Share!

「人の見える化」と「情報の見える化」が
ビジネスの成長を力強く支える

セゾン情報システムズでは新しいオフィスへの移転を機に、社内のコミュニケーションを加速させるための施策を次々に実行している。その中から代表的なものを見ていきたい。

① フリーアドレス化:決まった席がないからその日の気分でどこでも座れる

従業員は自分の決まった席を持たず、どこでも好きな場所で仕事ができる。デスクにはいくつものタイプがあり、「今日はこのタイプにしよう」と変化が楽しめ、席が固定化しないよう工夫されている。その日たまたま隣合わせた他部署の人と話したのがきっかけで、後日仕事で連携した、といった例も出てきたという。移転前の縦割り組織ではありえなかった社内交流が生まれ、フリーアドレス化は同社の「顔の見える化」に大きく貢献している。なお、書類や個人の所有物は個々のロッカーに収納しているが、ロッカーは容量が限られているため、それまで保管していた書類を整理するきっかけが生まれ、ペーパーレスにもつながっている。

② モバイル環境の強化:いつでもどこでも社内と同じ環境で仕事ができる

HULFT事業部エンタープライズ営業第二グループ
グループ長 中村 慎さん

移転前は社外からのモバイルアクセスの環境が整っておらず、営業担当者がわざわざ戻って仕事をしてまた出かける、ということもしばしばだった。

だが現在は、社外のどこからでも社内とまったく同じように仕事ができるため、飛躍的に生産性が上がったと、HULFT事業部 エンタープライズ営業部 エンタープライズ営業第二グループ グループ長 中村 慎さんは語る。

「ムダな移動がなくなって空き時間を有効活用できるようになり、仕事のしかたがより効率的になってきました。場所を選ばず書類や資料を共有できるだけでなく、Skype for Businessを使って外出先からミーティングや会議にも参加できます」 移動が不要になった時間を使ってお客様への説明資料を作成し、全国の営業担当者で共有するといった“攻めの営業”も可能になり、「営業担当者が自分で考えて、新しいものをつくる力がついてきた」と中村さんは評価する。

③ BI ツールの活用:ビジネスの今を “見える化”して次の一手につなげる

HULFT 事業部では近年、情報発信ツールとしてのBIの必要性を痛感していた。セゾン情報システムズではこの3年ほどの間に、中国、シンガポール、アメリカ、そしてイギリスに拠点を開設し、急速にグローバル化を進めてきた。 「世界中の拠点で、ほぼリアルタイムで売り上げなどの主要な財務指標を確認でき、即座に営業判断や経営判断に活用できるBI の仕組みを構築しようと考え、MotionBoard‎を導入しました」(金川さん)。 MotionBoard は基幹システムをはじめ社内のさまざまなデータソースをクラウド上に収集・統合し、PCだけでなくモバイル端末からでも分析結果を共有できる

MotionBoard によるデータの見える化は、経営陣の評価も高いが、一方で現場の営業担当者にも効率化をもたらしていると中村さんは言う。 「ダッシュボード画面一枚ですべてのデータが見られるため、会議の度にあちこちからデータをかき集めて報告用の資料をつくる作業がなくなりました。その分の時間を、他の重要な仕事に振り向けられるのでとてもありがたいですね」。

新しいオフィスとBIツールで改革は第二章へ

新しいオフィスによって、物理的、心理的な社内の分断が解消し、一方ではBI ツールによってデジタル情報のシェアの仕組みもできあがった。

金川さんは、「社員のコミュニケーションから生まれた成果や情報を、積極的に横展開できる環境が整いつつあります。グローバルの各拠点がお互いの業績を見て、良い意味で競争心を持ってくれるのでは、という期待もあります」と語る。 環境は整った。この先は、社員がそれをいかに活用するかにかかっている。「そのために私たちも、精一杯の知恵を絞っていきたいと考えています。それが今の一番のテーマです」と抱負を語る金川さん。セゾン情報システムズの働き方改革は、すでに次のステージにシフトしているようだ。

データ活用の事例をもっと読みたいかたはDataLoversシリーズの他の記事も合わせてどうぞ。

お話をお伺いしたDataLovers:
株式会社セゾン情報システムズ HULFT事業部 事業企画グループ グループ長 金川直貴さん(右)
HULFT事業部エンタープライズ営業第二グループ グループ長 中村慎さん(左)

HULFT  1993年より、セゾン情報システムズが提供するFTP、SFTPに代わる企業のファイル連携、データ連携ツール(MFT:Management File Transfer)。

(取材・TEXT:JBPRESS+田口/工藤 PHOTO:一原 真巳)

1 2

この記事を読んだあなたにおすすめのタグ

この記事を読んだあなたにおすすめのタグ

「ビジネス」ランキング

人気のカテゴリ