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Microsoft PowerApps(パワーアップス)とは?基礎知識と実用例を徹底解説

本記事では、PowerPointのような操作でExcelのような関数を入力してアプリを作れるサービス「Microsoft PowerApps」を紹介しています。データ連携の方法やカスタマイズの方法、実用例を紹介していますので、Microsoft PowerAppsについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

         

アプリを自作したいけれど、コーディングの知識もないし、、、
と、お困りではありませんか?

確かに、コーディングは、ある程度のスキルを身に付ける必要があります。パソコンが好きな方であれば比較的馴染みやすいですが、そうではない方にとってコーディングを覚えるのは至難の技です。しかしながら、コーディングを必要とせずにアプリの開発ができる夢のようなサービスがあります。それが『Microsoft PowerApps』です。

PowerAppsとは?PowerPointのような操作でExcelのような関数を入力してアプリを作れるサービス

Microsoft PowerAppsは、PowerPointのような操作でExcelのような関数を入力してアプリを作れるサービス。OSやブラウザーに関係なく、どの環境下でも使用可能。例えば、PowerAppsで作成したアプリは、Mac環境のブラウザーでも起動します。また、iOSAndroid用のアプリも提供されています。

PowerAppsの連携方法とは?コネクタを使ってデータ連携

PowerAppsでは、Microsoft系のサービス(OneDrive、Excel、Outlook、SQL Server)だけではなく、外部の様々なサービスを連携できます。例えば、kintoneやSalesforceなどもデータ連携が可能。さらにDropboxのようなクラウドサービスや、Facebook、TwitterのようなSNSにも接続できます。オンプレミス(自社運用)のデータベースともつなげることができるようです。

PowerBIでデータ分析したものをPowerApps上で動かすことも可能なので、低コストでビジネスにも応用できそうです。

PowerAppsのカスタマイズはJavaScriptは必要?

コーディングを必要としない開発アプリの中でも、カスタマイズの際にはJavaScriptの知識が必要になることがあります。

しかしながらPowerAppsは、アプリの細かい動きをExcelの数式を入力するような感覚で作成可能。JavaScriptすら必要ないというのはこのアプリのアドバンテージです。

PowerAppsは開発ではなく「作成」

多くのWeb記事で書かれているのが、このアプリは開発ではなく「作成」であること。

上で触れた通り、PowerAppsでは、プログラミングが不要。PowerPointのようにアプリがサクサク作れるのですから、開発ではなくもはや「作成」と言えます。

このアプリの登場によって、コーディングが身近になるだけではありません。会社の「ユーザー部門」が開発者をほとんど必要とせずに、アプリ開発ができるようになるのです。開発ツールは通常、情報システム部門が開発するため、ユーザー部門は情報システム部門に開発を依頼し、要件定義をした後開発がスタートします。部門間でのやりとりとなるため、100%ユーザー部門が求めているアプリが完成するとは限らず、情報システム・ユーザー部門での幾度の調整の上でようやく求めていたアプリが完成するというのが一般的です。

しかし、PowerAppsを使えば、ユーザー部門単独でアプリ開発ができるようになります。ユーザー部門からわざわざ情報システム部門を介する必要がなくなるので、ユーザー部門が本当に求めているアプリをすぐに作成可能。使いにくい部分があれば、すぐに改修して実装することができるようになるのです。

PowerAppsの実用例とは

PowerAppsを使えば、どんなアプリでも作れます。

例えば取引先の連絡先検索アプリ。Excelで管理するという方法もありますが、Excelでの連絡先管理は表が壊れたりなど利便性に劣る部分があります。PowerAppsなら、データ連携するだけで連絡先検索アプリを簡単に作ることが可能です。

また、出張に関するプロセスを一括で行えるアプリも作成可能。出張の際には、「カレンダー管理」「出張申請」「CRM」「乗換案内アプリでの検索」などのプロセスがあると思いますが、PowerAppsを使えば、これらを1つの画面にまとめ、さらにスマホで完結できるアプリを作ることもできるのです。

データは集めて、分析し、その結果に基づいた行動を起こして初めて価値を生み出します。分析を担うのがBIツールなら、そして実際に使う際に便利なのがアプリです。このPowerAppsはそのアプリの作成プロセスを強力にアシストしてくれます。

まずは無償プランでお試しを

PowerAppsには有償・無償プランがありますが、Office 365やDynamics 365のライセンスを持っていれば無償で利用できます。試用版は30日使えますので、まずは公式ページを確認してみてはいかがでしょうか?

Microsoft PowerApps


参考記事
ASCII.jp:Excelとパワポの知識だけで業務アプリを開発できる「PowerApps」とは
最近よく聞く「PowerApps」って何?その概要を5分で解説!
業務用モバイルアプリが数分で作れるMicrosoftのPowerAppsを使ってみた – Blog Da


(安齋慎平)

 
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