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なぜ今注目される?企業が重要視するべきSDGsの17の目標と実行方法

         

企業をあげてSDGsに取り組む意義とその方法

ここまで、SDGsの具体的な内容や政府をあげた取り組みについてご紹介してきましたが、ここからは、SDGsに含まれる一連の目標の達成のため、企業はどのように取り組むべきなのか?について簡単にご説明いたします。

まず、SDGsに対し、企業がどのようなことを要請されているのか、やSDGsに企業が関わる意義が端的にわかるのが、以下の潘基文(パン・ギムン)元国際連合事務総長の発言です。

「企業は、SDGsを達成する上で、重要なパートナーである。
企業は、それぞれの中核的な事業を通じて、これに貢献することができる。
私たちは、すべての企業に対し、その業務が与える影響を評価し、意欲的な目標を設定し、その結果を透明な形で周知するよう要請する。」

こうした国際的な要請に対し、各国の企業が効率よく応答できるように、と提案されたのが以下の五つのステップです。

  1. SDGsを理解する
    企業や取り組みに関わる全ての人がSDGsについて十全に理解する
  2. 優先課題を決定する
    SDGsによってもたらされる最も重要な事業機会を醸成しつつ、リスクを回避するために、SDGsに関する長期的な正および負の影響を評価することで、優先的に取り組む課題を決定する
  3. 目標を設定する
    事業の成功のために必要な目標を立てつつ、その目標が SDGsにどう関わるのかをきちんと言語化することで、持続可能な開発をどのように実行していくのかをチーム全体で共有する。
  4. 経営へ統合する
    中核的な事業と企業ガバナンスに持続可能性を統合し、 企業内のすべての機能に、持続可能な開発目標を組み込むことで、目標を達成する足がかりを作る。
  5. 報告とコミュニケーションを行う
    企業とステークホルダーにとって共通の枠組みであるSDGsに関する事項について、意見交換や報告を定期的に行い、コミュニケーションをとることで、目標や施策の問題点や穴を見つけ、補完していく。

SDGsに関する企業の取り組みの指針についてより深く知りたい場合は、SDGs Compass」を参照してみてください。

最後に

SDGsは、私たち一人ひとりの生活に関わる、国際的にも非常に重要な指標です。

SDGsという枠組みの中で、日本の現状を知ることは、日本社会が抱える具体的な課題を見つけることにもつながります。また、毎年きちんと数値が算出されることもあり、事業の目標設定の指標の一つとして取り入れれば、チームのモチベーションにもつながります。

より良い社会を目指して、ぜひ、SDGsについて知識を深め、目標を達成するための行動を起こしてみてください。

【参考引用サイト】
「持続可能な開発目標」(SDGs)について
2018 SDG Index and Dashboards
SDGsアクションプラン2019
SDGs(持続可能な開発目標)17の目標&169ターゲット個別 ... - イマココラボ
SDGs Compass

(大藤ヨシヲ)

 
日本や諸外国のSDGs達成度の進捗

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