こうした新しい肩書(キラキラネーム?)は確かにキャッチーですし、名刺やeメールの署名に「ニンジャ」や「ラングラー(カウボーイ)」と書いてあれば、相手に強い印象を残すことができるのでしょう。また従業員にこうした遊び心のある肩書を与えことで、古い体質のレガシー企業ではなく、若く革新的な企業であるとアピールする目的もあるのかもしれません。
しかしコンプライアンスが肝であるデータ取り扱いに、「ニンジャ」という名称はいかがなものか…と思わないこともありません。なにせ人の家の壁を飛び越えたり、屋根裏に潜んでスパイをしたり、時には暗殺にも関わった職業ですからね。ニンジャにポジティブでクールなイメージがあるアメリカではさておき、日本では広まりにくい名称かもしれません。満員電車に乗って通勤する農耕民族の日本人に、「ラングラー/カウボーイ」という肩書も厳しい気がしますし。
アメリカでのこのキラキラ肩書の流行、短命に終わるか世界的な潮流になるか、できるだけ暖かい気持ちで見守っていきたいところです。
色々と思うところはありますが、データを扱う職業が増え、データの重要性が増すにつれ、肩書きもまた進化していくのは自然な流れ、なのでしょうね。
参考リンク ニンジャ、ロックスター、エバンジェリスト…… アメリカで広まる新たな仕事の肩書とその理由 Deta Ninjas - Our Work
(佐藤ちひろ)
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