SHOWROOM、Mix Channel、17 Live……若年層を中心にライブ配信サービスが広まり続けています。2018年の市場規模は132億円に達し、2019年のライブ配信アプリの利用者は295万人から447万人に急増。2020年の5Gの始動によってその勢いはさらに加速すると言われています。
高い成長可能性を持つライブ配信市場。本記事ではその売り上げ・利用状況にまつわるデータや主要なアプリの特徴、未来予測についてわかりやすくご紹介します!
「自分は見る暇がないし配信者になる予定もないから……」と敬遠していては機会を逃すかもしれません。今のうちに概要だけでもつかんでおきましょう。
ライブ配信市場には早くから注目が集まり、2011年の矢野経済研究所の発表ではなんと2020年に7,442億円の市場規模に達すると予想されていました。
NetflixやHuluなどのVODサービスも含めた動画配信サービス全体の市場規模が2018年時点で2,200億円であり、2020年には2,500億円強に成長するというのが最新の予測であることを鑑みると、その見込みは過大だったと考えるのが妥当でしょう。ただし、2,200億円・2,500億円強という数値に動画配信業者が得られる広告費は含まれていません。その金額によっては予測に現実が大きく近づくでしょう。
引用元:拡大する動画配信市場の”いま”を知る必携の書「動画配信市場調査レポート2019」発刊┃PRTIMES
ライブ配信は若年層の間ではすでに市民権を得ており、2018年の三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる調査では15~19歳の69.4%、20代の51.6%、つまり過半数が視聴経験があると回答しています。配信経験があるのは15~19歳で35.7%、20代で27.2%で、視聴したことがある人の約半数は配信経験があると考えられます。
また意外にも30代以降の配信者も少なくなく、30代の41.5%・40代の31.3%に視聴経験が、19.9%・18.1%に配信経験があります。なんと還暦を迎えた方でも2017年時点で2.0%が動画配信サービスを利用しているということです。
引用元:ライブ配信サービス(投げ銭等)の動向整理┃三菱UFJリサーチ&コンサルティング
利用者全体のライブ配信の視聴頻度は週に一回程度が最も多く19.0%。その後に週に2・3回(18.4%)、毎日(17.9%)が続きます。暇つぶしとして気が向いたときに配信を見ているという利用者が多いのでしょう。
視聴ジャンルで最も人気なのが「ゲーム配信(37.8%)」。2位が「音楽(37.0%)」、3位が「トーク・雑談(32.5%)」です。10~20代では「ゲーム配信」が、30~40代では「音楽」が人気と世代によって嗜好の偏りがあるようですね。
4位の「アイドル・タレント(27.4%)」や5位の「お笑い(19.7%)」よりも「トーク・雑談」が上位であることから知名度や技術はそこまで重要でなく、普通の人が参加しやすい環境だといえそうです。なお、販促につなげやすそうな「商品・サービス等の試用」は10位(7.7%)です。
引用元:ライブ配信サービス(投げ銭等)の動向整理┃三菱UFJリサーチ&コンサルティング
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