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外国ではビールは何歳から?国ごとに異なる飲酒事情や法律をまとめてみました!

         

梅雨も明けて、いきなり猛暑ですね。

ビールが美味しい季節ですが、日本には”未成年者飲酒禁止法”という法律があります。この法律によって、未成年の飲酒は禁じられており、未成年に対する販売も禁じられています。日本の法律では20歳から「成人」と見なされ、お酒を飲める年齢になりますが、世界の国々ではどうなっているのでしょうか?

調べてみると、ビールやワインの年齢制限と他の酒類の年齢制限が異なっていたり、飲酒可能な年齢と購入可能な年齢が異なっていたり、同じ国でも州ごとに違ったり、とさまざまな飲酒事情が見えて来ました!興味深い!

そんな世界各国の飲酒事情の実態を解明してみました!

アフリカ

アフリカ諸国でビールが買える年齢は大体18歳です。

しかし、エチオピアでビールを買えるのは15歳と、とても若い年齢から購入ができます。ジンバブエは16歳。ガンビアは17歳。若い!

カメルーンとエジプトはアフリカ諸国の中でも遅く、21歳。これはアメリカと同じです。北に位置するアルジェリアは、18歳と指定されていますが、ムスリム国家という理由から売っているお店が少なく見つけるのは相当難しい模様です。

そして中には、ちゃんとした法律がない国も多く、中央アフリカ共和国、ガボン、ギニア、モロッコ、トーゴ等の国々は未だ法整備がされていない状況で決まった年齢はありません。とは言え、外見があまりにも若すぎる場合、ビールがあったとしても買えないかもしれません。

リビア、ソマリア、スーダンでは酒類の販売が完全に禁止されています。さすが厳格なイスラム国家です。宗教とアルコールの関係性は興味深いものがありますね。

ちょっと変わった法律を取り入れているのがウガンダで、基本的には18歳がビールを含めたアルコール類を購入・飲酒できる年齢となっているのですが、レストランで1杯のビールやワインを注文して飲むことは16歳から許されるという不思議な制度も存在します。それはいいのね、と。

アメリカ大陸

アメリカ大陸の国々はどうなっているのでしょうか。

基本的に成人と見なされる年齢は日本に比べて早く18歳と指定している国が多いのがアメリカ大陸の特徴です。しかし、大国アメリカはというと、飲酒が解禁されるのは21歳からと少し遅め。

お酒を飲むために、アメリカからカナダやメキシコへ行ってお酒を飲んだりする若者もいると、アメリカ人の友達から聞いたことがあります。

日本のように島国だと、国境が海で歩いて越えられない分、国境を越えてまでお酒を飲もうとする若者はいないかもしれません。しかし、アメリカやカナダのように、簡単に国境を渡れる国だと、また感覚も違うのでしょう。

お隣のカナダになると、18歳だったり19歳だったりと同じ国だとしても、州法によって飲酒ができる年齢が変わるという国もあります。

国単位での取り決めではなく、州毎にビールやアルコール類を飲めたり購入できたりする年齢が変わるのは、また日本人の私たちにとっては少し不思議に思いませんか?

アジア・中東

ここ日本では、20歳から成人と認められ、お酒もたばこも認められますが、私たちのご近所さんの国々も気になるところです。

日本にいると感じることは少ないですが、飛行機で数時間の近場の国でも、バングラディッシュやブルネイなど、イスラム教の国が多いのも特徴です。LCCで気軽に行ける距離の国々ですが、少し注意が必要な国もあるので、それらの国にお出かけの予定がある方は少し下調べをしておくことのをおすすめします。

例えば、日本人にも人気の観光地モルディブでは、お酒を買うことが許可されているのは観光客だけで、地元の人は購入も飲酒もできません。

特にお酒全般に対して厳しい国の代表サウジアラビアでは、所持をするのも禁止されていて、もちろん飲酒なんてもってのほか!見つかると、牢屋に入れられてむち打ちの刑になるという法もあり、厳しい国は厳格です。しかし、やはり中にはお酒を密造してまで飲む人もいるのだとか。

お酒好きの皆さんは日本に生まれてよかったですね。

ヨーロッパ諸国

ドイツやフランスなど、ビールに限らずワインやウイスキーなど、お酒が好きそうなイメージの国々が揃っていますが、ヨーロッパ諸国はお酒に対して寛容なのでしょうか?

オーストリア、ベルギー、デンマーク、ビール大好きなイメージのドイツ、セルビア、スイスなどは18歳から購入も飲酒も可能です。

一方で、いくつかの国では飲酒年齢の引き上げが実施されています。

2002年にスペインのマドリード、バレンシア、カタルーニャは16歳から18歳に引き上げられました。フランスは2009年に16歳から18歳に引き上げられました。16歳と、相当若い年齢から解禁になっていたというのも驚きですが、さすがワインの国といったところでしょうか。

まとめ

調べて見ると、MLDA(Minimum Legal Drinking Age – 飲酒が合法となる年齢)は18歳-19歳が最も多く、61.1%、その次に16歳から17歳の10.5%、MLDAが設定されていない国も多く10.0%、その次は21歳で6.3%、飲むこと自体が違法となっている国が8.4%、日本のMLDAである20歳はかなり少数派となっておりわずか2.6%という結果に。

そんなわけで、今回は世界各国の飲酒年齢を調べてみました。日本では飲酒年齢は20歳であり、そんなの常識じゃん、と思いがちですが、世界的に見ると色んな「常識」があることが分かるデータですね。20歳はキリのいい数字だと思っていましたが、多くの国は20歳で区切っていないのですね。ちょっと意外です。

世界各国の飲酒年齢

こんな風に、1つのデータをとってみても、様々な側面からいろんな問題が見え隠れして面白いものです。それでは、成人の方々!ビアガーデンにでも出かけてキリっと冷えたビールを楽しみましょう!!

暑い日はまだまだ続きますがご自愛くださいませ!

(AiWorld Explorer)

 
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