みなさん、おはようございます。
なんか、最近やったらめったら「最適化」って言葉を耳にするなぁって思うんですけど、ちょっと前はどっちかというと無駄を省く「効率化」という言葉が使われてたというか主流だったなぁってふと思い出したんですよね。でも今は業務の効率化をすっ飛ばして、AIとかが業務自体をやってくれたりするので、そうなってくると「最適化」って言葉がしっくりくるんだろうなって思ったりもして、中々わかりみが深いなって感じてる今日この頃です。
AIOもその最たる例の一つで、ちょっと前だとウェブサイトの運営とはすなわちSEO対策が肝というか、SEOを制するものがネットを制すじゃないですけど、めちゃくちゃ重要視されてましたよね。データのじかんも多分に漏れず重要視してるキーワードのランクを編集部が日々チェックする、みたいなこともやってたらしいです。僕は関与してないのでよく知らないですけど(笑)。
なので、かつては「APIとは」とか検索した人がデータのじかんのサイトに大量に流入してきてて、PV数を重視する、みたいな傾向があったわけなんですけど、このAIOが当たり前になってからは、サイトにわざわざ情報を取りに行く、みたいなことはだいぶ減ってるみたいです。更に、ChatGPTとかに相談や疑問を投げかけると瞬時に回答が得られたりして、情報源すら不明なのになんとなく信用したり納得してるってのが普通になっちゃいましたよね。しかも、しれっと間違ったことを言ったりするので、僕はまだ半信半疑で使ったりしてます。
もっと言うと、広告ベースでクリック数に応じた報酬を得てる系のサイトは人が流れてこないのでビジネスモデル自体が崩壊しちゃってるなぁって気がするんですよね。で、この崩壊したビジネスモデルにまだしがみついて行こう、みたいなサイトの方がまだまだ多くて、そういうサイトをうっかり開いちゃうと記事を読み終わるまでに全画面の広告が何度も表示されたりして、しかも閉じるボタンがどこにあるのかはもはやIQテストみたいなレベルだったりして、もう二度と来るか!って思うことがあったりもしちゃいます。ま、実際はその決意もどこへやら、同じことを繰り返しちゃう僕がいますけど(笑)。しかもその広告自体が詐欺めいたものだったりするので、そういう意味ではAIOが浸透して詐欺広告が淘汰されてくれないかなぁという期待も抱いていたりしてます。
ま、つまり、ビジネスモデル自体も進化しなきゃいけないだろうし、情報を単純に発信してるだけだとマネタイズとかも今後もっと難しくなるだろうから、僕みたいなマンガの主人公もそろそろなんらかの進化をしなきゃいけない時期に来てるというか、いい加減僕も新米社員を卒業して最適化される時期が来てるのかも知れないです。なんなら、活動拠点をマンガ以外のところにもった方がいいんじゃないかなぁとか思ったり思わなかったりしてます。と、いつになく真面目な話をしてる僕なんですが、単純に秋なのでちょっとおセンチになってるだけなのかもしれません(笑)。まぁ、なんだかんだ言いながらも長い間慣れ親しんだ新米社員という責任が重くないながらも活躍できるビジネスモデルにしがみついて生きていこうというスタンスはそう簡単に変わらなそうなので、テレビアニメ化やドラマ化、ブロードウェイのミュージカル化したいという足長おじさんが現れる日を夢見ながら、今日も僕はコーヒー片手に、たけのこの里ときのこの山は結局どちらが最適解なのかについて考えてみようと思います(笑)。
それではまた来月お会いしましょう。さよなら!
(時田大夢)
作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。
https://www.totsunet.com/
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