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偶然が悪用される場合も。踊らされないためには?

ランダムなデータを抽出して相関関係を面白がるだけならいいのですが、こうした見せかけの相関関係が悪用される可能性も十分あるわけです。上記のホルモン療法と心疾患の例のように、権威のある人やメディアが嘘の因果関係を吹聴して回れば、社会に大きなダメージを与えると予測できますよね。

さらに、数値だけでは分かり難い相関関係も、グラフにすることで視覚的なインパクトが上がり、因果関係を見出したくなる衝動を掻き立てるのだとか。

またヴィーゲン氏によると、ニコラス・ケイジの出演作(毎年0〜4本のあいだ)のように、基準数が少ないデータであれば、他のデータと相関関係を持たせたグラフを作成するのは簡単なのだそう。

では、見せかけの因果関係に踊らされないためにできることとは? ヴィーゲン氏によるアドバイスは以下の3つ。

1. データを常に斜めに見る
2. 因果関係やメカニズムを探してみる
3. 統計的に強い因果関係があると決めつける前に、厳密な科学的根拠があるのか見極める

当たり前のことのように見えますが、いざとなると惑わされるものです。人間というのはセンセーショナルな見出しに弱いですから。そしてそれを利用したがる人たちがいることをお忘れなく。

参考リンク:
Spurious correlations: Margarine linked to divorce?

佐藤ちひろ

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