みなさん、おはようございます。
最近は今までAIに興味なかった人までChatGPTの話をしてくるので、こういうのを「猫も杓子も」な状態なんだろうなって思って、僕なんかはある一定の距離を保ちながらChatGPT騒動を眺めてる節があるんですけど、そもそも杓子って何?という疑問が湧き上がってきたのでさっそくChatGPTに聞いてみました(笑)。
「杓子(しゃくし)は、日本の伝統的な調理器具の一つで、木や竹で作られたスコップのような形状を持つ道具です。主に炊飯や調理の際に、炊飯釜や鍋などから食材を取り出したり、炊き上がったご飯や料理を盛り付けたりするために使用されます。」っていう、いかにもAIらしいご丁寧な文章が返ってきて、これってつまりしゃもじってことなんですけど、僕が使ってるしゃもじはプラスチック製なので、木や竹で作られてないなぁって思っちゃいました。
で、なぜか深掘りしたくなってもう少しググってみたところ、とんちでお馴染み一休さんの逸話を集めた『一休咄』に「生まれては死ぬるなりけりおしなべて 釈迦も達磨も猫も杓子も」という文章が登場するそうで、猫も杓子もっていう表現はこの文章が発表された寛文8年(1668年)にはあったそうなんですけど、猫や杓子がどんな意味なのか、という解釈の部分に関しては諸説あるみたいです。
神主を意味する「禰子(ねこ)」、僧侶を意味する「釈氏・釈子(しゃくし)」という説とか、杓子は主婦が使うものの象徴で、「主婦も猫もとにかくみんな家族総出で」という説とか「猫やしゃもじほどありふれた」という説とかがあるみたいです。
もっと詳しく知りたい方はこのサイトあたりを読んでみてください。
まぁ、そんなわけでこの「猫も杓子も」の話については、猫も杓子も興味があるわけではない話題だとは思うんですけど、しゃもじの事は杓子って呼んだ方がなんかカッコいいような気がするので、今後は僕はしゃもじっていう単語を封印して、杓子という言葉を積極的に採用して、杓子に市民権を戻す運動に密かに参加しようかと思ってます。
ま、密かにっていいつつ例に漏れずここで世界に向かって発信しちゃってるんですけど(笑)。
それはさておき、ChatGPTをはじめとしたAIがどこまで進化しても、僕の発言みたいに本筋から脱線しまくって、なんの脈略もまとまりもない上に内容的にも大したこと言ってないのに、なぜか憎めない親しみやすい文章が逆に人間らしくていいんじゃないかなぁってマンガのキャラ的には思ってたりします。
ま、自分で親しみやすいって言っちゃってるのもおこがましいし、結果的に脈略のない文章を読まされた方はたまったもんじゃないのかも知れませんけど(笑)。
ま、そんなわけでまた再来週お会いしましょう!さよなら!
(時田大夢)
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作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。
https://www.totsunet.com/
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