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SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉をテレビや新聞、街中のポスターで目にしたことはありませんか?
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語では、「持続可能な開発」を意味します。
SDGsは、2015年9月に国連で開かれたサミットにて、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)」として全会一致で採択されたもので、国際社会が共通して2030年までに達成すべき目標です。
そして、このアジェンダの理念として掲げられたのが「誰一人取り残さない-No one will be left behind」というもの。これは裏を返すと、この取り組みは世界中全ての人にとって関係のあるもの、ということです。
実際、日本においても、都市や会社、学校など様々な枠組みで、SDGsの達成を目指した取り組みが行われています。
そこで今回は、SDGの具体的な目標やその達成度の指標となるものを徹底解説した上で、企業はどのようにSDGsに取り組めば良いのか?をご紹介いたします!
SDGsが目標として掲げているのが、以下の17項目です。
さらに、この17の目標は、169のターゲットに分割されており、それぞれの目標やターゲットの達成度を測るため、230の指標を指定しています。
この指標は、Tier1(ティア1)、Tier2(ティア2)、Tier3(ティア3)のいずれかに分類されます。
Tier1:概念が明確、かつ国際機関等が基準設定があり、定期的に発表しているもの
Tier2:概念が明確、かつ国際機関等が基準設定があるが、定期的な発表に至っていないもの
Tier3:基準設定もされていないもの
実際に同じ目標5(ジェンダー平等を実現しよう)に含まれる指標の中から、それぞれの分類の事例をあげてみると、
Tier1:15歳未満、18歳未満で結婚又はパートナーを得た20~24歳の女性の割合
→定期的に発表されている統計データ
Tier2:これまでにパートナーを得た15歳以上の女性や少女のうち、過去12か月以内に、現在、または以前の親密なパートナーから身体的、性的、精神的暴力を受けた者の割合(暴力の形態、年齢別)
→定期的に発表されていない統計データ
Tier3:性別に基づく平等と差別撤廃を促進、実施及びモニターするための法律の枠組みが制定されているかどうか
→どのように数値化するかが定まっていないデータ
というようになっています。
さらに、日本や諸外国の2018年度の書く目標達成度が下の表になります。色が赤に近ければ近いほど、目標達成度が低く、緑になればなるほど、目標達成度が高くなっています。
日本において達成度が65%以下になっている指標は、SDG5(ジェンダー平等を実現しよう)、SDG12(つくる責任 つかう責任)、SDG14(海の豊かさを守ろう)、SDG17(パートナーシップで目標を達成しよう)です。
それぞれの目標達成度の発表に伴い、日本政府も一年に一度、その年のSDGsのアクションプランを発表します。
2019年のアクションプランは、「日本は、豊かで活力のある「誰一人取り残さない」社会を実現するため、一人ひとりの保護と能力強化に焦点を当てた「人間の安全保障」の理念に基づき、世界の「国づくり」と「人づくり」に貢献していく。」という前提のもとで、「あらゆる人々の活躍の推進」や「成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション」といった八つの取り組みの方針も発表されています。もっと詳しく知りたい、という方は「SDGsアクションプラン2019」をご覧ください。
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