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農業や製造業など昔からある業界と比較すると、ITの歴史はまだまだ始まったばかりです。けれどもIT市場は年々急速に成長しており、インターネットなしの生活はもはや想像できない、というほどには、私たちの生活に密接な関わりを持っています。
同時に、今後もさらなる成長を期待されている業界でもあります。そんなIT業界で今注目されているのが「SoE=Systems of Engagement」と「SoR=Systems of Record」です。SoEとSoRは、システムの目的と特性による分類を示す用語です。
IT業界のトレンドとなっている「SoE」「SoR」の最も大きな違いはシステムを構築する目的です。SoEは主にユーザと企業を繋ぐためのシステム。一方で、SoRは社内の基幹系システムと位置付けられています。
このSoEとSoRを意識しながらプログラムを構築していくことで、最適化されたシステムを導入できると言われています。SoE(Systems of Engagement)は、「繋がりのシステム」を意味します。これはユーザと企業をどのように繋いでいくかという点を重視したシステムです。一方SoR(Systems of Record)は、「記録のシステム」を意味します。これは社内情報を安全に管理し、それを適切にアウトプットできる点を重視したシステムです。
仕事の効率を上げるためには、システムの導入が効果的です。けれども業務内容に合ったシステムを構築できなければ、その効果も半減することでしょう。従来のIT業界は「SoE」と「SoR」をまったく別物として捉え、それぞれを独立させて構築してきました。
しかし、効果の高いシステムを導入するためには、対ユーザの「SoE」と対社内の「SoR」の2つの視点から考えていくことが重要となり、「SoI=Systems of Insight」という「SoR」「SoE」の両軸から新たな洞察や知見を獲得するためのシステムという概念が生まれ、その重要性も叫ばれています。
「SoE」「SoR」という一見性質の違うこの両者を統合することによる、より多角的な情報の管理と活用が重要ということです。今後のIT業界の成長では「SoE」と「SoR」の統合、そしてその先の「SoI」が1つのキーワードになってくるかもしれません。
(データのじかん編集部)
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