IoTモニタリング技術で製造業界に革命を:【第2章】タイランド4.0に貢献するiSTCのカイゼン活動。タイのSAM工場を取材! | ページ 3 | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん
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IoTモニタリング技術で製造業界に革命を:【第2章】タイランド4.0に貢献するiSTCのカイゼン活動。タイのSAM工場を取材!

         

日本とタイの違いおよび共通点 

ラインストップミーティングの様子

やはり日本とタイでは言語はもちろんのこと、文化や働くことに対する考え方も異なっているので大変な部分はあります。

例えば、タイの人は会社や組織に対する帰属意識があまり高くなく、出勤率も日本ほど高くありません。その分、人に対する帰属意識は高いようです。なので、優秀なリーダーが育ってくれれば、その人を中心に組織を動かすことができるのではないかと考えています。言語だけでなく、日本とタイの文化の違い、働き方の違い、製造工場の現場のことを熟知しているセさんのような人材はとても貴重です。彼は日本語が話せるので、通訳という立場で仕事をした方が給料も上がるのですが、現場で仕事がしたい、という彼の強い要望があり、お金よりも業務内容を優先する彼の姿勢を我々日本人スタッフも尊敬していて、彼をちゃんと育てていきたい、という気持ちでやっています。

左から山崎さん、犬塚さん、セさん

異なる部分もありますが、日本でもタイでも共通している部分もあります。それは「理解活動」から始めることが重要ということです。なぜカイゼンをするのかをきちんと理解してもらい、納得してもらってから取り組んでもらうことがとにかく大切です。データを見て問題を洗い出し、それに対する解決策を一緒に考え、問題が解決されて効率化が進む、というプロセスを体感してもらうと、このデータをこういう風に見ていくと効果がでる、ということが理解できるようになり、自然と現場のモチベーションも上がっていきます。一度理解してもらえたことは失われません。ですので、どれだけ時間がかかろうとも、理解活動を行うことは現地でカイゼンを根付かせるためには絶対に必要です。 

今は日本の工場がマザー工場として機能していますが、将来的にはタイや他国にある工場がマザー工場となる可能性もあると思っています。やり方によっては日本よりもポテンシャルが高いと思うので、そういう意味では今後がすごく楽しみです。

 
SAMでのカイゼン活動
まとめ: 

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