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セカンドバッグは欲しくないけど、クラッチバッグなら欲しい!?名前を変えただけで売れた商品の数々!

         

セカンドバッグの衝撃

ベルリン在住の筆者は、ベルリンを訪問する日本人向けにガイドの仕事もしています。先日、日本企業のビジネスマンをご案内したときのこと。40代後半と30代半ばの男性二人だったのですが、両者ともいわゆる「セカンドバッグ」を持っていたんです。

お二人ともオシャレなビジネスカジュアルの装いだったため、革製のセカンドバッグはかなり違和感がありました。セカンドバッグと言えばバブル時代のおじさんの持ち物、というイメージがあったので。

でも最近日本で、男性のセカンドバッグが「クラッチバッグ」に名前を変えてトレンドになっているんですね。Amazon.jpで「クラッチバッグ メンズ」で検索すると、検索結果は実に3万件以上。日本を離れて6年になる筆者、確実に日本の流行にうとくなっています……。クラッチバッグというと女性が使用する大きめのお財布を思い浮かべますが、男性用のセカンドバッグもクラッチバッグと呼べば、確かにおじさん臭は消えてしまいます。

このように、商品そのものは変わっていないのに、パッケージを変えたり、商品名を変えただけで突然売れ始める商品があります。今回は商品名を変えたことでイメージが一新され、劇的に売れ行きが伸びたモノを紹介していきます!

1. 缶コーヒーの「BOSS」

シュールで笑えるCMでお馴染みの缶コーヒー「BOSS」。

実は1987年の発売当時は「WEST」という商品名で、しばらく売り上げが低迷していました。しかし1992年に「BOSS」に改名したところ爆発的大ヒット。「BOSS」というネーミングをちょっとシニカルにもじった、矢沢永吉さん扮するサラリーマンの哀愁漂うCMも男性陣のハートを掴みました。

現在の缶コーヒー市場でBOSSは2位につけており、首位のジョージアを追撃せんばかりの勢いです。

2. 贅沢ティッシュ「鼻セレブ」

1996年にネピアから発売された「モイスチャーティッシュ」。風邪や花粉症などで頻繁に鼻をかむとき鼻の下が荒れないようしっとり感を持たせ、使用感などのアンケート評価は上々だったものの、インパクトに欠ける商品名やパッケージデザインのために売り上げは苦戦していました。

ところが2004年、テコ入れのために商品名を「鼻セレブ」に変えたところ、売り上げが前年比の3割アップ。折しも時は叶姉妹やヒルトン姉妹やらが世間を賑わせる「セレブ」ブームで、贅沢ティッシュのコンセプトが伝わりやすかったとも言えます。また、白い動物が優しくこちらを見つめるパッケージも「かわいい!」と評判になりました。

2018年現在では「モイスチャーティッシュ」時代の10倍の売り上げだそうです。

 
3. あったかさをアピール「まるでこたつソックス」

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