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今回のイベントでは、少人数・現地限定というカジュアルな雰囲気の中でスタート。本イベントのコンセプトである「データをつまみに語る夜」にふさわしく、開会にあたっては、株式会社データパレードの石井亮介さんにご登壇いただき、乾杯の挨拶が行われました。石井さんによるユーモアを交えた乾杯の発声は、参加者間の緊張を一気に解きほぐし、データへの情熱を持った人々が交流する、活気あふれる一夜の幕開けとなりました。

株式会社データパレードの石井亮介さん

● 山辺真幸さん(一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科 特任講師/慶應義塾大学メディアデザイン研究科 特任講師/UMT株式会社 代表取締役)
● 尾曽英利奈さん(ダイハツ工業株式会社 DX推進部DX推進室デジタル変革グループ エバンジェリストリーダー、手に持っているのは山辺さんの監沢書である『データビジュアライゼーションのためのデザイン原則』)
● MC:林美夢さん(データ界隈100人カイギコミュニティマネージャー)
● MC:堀部啓太さん(データ界隈100人カイギ)

MCデータ界隈100人カイギコミュニティマネージャー 林美夢さん

MCデータ界隈100人カイギ 堀部啓太さん
イベント前半では、スピンオフ企画連動のPodcast番組「データをつまみに語りませんか?」の公開収録を実施。ダイハツ工業のDX推進を担う尾曽さんと、データの可視化を研究する山辺さんという、立場の異なるエキスパートをお迎えし、データにまつわる「ちょっとした本音」が語られました。
尾曽さんのセッションでは、大企業におけるDX推進のリアルな現場が共有されました。
「ダイハツDXが掲げる『人にやさしいみんなのデジタル』」を合言葉に、誰もがデジタルを活用できる会社を目指す活動は、一朝一夕にはいきません。その中で、現場で生まれる挑戦や工夫をどのように可視化し、仲間づくりと学び合いを後押ししているのか。データ活用を文化として根付かせるための、地道で情熱的な取り組みの数々が参加者に共有されました。成功事例だけでなく、そこに至るまでの試行錯誤や、避けては通れない「データにまつわる壁」が語られ、参加者からは共感の頷きが多く見られました。

ダイハツ工業株式会社 尾曽英利奈さん
一方、山辺さんのセッションでは、データ可視化の専門的な知見と哲学が提示されました。「複雑かつ大規模なデータの特徴を優美に表現するビジュアライズデザイン」を研究されている山辺さんからは、単に数字をグラフにするだけでなく、「データからストーリーを読み解く力」が、いかに組織の意思決定を変えるかという本質的な問いが投げかけられました。データサイエンティストとビジネスサイドをつなぐ「可視化」の重要性が改めて強調され、データの価値を最大限に引き出すためのヒントが共有されました。さらに、これらの知見をより深く実践するためのバイブルとして、山辺さんの監沢書である『データビジュアライゼーションのためのデザイン原則』が紹介されました。今回は、この貴重な書籍を参加者全員にプレゼントするという驚きのサプライズも。参加者の皆さんが、手渡された書籍を熱心に手に取りながら、データ可視化の奥深さに想いを馳せている姿が非常に印象的でした。

一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科 特任講師 山辺真幸さん
このスピンオフ企画の最大のポイントは、「現地参加限定」という形式です。オンライン配信やアーカイブをあえて行わないことで、その場でしか生まれない偶発的な出会いと会話の熱量が生まれました。
休憩を挟んだ後の「オフレコトーク会」では、文字通り肩書や役職を越えた交流が活発化。イベント前半の公開収録で聞いた話に触発された参加者が「飛び込みトーク」で自身の課題や経験を共有し始めました。データマネジメントの小さな悩みから、最新のBIツールの導入検討、さらには「自分の会社でどうデータを活かしていくか」という熱いキャリア論まで、多様なトピックがテーブルを囲んで語り合われました。参加者それぞれが持つ「データの日常」を持ち寄り、互いの経験をつまみに学び合う、まさにこのイベントが目指したフラットで濃密なコミュニケーションが実現しました。

本イベントの最大のハイライトは、あえて現地限定・少人数としたことで生まれた「濃密な場の空気感」にあります。その場限りの偶発的な出会いと会話の熱量が生まれました。乾杯の挨拶の直後から、ドリンクと軽食が用意された会場は、終始リラックスした雰囲気でありながら、データへの熱意に満ちた参加者同士の活発な交流の場となりました。職場の課題や、データ活用における小さな成功体験をフランクに共有されている風景が印象的です。またイベントの内容はリアルタイムにグラフィックレコーディング(グラレコ)でまとめていただきました。参加者の多くはイベント終了時に完成したグラレコの前へ集まり、写真を撮る姿が印象的でした。

イベントの締めくくりには、登壇者が考える「データの定義」について、登壇者の深い洞察が共有されました。
ダイハツ工業の尾曽さんは、データ活用を目的地への道標である「ナビ」と定義されました。対して、研究者の山辺さんは、「データは歪んだ鏡であり、目である」という哲学的な視点を提示されました。データ化によって自身の感覚器官を広げ、世界をより深く知覚していくプロセスである、という言葉に、会場全体が深く聞き入りました。
知識のインプットに留まらず、経験と本音を共有し、明日からのデータ活用のヒントと、新たなコミュニティとのつながりを得る。そんな貴重な体験を提供したスピンオフ会は、参加者にとって実り多い一夜となりました。
次回の開催は、2月19日(木)に開催いたします。ゲストには、ヤンマーグリーンシステム株式会社でDX推進を担う早坂翼さんと、株式会社ジェイメックデータで“データ活用の基盤づくり”に取り組む遠藤尚也さんを迎え、MCの林美夢さん、堀部 啓太さんとともにトークを展開。現場での悩みや試行錯誤、データにまつわる「ちょっとした本音」が、ここでしか聞けないかたちで飛び出す予定です。
データ界隈100人カイギ運営事務局では、今後もさまざまな形でデータに関わる人々の交流と学びの場を提供してまいります。次回のイベントにも、どうぞご期待ください!

| イベント名 | データ界隈100人カイギのスピンオフ会#02 |
|---|---|
| 開催日時 | 2026年2月19日(木)19:00~21:00(受付開始18:30) |
| 会場 | ウイングアーク1st イノベーションラボ「D.E.BASE」 (東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル7F) |
| 参加費 | 無料(TECH PLAYでの事前申込制) |
| 主催 | データ界隈100人カイギ運営事務局 |
※本イベントはオンライン配信は行われません。現地限定の開催となります。
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