この原稿を執筆している7月8日の前日は七夕でしたが、笹に『たなばた飾り』や願い事を書いた『短冊』を吊るされた方も多いのではないでしょうか?
今年は新型コロナ対策も解除されたこともあって各地で開催されていた『七夕まつり』も再開されるようですが、飲食出店の規模はまだまだ縮小されているらしく、ごみ問題などを対処したクリーンな開催への意識が高まっていることもあり、今後もこういった流れは続きそうな気がします。
筆者の場合、お祭りと言えば、たこ焼き、焼きそば、お好み焼き、串カツ、焼き鳥、わたあめ、リンゴ飴などを路上で販売する露店(屋台)が、お祭りの雰囲気を一層盛り上げてくれるとイメージしているのですが、これらが縮小すると何だか寂しい気持ちになります。
それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!
2022年12月、『デジタルスキル標準(DSS)』ver.1.0が、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)により発表され、話題を呼びました。同年3月に公開された『DXリテラシー標準(DSS-L)』に『DX推進スキル標準(DSS-P)』が加わったことで、DX人材育成の指針が(今後のアップデートはあるにしても一旦は)定まったことになります。さて、私たちは『デジタルスキル標準』をどう活用すればいいのか。内容に即したアドバイスをぜひご活用ください。
・DX人材育成の指針『デジタルスキル標準』の使い方 DSS-LとDSS-Pはどう使い分けるべき?
2023年5月18日、ウイングアーク1stとINDUSTRIAL-Xの共催によるウェビナー「Collaboration X vol.2」が開催されました。今回は「可視化されたデータの分析・活用術」をテーマに、INDUSTRIAL-X事業開発リーダーの大庭清準氏をファシリテーターとして、ウイングアーク1st Data Empowerment事業部の小林大悟氏と、INDUSTRIAL-X事業開発ディレクターで伊豆市CIO補佐官の中村祥子氏が登壇。データの重要性やデータと経営の関係性、さらにDX推進におけるデータ活用の成功事例など、DXに取り組む企業の道標となる提言を行いました。
・現場に埋もれたデータを発掘・可視化DX推進はデータの利活用が成功の鍵に!–Collaboration X vol.2イベントレポート
OpenAIによって訓練された大規模な人工知能言語モデルのChatGPTは、大量のテキストデータから学習して、人間が書いたかのような自然なテキストを生成することができます。質問への答えを提供したり、会話を進行させたり、あるいはある話題についての文章を書いたりしてくれます。今回のタイムくんでは、この「ChatGPT」について、漫画でおもしろおかしく紹介します。
全世界1億4,100万人(2021年8月時点)、毎日320万人がプレイしているといわれる世界的ゲーム『マインクラフト(Minecraft)』。子どもやその友人がプレイしているという方は少なくないでしょう。2023年の2月7日、EUのSafeBordersプロジェクトの一環として定められた「Safer Internet Day」に、個人データ保護について学べる同ゲームの新クエスト『Privacy Prodigy(プライバシーの天才)』がリリースされました。本記事ではその内容やマインクラフトの教育向けセクション『Minecraft Education』、大人も学べるゲーミフィケーションの世界などについてご紹介します!
・マインクラフトで個人データ保護について学習できる!? 「Privacy Prodigy(プライバシーの天才)」は子どもたちに何をもたらす?
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2023.07.03 公開
デジタルスキル標準は、日本におけるDX人材の不足に対処すべく策定された「個人の学習や企業の人材育成・採用の指針」です。その2大構成要素である『DXリテラシー標準(DSS-L)』と『DX推進スキル標準(DSS-P)』、それぞれの概要は以下の通りになります。
DXリテラシー標準(DSS-L):
すべてのビジネスパーソンが身につけるべきDXに関する能力・スキルのスタンダード。社会、顧客価値、競争環境などが変化するなかで押さえたい新たな「社会人の常識」とも言い換えられます。DSS-Lをすべての人材が履修することで、DXに関するアンテナを広げ、DX推進人材と協業したり、データやデジタル技術を用いたビジネス上のアイディアを考えたりできるようになることが期待されます。
DX推進スキル標準(DSS-P):
デジタルスキルを活用し、DXを実際に推進する人材(DX推進人材)に求められる能力・スキルのスタンダード。DX推進人材はビジネスアーキテクト、データサイエンティスト、サイバーセキュリティ、ソフトウェアエンジニア、デザイナーの5類型に分類されています。それぞれの人材を的確に育成・採用、配置したうえで、お互いに、あるいは非DX推進人材と連携できる環境を構築することで、企業ひいては日本はDXを適切に推進できることが期待されます。
2023.07.07 公開
変化の激しい現代にあって、日本企業もより本格的なDX推進に取り組む企業が増えています。そのとき成功の鍵となるのは、社内外に点在するデータをいかに発掘して可視化し、自社のビジネスにフィットする形で生かしていくのか、です。すなわち「いかにデータを活用できるか」こそで、DXの成否が決まります。
では具体的に、データはどのように活用できるのか、あるいは活用していくべきなのでしょうか。株式会社INDUSTRIAL-X事業開発ディレクターで伊豆市CIO補佐官の中村祥子氏は、予測不可能な現代を「下りのエスカレーターに乗っているような状態」と例えています。市場や経済、そして国際社会といった、周囲の環境が刻々と変化していく中で、何もしなければ気付かないうちにわが国の地位は下降を続け、世界に後れを取ってしまう状況を例えたものです。さらに、日本の労働人口は2040年までに現在の20%も減少することが予測されており、労働力不足を食い止める意味でも、DX推進は必須にして喫緊の課題です。
2023.07.03 公開
最近は今までAIに興味なかった人までChatGPTの話をしてくるので、こういうのを「猫も杓子も」な状態なのだろうなって思って、僕なんかはある一定の距離を保ちながらChatGPT騒動を眺めている節があるのですけど、そもそも杓子って何?という疑問が湧き上がってきたのでさっそくChatGPTに聞いてみました(笑)。
「杓子(しゃくし)は、日本の伝統的な調理器具の一つで、木や竹で作られたスコップのような形状を持つ道具です。主に炊飯や調理の際に、炊飯釜や鍋などから食材を取り出したり、炊き上がったご飯や料理を盛り付けたりするために使用されます。」っていう、いかにもAIらしいご丁寧な文章が返ってきて、これってつまりしゃもじってことなのですけど、僕が使っているしゃもじはプラスチック製なので、木や竹で作られてないなぁって思っちゃいました。
2023.07.07 公開
マインクラフトは、3Dブロックで構築された世界を自由に冒険したり、材料を集めてアイテムを作ったり、建物やピクセルアートを創造したりと、自由度高く遊べるのが魅力のゲームです。Nintendo SwitchやPS4、XBOXといったゲーム機をはじめ、パソコンやスマートフォン、タブレットなどプレイ可能な端末も幅広く、2022年、株式会社ゲムトレが小学生348人を対象に実施した「いま一番遊んでいるゲームタイトルは?」というアンケートでは26.14%で1位にランクインしました。
ゲームのなかでも小学生など低年齢ユーザーが多いマインクラフトのラインナップには、2016年11月にはMinecraftを学習ツールとして活用することを目的にした『Minecraft Education』が登場しました。代数学、プログラミング、異文化、共同作業などを子どもたちが興味深々なマインクラフトの世界で学べるようにする試みは拡大が続けられており、教師が生徒の居場所や状態を把握できる「Classroom Mode」や教員向けの教え方トレーニングも用意されています。
データのじかんの大川が「主筆の週報」として上司である野島編集長への週次レポートをメルマガで公開!
Chat GPTハンズオンを実施しました。ハンズオンにしては異例の参加者数、完遂者数だったと思います。ご参加された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。
以前データのじかんで取材したハタケホットケさんが浜野製作所に訪問したので同席しました。平日夜から非常に熱を帯びた議論を3時間以上に渡って行いました。ハタケホットケさんの事業が良い形でスケールすれば良いなと思いました。
経産省「アートと経済社会について考える研究会」の報告書が公開されました。気軽に読み始めたのですが途中で283ページに渡る大作だという事に気が付き少しずつ読み進める事にしました。アート産業を主語にした報告書になっています。ボストンコンサルティンググループの調査なので研究員にインタビューするのも面白いかもしれません。
Covid-19支援策の持続化給付金などで不正受給した人のうち完納していない人の氏名が公表されていました。こんな事もやるんですね。
日立製作所の子会社「日立アカデミー」にて日立グループの従業員向けに「現場起点のデジタルイノベーション」という研修を実施します。講義3時間と8種類のワークショップ4時間というプログラムです。
DX EXPO、GoogleのModern App Summitに参加してきます。
今回のタイムくんではChatGPTについて紹介させて頂きましたが、冒頭の天使と悪魔に悩まされる作者の姿には、筆者も思わず爆笑してしまいました。
筆者も含め、オリジナリティのあるコンテンツを制作しなければならないというクリエイターとしての立場やプライドなどで、ChatGPTの利用に抵抗感をもち、苦悩されている方も多いのではないでしょうか?
先日紹介させて頂いた『もうライターは要らない!? 話題の対話型AI「ChatGPT」について‟本人”に聞いてみた』の記事でも、
『高度な文章表現や、特定の分野に特化した文章の生成など、より複雑なタスクにはまだまだ限界があります。また、文章生成技術には、論理的思考や感情表現などの人間特有の要素を反映することが難しいとされています。そのため、文章のクオリティーや情報の正確性に関しては、まだ人間の方が優れている場合があります。』
とChatGPT自身が答えているように、個性のある文章の生成は難しく、また取り扱える情報も2021年9月までに制限されているため、最新のトレンドなどを紹介した文章を自動で生成することはできません。
また筆者自身、使用してみて、全く間違った内容をそれっぽく答える「ハルシネーション(Hallucinations:幻覚)」はかなり確認しており、そのままの利用はリスクを伴うと実感しています。
ただ、文章のチェックや校正等はWordとかよりかなり優れていると実感しており、ライターにとって便利なツールであることから、筆者は今後、積極的に活用してきたいと考えています。
それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!
(畑中 一平)
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