Business Intelligenceと在宅ワークをこよなく愛する高田馬場の中華料理屋のCMO兼CTOの「りょうさん」です。
僕は、町中華のデータ分析基盤の構築をする傍らでデータ分析に悩むユーザーへのコンサルティングやITベンダーやメーカーにデータ活用のノウハウを発信しています。
ただ、僕には「これからデータ分析者を志す人はどのような技術や知識を習得やすれば良いのか伝えられてない」という悩みがありました。
そんな中、「データのじかん」のタイムくんが書籍化されるとのことで、一足先に読ませてもらいました。そこで今回、データ分析者を目指す人たちにはぜひ知ってほしい今までデータ分析に興味があったけど取り組む時間がなかった人やデータ分析初心者を抜け出したい人に向けて、DX用語辞典デラックスに掲載されている用語でデータ分析者として知っておきたい用語をピックアップしてみました!
グラフの見せ方によっては見る人にミスディレクションを与えてしまいます。データに真摯に向き合って、正しいアクションを促すようにしましょう。(関連記事へ)
万が一を考えるとなるべくデータは保存しておきたいものですが・・・。保存期間を決めたりログを見て誰も閲覧していないデータなどは断捨離の機会なのかもしれません。(関連記事へ)
新しいデータを分析する上で、これから重要になってくるのがAPIによるデータ連携とスクレイピング。どちらもPythonを覚えれば使いこなせるようになります。データ分析上級者になるためにはPythonは覚えておいて損はありません!(関連記事へ)
たとえばアンケートのデータを分析するときにも「4:よいと思う」って答えた人の主観が入るので、同じ4でも人それぞれ評価が違います。データって可視化したら終わりじゃなくて、出てきたデータの意味を考えることがとても大事なのです。データの意味を正しく理解しましょう。
データ分析って例えば社内にある基幹システムのデータ分析などが一般的ですが、データ活用が進んでくると、社外にあるオープンデータと社内のデータを掛け合わせた分析を行います。公開されているデータで活用できるものはないか、日々チェックすることも大事ですね。
CSVやExcelを毎回手動でBIツールにアップロードさせるのはとても大変です。RPAツールを上手く使えば人間の単純な作業を置き換えることも可能です。浮いた時間でデータ分析をして、さらなる効率化を目指しましょう。
データ分析の話をするときに、みんながピンとくるデータがPOSデータです。「データ分析ってどういうことするの?」と聞かれたらPOSデータを例にして解説をしてみましょう。
管理会計は難しい分野です。会社で普通に働いていたら学ぶチャンスがなかなかありません。でも管理会計を覚えると経営者の目線に立って、経営判断にどんな分析が効果的なのかがわかります。覚えて損はないと断言できます。
ひとつの自信のある特技ができると、それを軸に横展開して知識を拡げていくことができます。データ分析者は高い技術と分析した結果をビジネスにどう反映させるようなT型の思考が求められるでしょう。
SaaSのおかげで会社にいなくてもビジネスができるようになりましたし、データ分析のしやすい環境が整いました。10年前は・・・会社に行かないと何もできなかったなぁ。
データ分析のためのダッシュボードをつくっていると必ずと言っていいほど出てくるのが「このエクセルと同じ結果を出したい」という要望。
完全に同じモノを出すのはどうしても難しいです。まずは神エクセルを崇めてから「本当に再現したいのは何か」を考えるようにしましょう。もしかしたら違うカタチでもいいのかも。
IoTデータなどの機器から発生されるビッグデータ。今までは膨大すぎて分析できなかったこれらのデータも扱えるようになりました。データ分析中級者くらいになったらぜひトライしてもらいたいです。
個人的に一番注目しているポジション「ビジネストランスレーター」がこちらです。業務や経営を理解しつつデータ分析もできて、技術の話もできる。それぞれのプロの通訳に存在はこれからのビジネスで重宝される存在となるでしょう。それぞれの知識だけでなく高度なネゴシエーション力が必要なお仕事です。
たとえばダッシュボードをつくるときも、実際に使う人の意見を聞きながら、作っては見せて意見を聞いて・・・を繰り返すと長く使ってもらえるダッシュボードができるのです。ダッシュボードに完成はありません。その都度ブラッシュアップをしていくのだという気持ちを持ちましょう。
今はどう保存するかにスポットが当たっていますが、紙のデータを分析したいというニーズはそのうち必ず出てきます。今保存しているデータからどうデータ分析ができるかを今から考えておきましょう。ついでにインボイス制度もぜひ。
『今さら聞けないDX用語まるわかり辞典デラックス』は単語の難易度をライト級・ミドル級・ヘビー級に分けてあるので、時間が経ってからまた読み返すことで、また新しい発見を得られます。
DX用語は言葉を知っているだけで何かができるというわけではないですが、用語を知らなければ前に進められないことは多くあります。
覚えておいて損はないDX用語。でも暗記するものではないかなと思います。日常からDXの情報を得て、たまに本書を読み返しつつ、体感して習得していきましょう。
書き手:BIプロトタイパー りょうさん
フリーランスのBIエンジニア。新卒から8年間はITベンダーでBIのシステムエンジニアを経験し、その後BIメーカーでセールスエンジニアとカスタマーサクセスを学ぶ。2020年3月にフリーランスに。現在はデータ分析に関するコンテンツマーケティングやデータエンジニアリングを行うかたわらで、町中華のデータ分析基盤の構築に着手。町中華のすべてのデータを可視化することが目標。
ホームページ:https://data-parade.wraptas.site/ Twitter:https://twitter.com/RyosanBIMania
メルマガ登録をしていただくと、記事やイベントなどの最新情報をお届けいたします。
30秒で理解!インフォグラフィックや動画で解説!フォローして『1日1記事』インプットしよう!