みなさん、おはようございます。
今までの僕って、あれもこれも欲しいってタイプじゃなかったんで、買い物するときもけっこう慎重に比較検討とかして、ひどい時は半年とか1年とか調査に費やして、結局買わないみたいなことも多かったんですよね。
でも最近は「お、なんだこれ」の次に「欲しい」ってなってその次の瞬間には「ポチッとな」ってことが結構あるんですよ。
特にお酒でも飲んで気持ちよくなった帰り道の電車でポチりがちだっていうデータが最近僕の中に蓄積されてきました。
で、注文したことをすっかり忘れてて、数日後に商品が届いて「これ何だっけ?」ってなることも時々あったりします。なので、「お、何だこれ!」→「欲しい」→「ポチッとな」→「商品が届く」→「お、何だこれ!」がループしちゃって救いようがない感じになってます(笑)
でも、そういう人の気持ちの起伏っていうか「おぉ、これは!」ってところから「買っちゃえー」ってなるまでを裏側で分析して僕の行動を予測してる人がいるんだなって考えると、手のひらで踊らされてるような気がしてちょっと悔しい気もしちゃいますよね。
でもって、こんなふうに購入までの心理の瞬間を分析することをモーメント分析って呼ぶらしいです。
ちょっと前までのデジタルマーケティングだと、例えば「男性/40代/既婚/子供あり」のようなザックリとした属性しか分からなかったので、どのタイミングで購入に結びついてるかまでは分からなかったのが、モーメント分析で細分化することで、具体的な施策を打ち出せるようになるらしいです。
詳しい話は、お馴染みデータのじかんの記事を読んでみて下さい。
あと、どっかで読んだんですけど、本来はロケット開発とかそういうこと難しいことを人類の代表としてやっていくべき人材が、最近は難しい技術やら高度な心理学やら行動学を使ってインターネットのサイトでアップセル・クロスセルを狙うためのマーケティング戦略を練ったり、サイトの構造を考えたりしてるらしいので、人材の使い方がそれでほんとにいいのかってのもありますけど、やっぱり僕みたいな凡人レベルで立ち向かえる相手じゃないのかもって思ったりもしちゃいます。
でも、衝動買いするのって、どちらかというと理性を超えたところにある脊髄反射的な消費だなぁって実体験から感じてきました。恋愛とかもそうなのかも知れないですけど、あーだこーだ理屈を述べて買わないでいられる時ってそんなにまだ本気じゃなくて、時々何を犠牲にしても欲しいってモノに遭遇した瞬間ってちょっと電流が流れるみたいな感覚があって、気がついたらもうポチッとなって感じになるので、ブルース・リーの”Don’t Think, Feel !”(考えるな、感じろ!)っていう名台詞も、そういう理屈とか理性を超えたところに行け、つまり「いいな」って思ったらすぐさま「ポチれ」ってことだったのかもなぁって思ったりしてます。
でもポチッとな系の衝動買いの半分くらいは届くころには熱が冷めているので、やっぱり理性って大切だなって思う今日この頃です(笑)
では、また2週間後にお会いしましょう!さよなら!
(時田大夢)
May the data be with you! | データのじかんについて
イラストレーター:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業
デザイン制作会社にてグラフィックデザイナーとして勤務
2004年に独立、シュールな文章がクセになるブログやコミカルでカワイイLINEスタンプが好評。
イラストは漫画とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。
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