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「サブスクリプション」という言葉を聞いたことがあると思います。けやき坂46が洋服レンタルの『メチャカリ』に出演しているテレビCMがありますが、あのCMで「サブスク」という言葉が登場していますね。
しかしながら、サブスクリプションについて聞いたことがあっても意味を知らないという人も多いと思います。また、似たような言葉に「リカーリング」という言葉がありますが、リカーリングとサブスクリプションの違いがわからないという人もいるのではないでしょうか?
ということで今回は、リカーリングとサブスクリプションのそれぞれの意味と違いに迫ってみようと思います。
リカーリング(Recurring)とは、「繰り返される」「循環する」という意味で、単体の製品を売って終わりではなく、販売後も顧客から継続的に収益をあげるビジネスモデルのこと。
例えばプリンタは、本体自体は安いですが、消耗品(インク)を適宜購入してもらうことで収益を継続的に得ることができます。
また、テレビゲーム業界では、プレイステーションネットワークやXbox Live、ニンテンドーアカウントなどが顧客の囲い込みを実施しています。これもリカーリングと言えるでしょう。
サブスクリプション(subscription)とは英語で「定期購読」「会費」といった意味。特にIT業界では、サブスクリプションと言えば、アプリケーションやサービスを購入する際の契約を指します(昔からあるモデルとしては、新聞や雑誌の購読があります)。サブスクリプション契約は、基本的には月ごと、年ごとに結ばれます。契約期間内は、ソフトウェアのアップデート時に追加料金を支払う必要はありません。
主な例としては、『Microsoft Office 365』や『Adobe Creative Cloud』でしょう。常に最新版が使えて便利ですが、その代わりに毎月の支払いが発生します。
リカーリングは古くから電話や電気などの料金体系にありました。しかし継続した支払いとはいえ料金は一定ではなく、その時の使用量によって異なります。
一方のサブスクリプションは、『Adobe Creative Cloud』や『Microsoft Office 365』のように、一定期間サービスや商品を利用するために決められた金額を月払いや年払いで支払います。リカーリングとサブスクリプションの違いは、使用料が定額かそうでないか、という部分にもあります。ガス代や電気代など、使用した分に応じて支払うというのはリカーリングに分類されます。
2018年1月に発売された犬型の家庭用ロボット「aibo」。これまでのaiboと異なり、消費者は本体を購入した後も、毎月2980円を支払う必要があります。このコストは「aiboが成長するために必要」なものだそうで、これもサブスクリプションと言えるでしょう。
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