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MotionBoardダッシュボード作成の悩みを解決:全体検索と個別検索(後編)~ 全体検索とは!? ~

         

今回のテーマは、日々よく活用されている検索機能です。前回は個別検索を解説しましたが、今回は全体検索の解説となります。そう、検索と名前は付いていますが、データを検索するというより、ある条件で絞り込むと思っていただいたほうがわかりやすいです。「全体検索」と「個別検索」を場面場面で使いこなせるようになると、非常に見やすい、わかりやすいチャートが表現できるようになりますし、閲覧メンバーでも分析がしやすくなります。

「全体検索」と「個別検索」の違い

検索機能には「全体検索」と「個別検索」と2つの機能があります。「全体検索」とは言葉のとおり、ボード全体を対象として、検索、つまり絞り込みができる機能です。例えば、ボードに複数のチャート(グラフや集計表)を配置している場合、複数のデータセットから成り立っています。この複数のチャートを同時に絞り込む場合、例えば、「都道府県」や「年度」と言った項目の条件で絞り込むことが可能となります。これが「全体検索」です。

また、「個別検索」は、データセット単位で検索、絞り込みができる機能です。複数のチャートが配置されている場合、あるチャートは、全国を表示したまま、1つのチャートだけを都道府県で絞るなど、それぞれデータセット単位で絞り込むことができるのが、「個別検索」となります。

この2つの検索を上手く使い分けていくことが、ボードマスターに近づく第一歩です。今回は、その中でも「全体検索」の機能を説明していきます。

「全体検索」の設定方法

「個別検索」はデータセット単位で検索できる機能です。一方、「全体検索」は、別のデータセットであろうが、同じデータセットであろうが、画面が配置されている複数のチャート(グラフや集計表)を一気に絞り込むことができます。具体的に示していきましょう。

今回のボードの例は、複数店舗の売り上げをエリア別や大分類別によりチャートや集計表、また明細表とで表現したものです。ここに、「全体検索」を設定してみましょう。

ちなみに、同じデータセットで、エリア別売上集計表とエリア別売上のチャートを配置します。別のデータセットで商品の大分類別売上のチャートを配置します。更に売上データの明細表も別のデータセットで配置します。都合3つのデータセットで4つのアイテムを配置しました。

では、検索項目を設定してみましょう。管理モードで左下のボード管理を押下し、全体検索設定のタブをクリックし、検索条件を設定していきます。ちなみに、個別検索の設定の場合は、検索条件を追加したいアイテムの上でクリックし、検索条件の設定から進みましたが、設定する部分が異なりますのでご注意を。

この場面では、どれを検索条件として絞るかの設定ができます。つまり、全体検索とは言え、全体を対象とするだけでなく、任意のアイテムだけを対象とすることができます。初期設定では、全体検索対象と言う部分に全てチェックが入っています。もし、チェックが外れている場合は、チェックを入れてください。勿論、対象としない場合には、チェックを外してください。更に、検索条件の設定に進みます。上部の「検索条件の編集」ボタンを押下します。

ここで、検索条件を設定します。今回は、「年」で条件を絞ってみましょう。検索値の指定方法を「リストボックス」に、下段の一括追加をクリックし、「2013」と「2014」と言う条件を設定します。ここで、「追加」ボタンを押下すると条件が設定されます。ちなみに、個別検索の場合は、ここから検索条件を画面に配置したのですが、全体検索の場合はここでは設定しません。一旦ボード管理画面も「OK」を押下し、ウインドウを閉じます。続いて、上部にある「検索」と言うタブをクリックします。

そうすると、先程、設定した全体検索のウインドウが開きます。この画面の右の青いプラスをクリックして配置をします。検索条件を、例えば「2013」にすると、4つのアイテムが「2013」だけに絞られていることが見てわかります。これで、設定完了です。

配置設定をする部分が個別検索とは異なり、少しわかりにくいかもしれません。ただし、何度か設定すれば、理解いただけると思います。是非ご活用を。

はまるかもしれないポイント

個別検索は、それぞれに条件設定がされているので、検索条件で絞られているとすぐに気づくのですが、そもそも全体検索は、違うところで設定しているために、自分で設定していたとしても忘れる場合があります。特に、個別検索と全体検索とダブルで絞ることもできるので、個別検索の条件を変更したのに、条件が外れないと感じた場合は、全体検索を確認してください。絞ったままになっているかもしれません。

前回の「個別検索」、今回の「全体検索」を上手く使い分けると、わかりやすいボートが作成できます。是非とも今回と前回の話を理解し、是非、ボードマスターを目指してください!

[著]MotionBoard Cloud 導入支援・定着支援パートナー
株式会社ギミックプロジェクト 山口 純平氏
ハウスメーカーにて商品企画、経営コンサルティング会社にて経営支援、営業支援、設計事務所にて営業マネージャー、新事業企画責任者を経て、クラウドコンピューティングの定着支援を専門に行なう株式会社ギミックプロジェクトを設立。ボードの作成は理路整然としており分かりやすく、また独自の研修カリキュラムには定評がある。

本記事はウイングアーク1st株式会社の運営するThe BLOGに掲載された記事を許可を得て掲載しています。

 

 
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