ビッグデータは遠い世界の話じゃない!ジョークや格言で学ぶビッグデータ | ページ 2 | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん
会員ページへmember

About us データのじかんとは?

ビッグデータは遠い世界の話じゃない!ジョークや格言で学ぶビッグデータ

         

ビッグデータの重要性を知る!ビッグデータにまつわる格言

パソコンの父と評価される科学者、アラン・カーティス・ケイ(Alan Curtis Kay)氏は機械が分析思考を行う可能性を信じ、現在につながるインターフェイス理論の確立に大きく貢献しました。

[Doing with images makes symbols](イメージを操作してシンボルを作る)とはケイ氏の有名な格言です。ケイ氏は1980年代、いまだ「目に映るものこそがデータ」と信じられていた時代に「ビッグデータ」の概念に辿り着いていました。目に映らない無数のデータを分析すれば、人間の認識を遥かに超えた「シンボル」ともいうべき、絶対的な結論を導き出せると考えたのです。ケイ氏によって、人とコンピュータのコミュニケーションは飛躍的に密接化したといえるでしょう。

同時に、ビッグデータを取り扱う人間は責任の重大さを自覚しなければいけません。情報セキリュティの研究家、ブルース・シュナイアー氏の著作「超監視社会-私たちのデータはどこまで見られているのか?-」には衝撃的な記述がありました。それは、「カーネギー・メロン大学の研究チームは、公共の場に置いたカメラの前を通りがかった人の個人データをリアルタイムでディスプレーに表示することに成功した」というものです。つまり、通りがかった人の画像を顔認識ソフトウェアやフェイスブック上でタグ付けされた写真データベースと照合させるだけで、見ず知らずの人に関する情報を入手できる社会が現実のものとなりつつあるのです。

いまや、ビッグデータは個人と社会の領域を超越するだけの影響力を秘めています。ビッグデータを管理する企業は、ユーザーに対して信頼性を証明していく必要があるのです。

ビッグデータはビジネスの世界において非常に便利なツールとなり得ますが、その反面、ジョージ・オーウェルが「1984」の中で描いた「Big Brother is Watching You(ビッグ・ブラザーがあなたを見守っている)」的な監視社会の成立を促す可能性を秘めた諸刃の剣であることを私たちはしっかりと認識しなくてはなりません!

(データのじかん編集部)

 
心から笑える?ブラックなビッグデータのジョーク

1 2

データ活用 Data utilization テクノロジー technology 社会 society ビジネス business ライフ life 特集 Special feature

関連記事Related article

書評記事Book-review

データのじかん公式InstagramInstagram

データのじかん公式Instagram

30秒で理解!インフォグラフィックや動画で解説!フォローして『1日1記事』インプットしよう!

おすすめ記事Recommended articles

データのじかん会員なら、
全てのコンテンツが
見放題・ダウンロードし放題
データのじかん会員でできること
  • 会員限定資料がすべてダウンロードできる
  • セミナー開催を優先告知
  • 厳選情報をメルマガで確認
会員登録する
データのじかん会員について詳しく知りたい方
close close