にも、国土交通省のXバンドレーダーと呼ばれるレーダーを利用し、さらに雨量計などの結果をも用いて地上降水に近くなるように解析を行っています。この結果、250m解像度の降水分布を30分先まで予想できるようになりました。rainyアプリに使われているデータは最新鋭のものを使っているのですね。

rainyのデータが集まれば、本当の雨男・雨女がわかるかも?

このアプリは、あいまいになりがちな雨男・雨女という概念を、科学的なデータで私たちに教えてくれます。「お前、雨男(雨女)だろ?」といった汚名を返上するためにも、このアプリを使って反証してみてはいかがでしょうか?

rainnyのホームページはこちら

参考URL:
雨男・雨女判定アプリ「rainy」がリリース _ おたくま経済新聞 
気象庁|高解像度降水ナウキャスト

(安齋慎平)

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