About us データのじかんとは?
みなさん、おはようございます。
なんでもかんでも数値化して、見える化して、とにかく効率よく手っ取り早く結果を残す攻略法って、結構ありがちな考え方だし、仕事できるっぽい感じには見えるかもしれないですけど、なんていうか、ちょっと軽率な感じにも見えちゃったりしますよね。
たとえば、TOEICのテストの点数を伸ばすために、テストの特性を理解して、質問の意図を先回りして考えて引っ掛け問題にうまく対応することも対策としては有効な考え方なのかもしれないですけど、それで点数が良くても実際の英語力とは言えないと思うんですよね。そもそも英語の力量を証明するためのテストなので、実力以上の点数を取ってしまうと実際の業務において結構大変な目に遭ったりもするかと思うので、実力通りの点数を受け入れるっていうのが大事なんじゃないのかなって。まぁ英語に限らずですけど、実際のスキルってのはショートカットせず地道につけていくものだと僕なんかは思ったりします。とは言え、受験とかになると点数取った方が断然有利って状況もあるわけですし、一括りにするのはちょっと難しいのかもですけど。
って冒頭から話が逸れてる気がしないでもないですけど、要するに「測ること」と「測りすぎないこと」っていうのはやっぱり同じくらい重要だし、「うまく測られようとしすぎないこと」も大事なんじゃないのかなってことが言いたかったんですよね。健康診断前にできるだけ健康になろうとする人と、普段の状態を診断してもらいたいので何もしないって言う人と結構これって分かれるところでもありますよね。僕は「何もしない派」です(笑)。
ま、テレビゲームとかだと、課題があってそれをクリアしていくっていう目的がめちゃくちゃ明確なので、「攻略」って考え方もありだとは思うんですけど、仕事って意外といろんな側面があって、攻略しまくって実力以上の点数を叩き出して、それが給料アップとか実力が伴わない昇進に直結してしまった場合とか、結構自分も周りの人たちも不幸にな結末を迎えてしまいがちな気もちょっとするんですよね。
なので、僕なんかは、実力とかやる気とか向上意欲だとかは基本ないものだとあらかじめ周りの人に思ってもらっておくことで、期待値をできるだけ低く設定しておいて、それを万が一上回るようなことがあった場合、周りの人はそれを高く評価してくれる、っていう環境づくりを常日頃から心がけています。それによって「ベテランだけど新米社員」みたいな絶妙な立ち位置で、特に昇給することも昇進することもなく、責任が増すこともない状態を保っていられるので、精神的ストレスとは無縁な生活が送れててラッキーっていつも思ってます(笑)。なので、色々数値化されちゃう時には攻略法を探して高得点を目指すよりも、実際の実力よりも低い点数をコンスタントに叩き出す逆攻略法の方が実は人の幸福度に貢献してるんじゃないのかなって思ったりしてるんですけど、こんなことを公の場で言ってしまうことで僕の立場がどうか危うくなったりしませんように…。いや、ちょっと、今回は本心を話すぎちゃったかもしれません(笑)。
えっと、そんなわけで、また二週間後にお会いしましょう。さよなら!
(時田大夢)
作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。
https://www.totsunet.com/
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