テレワークとは「tele=離れた場所」と「work=働く」を組み合わせた造語「テレワーク」。インターネットやVPN(仮想プライベートネットワーク)といった情報通信技術を利用して、会社から離れた場所で仕事をすることです。
テレワークのメリット、デメリットありますが、通勤地獄を回避できる、集中できる環境が必要な仕事に向いている、など様々なメリットが考えられます。
新型コロナウィルスの感染防止目的でリモートワーク(あるいはテレワーク)を指示、または推奨されて自宅で勤務している方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省のサイトによると、感染の危険性を高める「濃厚接触」の条件は、
環境のことを指すとのこと。これ、まさしくオフィスの環境と同じですよね。満員の通勤電車も心配です。
とはいえ、感染の危険を避けることには代えられないものの、いつもと違う環境で生産性を維持するのは容易ではありません。そこで、今回の記事ではフリーランス歴5年で「毎日がリモートワーク」状態の私から、家で快適に仕事をする上で必要な考え方や習慣をご紹介します。
私が8年間のオフィス勤めから自宅勤務のフリーランスになったとき、まずつまづいたのが「朝、スムーズなスタートを切ること」でした。「通勤」という習慣は身体と頭を仕事モードに切り替えるのにはとても有効なステップだったのだと気づきました。
そこで私が実践しているのが「朝、まずは全裸になる」ことです。ベッドから抜け出し、朝食を食べ、家事を終わらせたら、「オフモード」の自分を脱ぎ捨てて「オンモード」へ切り替えるために実際に服を全て脱ぎます。
その前にジョギングで汗を流してもいいですし、シャワーを浴びてもいいでしょう。とにかく、オフの自分を「脱ぎ捨てる」ことが大切です。
そこまでハードな運動でなくても、身体を覚醒させるためにちょっとした運動のルーティンを取り入れるのは有効です。
たとえばラジオ体操。NHKのYouTubeチャンネルに公式動画があるので3分だけ時間を割いて身体を動かしましょう。ストレッチ効果もあり、身体も頭もすっきりします。
データのじかんの運営を行なっているウイングアークでも2週間ほど前から原則在宅勤務となり、リモートワークが行われていますが、運動不足とコミュニケーション不足の両方を解消する方法として、同じ時間にZOOMで集まってラジオ体操をする、というイベントが先週から行われているそうです。ZOOMで体操イベントをする方法も紹介されているのでぜひ参考にしてみてください。
大人になってやってみるとラジオ体操ってよくできてるな、と感心せずにはいられません!しかもこの伴奏って実は作曲家として名高い服部正氏による作品でピアノのみで作られているので、リモートワークによってできた余白の時間をピアノの練習に費やしたい、という方はここから譜面をダウンロードしてトライしてみてはいかがでしょう?調べてみるといろんな方法で譜面は入手できるようです。
朝、きちんと起きて一度全裸になることで「オフモード」の自分を脱ぎ捨てて、ラジオ体操で身体と頭を覚醒させても、問題は仕事開始を誰にも強制されないことです。
そこで、あくまで気持ちの問題でしかありませんが「定時」を決めておきましょう。9時や10時といった時間を決めて、それを過ぎたら「遅刻」と思っておくだけです。オンラインミーティングの予定がなくとも、とにかくPCの前に就くタイミングを決めておくといいでしょう。
さて、ようやくPCの前に就きました。とにかく手を動かし始めれば仕事は進んでいきますが…。もし、私と同じように子どものいない家庭の場合、そこでふと気がつくはずです。静かすぎる、と。
オフィスで仕事をしているときには「静けさ」を求めていたはずなのに、実際にその環境に身を置いてみると仕事が捗るどころか集中力がまるで長持ちしないのです。
理由は人の目がないこと。自分が仕事をしていなくても注意する人物が近くにいないことを再確認してしまうのです。そこで、環境音を利用して擬似的に衆人環境にいるような状況を作り上げましょう。YouTubeで「カフェ」や「雑踏」「街中」のようなキーワードに「環境音」を組み合わせると多くの動画が見つかります。他にも集中力を高める効果が期待できる「ホワイトノイズ」をふんだんに盛り込んだ動画も世の中にはたくさん出回っていますので、一度検索してみてはいかがでしょうか?
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