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データ活用を円滑にする情報共有基盤(Infrastructure for Multilayer Interoperability)および「共通語彙基盤」とは?

         

従来は、システムに標準搭載されていない漢字で表される氏名を扱うために、各システムで「外字」と言われる独自の文字を作っていました。行政機関や企業からは、コスト削減、情報連携促進、ベンダーロックインという観点から、情報処理における最大の課題として常に指摘されていたのです。

そこで2010年に内閣官房、総務省、法務省、経済産業省、文化庁が協力して文字情報基盤構築に着手。この事業は2017年に完了し、漢字約6万文字の国際規格化が完了しました。

ベンダーにとっては大幅な生産性・品質向上に

従来はシステムを構築する前に、マスターデータを整備するのにかなりの時間と手間を掛けていました。またデータ構造が不十分なことにより、実務とかけ離れたシステムが作られてしまうということも珍しくありませんでした。

共通語彙基盤を利用すれば、データ構造から取捨選択するだけでシステムやアプリの開発に着手可能です(参考記事)。これにより、ベンダーの生産性・品質の向上につながります。さらに、異なるシステム連携が可能になるため、IoTの普及にもつながるのです。

 【参考記事】
 IMI 情報共有基盤 _ 情報連携に不可欠な基本情報やツールを提供するサイトです
 第72回「共通語彙基盤って何ですか?」 _ [日立]CyberGovernment Online
 文字情報基盤とは | 首相官邸
 情報共有基盤システムの概要 | 横浜市
 Society 5.0実現に向けたデータ連携基盤 現状と課題 | 内閣府
 政府公式の「情報共有基盤サイト」開設、システムの高速開発やデータ連携に弾み _ 日経 xTECH(クロステック)

(安齋慎平)

 
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