ロボットはやっぱりヒューマノイド型じゃないとダメです!
日本人がイメージするロボットは、鉄腕アトムや機動戦士ガンダムなど圧倒的にヒューマノイド型が多い。しかし、実際には工作機械メーカーが作る産業用ロボットが圧倒的に多いのです。世界市場の約半分は日本製で、その市場は急速に拡大しています。ちなみに、詳細なロボット産業市場の動向は、経済産業省が2013年に調査結果を発表しています。
さて、誰でも手に入れられるヒューマノイドロボットとしては、このブログで紹介したソフトバンクのペッパーが、2015年夏に一般販売を予定しています。3年間で総額108万3,600円ほど掛かります。決して安くはありませんが、ソフトバンクの店舗や銀行窓口(みずほ銀行)、家電量販店(ネスカフェのコーヒーメーカー販売プロモーション)で実際に利用されているロボットと同じモノを個人所有することができます。
ペッパーを開発したのは、フランスのアルデバラン・ロボティクス社です。ペッパーの情報や基本システムはアルデバラン社のウェブサイトより入手することができます。(ID登録が必要です)ペッパーには、各種センサー類やカメラが組み込まれていて、テレビCMで見た通り会話してコミュニケーションをとることができます。ペッパーで動かすアプリケーションの開発は、コミュニティーサイトから入手することができます。Linux、Mac、Windowsのいずれかの環境で、専用の開発ソフト(SDK:Cooregrapheコレグラフ)を動かすことができます。90日間の試用期間中は無償で制限なく全ての機能を利用できます。ライセンスキーが無い場合には、評価版を選べば、インストール可能です。
【ペッパーのSDK:Coregrapheの開発画面イメージ】
こうして開発したアプリを、ストアに登録してアップルストアと同じようにペッパーのユーザーがダウンロードして使うことができます。
事前に予約が必要ですが、アプリ開発をしてみたいという人は、アルデバラン・アトリエ秋葉原 with SoftBankで実際に体験することが可能です。
「俺は世界一のロボット開発王になる」と息巻いているあなた!ラッキーなことに2015年7月に「プログラミング Pepper」というプログラマ向け書籍がソフトバンククリエイティブ社から出版されます。お値段は、3,672円と少しお高いのですがこの際躊躇なくポチってください。(私はポチりました)
今回は軽いノリでペッパー開発への道を紹介しましたが、前述している通りペッパーにはクラウドAIが搭載されています。また、ソフトバンクテレコム社とIBM社はIBM Watsonで技術提携していることもお伝えした通りです。すなわち、世界最先端のロボットとAI技術を個人所有して、アプリケーション開発者できるのです。米国のIT企業ならば、こんなことは当たり前かもしれませんが、リアルロボットとIBM Watsonを気軽に(100万円ちょっと必要ですが)手に入れられる国は日本だけです。ひと山当てればあっと言う間に億万長者です。最悪、近くの病院やお店にペッパーを宣伝用としてアプリ作って貸し出せば、投資費用くらいは回収できるでしょう。
ためらうことはありません、後は前に進むだけです。
骨は誰かが拾ってくれるでしょう。たぶん?!
[著]Wingarc1st Official The BLOG編集部
本記事はウイングアーク1st株式会社の運営するThe BLOGに掲載された記事を許可を得て掲載しています。
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