Share!

最新“葉っぱビジネス”

最新ITテクノロジーがこれまでの農業を確実に変えつつあることをご存知でしょうか?
徳島県上勝町は、人口は1,733名 843世帯(平成27年3月1日現在)、高齢者比率が51.41%という過疎化と高齢化が進む町で、「株式会社いろどり」はここにあります。テレビやメディアでご覧になった方も多いと思いますが、この会社は“葉っぱビジネス”をしている会社です。この“葉っぱ”とはいったい何でしょうか。

“つまもの”と言って、お刺身や八寸のヨコに添えられている紅葉や銀杏の葉っぱなど、季節の彩りに使われているものです。この会社では、和食などのお店で出されるお料理に彩りを添える野山の花や葉を収穫して、出荷しています。200軒以上の農家が参加していて、その平均年齢は70歳以上です。

ここのビジネスは“葉っぱ”の注文をタブレットで確認して、これを収穫して、即日で出荷するというモノです。一見簡単そうですが、季節商品なので変動が激しく「受注は早い者勝ちなので、取り逃がさないようにする仕組みが必要」でした。そこで、タブレットを使って、屋外でも即時に注文を見て花や葉を収穫できる仕組みを導入しました。約100台のタブレットを購入して、導入までにわずか2ヶ月というスピードで実現しました。

農業経営の「見える化」クラウドサービス

農機メーカーのクボタが、農家向けに提供している「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」というクラウドサービスをご存知でしょうか?
月額6,500円(基本サービスは月額3,500円)で利用できる農作業の情報管理サービスで、農業経営の「見える化」による生産性の向上サポートをしてくれます。このサービスを利用すると、農機とスマホ・タブレットをつなげて利用することができます。農作業に利用する農機ごとにその稼働状況のデータを自動収集して、「機械診断カルテ」を自動的に作成してくれます。これを見れば、予期せぬトラブルを回避して、農機のメンテナンスや効率的な運用に活用することができます。さらに、稲の収穫に利用すると、食味・収量測定機能搭載コンバインと組み合わせることで、刈取り時にモミの水分量とタンパク質含有量、収量を自動測定して、そのデータを収穫した田んぼごとにKSASで記録することができます。従来は、圃場(田んぼ)ごとに収量と作柄程度しか管理していませんでしたが、このシステムを使えば自動的に詳細なデータを管理することができます。

実はこの技術は、IoT(モノのインターネット)と呼ばれる最新技術が利用されています。
IoTは、大企業の工場で稼働しているロボットなどのイメージが強いかもしれませんが、現実には農業などで身近に利用できる安価で高度な“スマートアグリ”サービスが提供されています。そして、米国の農機メーカー「John Deere(ジョン・ディア)社」が描いている農業は、農作業の指示を自宅に居ながらメールや遠隔操作を利用するという、まさにSFのような世界です。YouTubeにカッコイイ動画で紹介されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

いずれのケースでも、簡単で誰でも使えるスマホやタブレットを利用して農作業を見える化しているのがポイントです。地図情報を活用して、農機やヒトに遠隔で指示して作業を効率化しています。もしかしたら、あなたの会社よりもずっと上手に最新テクノロジーを導入しているかもしれません。

[著]Wingarc1st Official The BLOG編集部
本記事はウイングアーク1st株式会社の運営するThe BLOGに掲載された記事を許可を得て掲載しています。

 

この記事を読んだあなたにおすすめのタグ

この記事を読んだあなたにおすすめのタグ

人気のカテゴリ