ここまでご紹介してきたように、先進国としての日本が直面する課題を解決するため、第4次産業革命技術を利活用していくという点が、経済産業省の新産業構造ビジョンの主なポイントです。このビジョンを推進するためには、産業構造・就業構造変革における横断的課題の解決が欠かせないとされています。この横断的課題とは、次の7点に集約されます。
(1)ルールの高度化:公的データのオープン化、データ利活用のための制度整備など
(2)イノベーションエコシステム:産学官連携の推進、ベンチャーエコシステムの構築など
(3)経済の新陳代謝システム:規制改⾰やリスクマネーによる成長領域へのチャレンジ促進など
(4)人材育成・活用システム:多様な働き方の実現など
(5)社会保障システム:社会保障の個別化、セーフティネットの強化など
(6)地域・中小企業システム:第4次産業⾰命技術の導入促進など
(7)グローバル展開:グローバルなパートナーシップ、ルール整備など
経済産業省は、新産業構造ビジョンでは、こういった横断的課題を解決しながら、第4次産業革命技術を活かした暮らしやすい社会を目指しています。
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