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コンサルティング企業のPwC(PricewaterhouseCoopers)が世界2500社の大手上場企業を調査したところ、60%以上の最高デジタル責任者が2015年以降に雇用されたという結果が出ました。この結果は、AI技術IoT(Internet of Things: モノのインターネット)といった新興デジタル分野が、近年大きな盛り上がりを見せているのに呼応していると見られます。

最高データ責任者の登場はそれよりも少し遡り、インターネットの普及によりビッグデータに注目が集まり出した2000年頃に役割が定義されたようです。インターネットにより大量収集が可能になったデータの管理活用が重要視されるようになり、それが経営一般に欠かせないものになるにつれ、最高データ責任者の必要性も増していきました

最高デジタル責任者がぶつかる壁

ある程度歴史があり、その役割と重要性の認識が共有されている最高データ責任者に比べ、最高デジタル責任者の定義はまだファジーな部分も多く、業界や企業により業務内容にばらつきがあります。そのため過去に最高デジタル責任者としての実績があったとしても、新しく採用された企業でその経験が活かせるとは限りません。

最先端のデジタル技術の導入を目的に採用された最高デジタル責任者が説く戦略を、経営陣が理解できないというケースもあります。フットワークの軽いスタートアップやIT企業でキャリアを積み、レガシー企業に最高デジタル責任者としてヘッドハンティングされた場合は特に、共通理解の乏しさや意思決定の遅さに愕然とするそうです。

最高デジタル責任者というのは、こうしたベストとは言えない環境でも目標の達成を求められる、大きなプレッシャーのかかる役職と言えます。

CDOの重要性は増していく

データや情報が重要性を増していく最近の風潮を鑑みると、最高データ責任者および最高デジタル責任者の両者は、いずれも多くの業界の企業にとって欠かせない存在になっていくでしょう。特に会社の将来を左右するような大きな決断を下す場合には極めて重要な責任を負うポジションとなるのではないでしょうか?今後、CDOという単語を聞く機会も増えてくるかもしれませんので、ぜひこの機会に、Chief Data Officer、またはChief Digital Officerの略だと頭の隅に置いておいてください。

それを見越して、CDO club JapanのようなCDOとCDOを探す経営者をつなぐプラットフォームも誕生しています。

【参照リンク】
CDO(最高デジタル責任者)、進化するその役割:「彼らは単なるデジタル屋ではない」|DIGIDAY
同じCDO、最高デジタル責任者と最高データ責任者の違いは?|デジタルクロス
チーフデータオフィサーの進化|PwC

佐藤ちひろ

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