7月中旬に突入し、まだ梅雨は明けてないものの、日本全国は例年以上に厳しい暑さを迎えています。連日35℃を超える酷暑が続く中、さらに線状降水帯による大雨の影響で、多くの地域が大規模な災害に見舞われています。
最近の気象や災害の状況は、主にビジネス界で用いられるVUCAの概念に通じる部分がある、すなわち、急激に変化し予測が難しく、複雑で曖昧な状況への対処が求められる事例が増えていると筆者は感じています。
線状降水帯とは、地上から見ると一直線に降雨が連なった梅雨時期や台風接近時によく見られる雨雲のことで、特に太平洋側の地域で多く発生するそうです。
最近、線状降水帯が発生した地域は九州、山陰、北陸などですが、お住まいの地域で雲行きが怪しい時には、VUCAの状況下に置かれていると捉え、大規模な災害への備えと自分自身の身を守るための行動を心がけて頂ければと思います。
それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!
先日紹介させて頂いた2023年の日本DX大賞の受賞者が2023年6月23日に発表されました。『日本DX大賞』とは日本のDX推進を加速するために、事例を発掘し共有するためのコンテストです。デジタル変革を推進し、日本の技術とイノベーションの未来を切り開く企業や個人を称えるための特別なイベントで、今年もその素晴らしい実績と業績が多くの人々から称賛されました。今回は前回の記事の続編として、各受賞者の功績、その受賞の背景、そしてそれが日本のDXの社会実装にどのような影響を与えているか?といった観点で詳しく紹介いたします。
・日本DX大賞2023決勝大会 100を超える企業、自治体、公的機関、大学の中から選ばれた受賞者を発表!!DX推進を加速する事例発掘共有コンテスト
データのじかん週報では、データのじかんの編集部内で会話されるこばなしを週1度程度、速報的にお届けしています。今週は6月にウイングアーク1stが実施した「実務家が知っておきたい!生成系AIの現在地点」について、運営側で参加したデータのじかんの編集長の野島と主筆の大川が振り返りと学びを語りました。また、非常に抽象的かつ有効なデータ活用の観点「データ連成と連成現象」についても大川がポイントを押さえて説明します。
・セミナーを主催して実感した広がる「デジタル格差」。データ活用の観点「データ連成と連成現象」–データのじかん週報2023/7/4付
データ活用の多くのケースでは、分析を通じてマーケティングに活用する、機械学習に活用して自動化を進めるなど、十分な質・量のデータが得られる仕組みが設けられるかどうかが成功を左右します。そこで問われるのが「データモデリング」が適切に行われているかということです。本記事ではいまさら聞けないデータモデリングの基本や、具体的な手法、データアーキテクチャとの違い、などについてご紹介します!
・いまさら聞けない「データモデリング」3つのモデルの違いや具体的な構築プロセスを解説!
データのじかんでは、全国47都道府県の各地域のDXやテクノロジー活用のロールモデルや越境者を取材し発信しています。「LocalDX」は地域に根ざしたDXのあり方を探るシリーズです。今回は高級バッグのシェアサービス「Laxus(ラクサス)」を立ち上げた児玉昇司氏の故郷であり、運営会社「ラクサス・テクノロジーズ」が本社を置く広島県です。シリアルアントレプレナーとしても名高い児玉氏に、サービスや経営についてお話を伺いました。
・「データはまず疑ってかかれ」。広島から世界へ、テック企業創業者が語る、データドリブン経営の極意
データのじかんNewsのバックナンバーはこちら
2023.07.10 公開
日本DX大賞実行委員会は、2023年6月23日にDXコンテスト「日本DX大賞2023」の受賞企業を発表しました。
2023年6月19日から23日にかけて開催された「日本DX大賞2023決勝大会」では、「BX(ビジネストランスフォーメーション)」、「UX(ユーザーエクスペリエンス)」、「SX・GX(サステナビリティトランスフォーメーション・グリーントランスフォーメーション)」、「人と組織」、「行政機関・公的機関」の5つの部門別にプレゼンテーション審査が行われました。
最終日の6月23日に東京ミッドタウン日比谷BASE Qで行われた表彰式では、それぞれの部門の大賞、優秀賞、スポンサー賞、特別賞が発表されましたので、栄えある企業が取り組んだDX(デジタルトランスフォーメーション)の施策について紹介します。
2023.07.11 公開
6月12日にウイングアーク1stが主催した「実務家が知っておきたい!生成系AIの現在地点」を実施しました。広告などをほとんど打ってないのにも関わらず、100名を超える方にご参加いただき、ChatGPTをはじめとした生成系AIの興味関心の高さが伺えました。
アンケートにも積極的に書いてもらったのもありがたく、貴重なFBをいただいた意味でも「やってよかった」セミナーでした。
セミナーへのFBはかねがね好評で、一方、「シャドーIT」など出席いただいた企業が抱えている本質的な課題も改めて見えてきました。「テクノロジーにどれだけ追いつけるか」というのがファーストステップでどれだけ大事か、まざまざと感じられました。
2023.07.10 公開
データモデリングとは、「データの流れと管理システムを図とテキストで定義・可視化すること」ことで、企業活動を円滑に進める資源としてのデータの価値を高めると共に、企業にとってデータマネジメントのケイパビリティを身につけることも欠かせないものとなっています。
データマネジメントの知識体系DMBOK2でも「データモデリング」は欠かせないプロセスとして位置づけられています。
データモデリングで構築するデータモデルには「概念モデル」「論理モデル」「物理モデル」の3つのフェーズが存在します。
2023.07.12 公開
毎月定額で高級バッグをシェアできるLaxus(ラクサス)。近年、環境保全意識の高まりでますます注目を集めており、20年には米国ニューヨークに進出も果たしました。運営会社のラクサス・テクノロジーズを創業した児玉氏は、ラクサスをローンチする前から「データドリブンな意思決定を徹底している」と話されていました。詳しく話を聞くと、データ活用の秘訣が見えてきました。
データのじかんの大川が「主筆の週報」として上司である野島編集長への週次レポートをメルマガで公開!また次回以降お楽しみに!
今回は『セミナーを主催して実感した広がる「デジタル格差」。データ活用の観点「データ連成と連成現象」–データのじかん週報2023/7/4付』で触れた『シャドーIT』についてお話させて頂きたいと思います。
『シャドーIT』とは企業が使用を許可していないにも関わらず、従業員が利用しているデバイスやサービスのことで、具体的には、私物のPCやタブレット、USBメモリといったハードウェアからチャットツールやクラウドストレージ、フリーメールなどのソフトウェアなどを指します。
情報セキュリティに対しての意識が低かった時代は、仕事の効率化目的ならまだしも、個人利用を目的に、持ち込んだソフトウェアを会社のPCに勝手にインストールしている人をよく見かけました。(笑)
昨今は情報セキュリティの堅牢度が向上したため、第三者が確認しなくても、ネットワークに接続した時点で、『シャドーIT』の使用が即座に検知されてしまい、ハッキングやウイルス感染に類するセキュリティ侵害のインシデントとして、処罰されてしまいますので、みさまな、くれぐれもお気をつけください。
ただこういったセキュリティシステムを導入しているのは、データガバナンス(Data Governance)を意識している企業で、中小企業の中には『シャドーIT』が許容されているケースも少なくはないと思います。
データガバナンスとは、企業が保有するデータの管理、使用、保護、品質、プライバシーに関する全体的な方針や規則、プロセス、標準、および責任範囲を定義・実行するためのフレームワークやシステムなどです。
特に『シャドーIT』が許容されていて、『シャドーIT』の禁止に厳格に取り組んでいる企業と関わっている方は、注意が必要です。
例えば、『シャドーIT』を使用して、取引先から送付されたメールの内容や添付されたデータなどを漏洩させてしまった・・・といったことに成り兼ねないからです。
それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!
(畑中 一平)
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