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グーグル流の働き方を実践してきた3人が語る、幸せな企業の創り方!【前編】

         

森下:OKRを参考に、「VGTA」という独自のしくみを作っています。Vが普遍的なビジョン(Vision)で、Gは3〜5年位での定量的なゴール(Goal)です。その次のTは今年のテーマ(Theme)ですが、ここは定性的な内容にします。短い目標というのはコロコロ変わるので、最初に定量的な目標を決めて1年間それを追うというのも馬鹿らしい。だから「今年はこんなことを重点的にやりましょう」というテーマだけを決めるんです。そしてAがアーティファクト(Artifact)で四半期ごとの成果物。Aは定量的に明確にしますが、これも毎週ディスカッションしながらどんどん変えていい、という前提があります。全体として、あまり定量的にし過ぎないようにしたいと考えているんですよ。

株式会社Everforth 代表取締役CEO 森下将憲氏

データは判断のツール。固執すると目的がおろそかに

吉田:確かに、定量評価というのは「これをやれば、評価がこうなる」ということが事前に握れているという意味ですごく透明性が高いけれど、問題も多い。森下さんが言うとおり、仕事ってどんどん変わるんですよね。仕事のアジリティに従来型の半年一年サイクルの評価制度が追いつけない時代が来ていると思います。そのギャップを埋めるのはコミュニケーションや信頼関係、という話が今更ながら出てきていて、最終的には「これが必要だからやる」と自分で決めたテーマをやるという方向にシフトすべきだ、という話になってきていますね。

 

仕事の成果は時間で測れない。数値だけで測るべきでもない
データと感性の融合、異なるデータの組み合わせから見えてくるものがある

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