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経営戦略とは、企業が市場競争でどうやって勝ち抜いていくかを決める戦略のことです。ここでは、STPと呼ばれる仕組みを説明します。STPとは、マーケティング用語でセグメンテーション(Segmentation)・ターゲティング(Targeting)・ポジショニング(Positioning)の頭文字をとった略称です。市場を細分化し、誰をターゲットにして自社や自社の製品をどこに位置づけるかを導き出します。STP分析を行ったあと、ポジショニングを実現するために製品(Product)・プロモーション(Promotion)・流通(Place)・価格(Price)というマーケティングの4Pによる施策を実行します。4Pのうちどれか1つでも失敗してしまうと、ポジショニング争いに負け戦略が失敗に終わることもあります。作れば売れるというマス・マーケティングの時代からone to oneマーケティングの時代へ移り変わっており、よりきめ細かな経営戦略が求められます。また、経営戦略を立案したあとはそれにもとづいて財務戦略なども考える必要があります。

一般的なフレームワークは?

フレームワークとは、経営戦略などを練る上で用いられる思考などの枠組みのことです。一般的なものとしては、マーケティングの分野ではSWOT分析などがフレームワークの事例としてよく紹介されています。SWOT分析とは、強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)・機会(Opportunities)・脅威(Threats)を表す分析のことで、多くの企業で経営戦略を立てる際に用いられています。事例としては、日本をはじめ世界で多くの自動車を売っている企業が分かりやすいのではないでしょうか。この企業の強みは、「世界でシェアが広い」という点です。弱みには「海外販売の利益が高く為替変動リスクが大きい」という点があります。機会は「新興国市場で売れ始めている」、脅威は「国内外の企業の追随」が挙げられます。SWOT分析をすることによって、自社の製品にはどのような強みや弱みがあり、どのような機会があるのかを知ることができます。機会として挙げられる項目が多いのであれば、そこに向けて集中的なマーケティング活動を行うことで実績につなげることができます。更に弱みが分かったのであれば、脅威になる点とマッチングさせ改善することも可能です。経営戦略というのは、一つの分析でどうにかなるようなものではありません。マス・マーケティングが主流ではない時代において、適当な経営戦略では会社が倒産する恐れがあります。綿密に練られた計画をもとに作られた経営戦略が必要です。そのためには、SWOT分析以外にもファイブフォース分析などを組み合わせて、自社の弱い点を洗い出し補っていく必要があります。