ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!第三弾はアンテリオ社「病気が気になったら見てね♪」チームを取材。 | ページ 2 | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん
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ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!第三弾はアンテリオ社「病気が気になったら見てね♪」チームを取材。

         

Q. 勝つためにどんな戦略を練りましたか?

最初から、参加するなら結果を残したかったので、決勝進出を目標にしていました。なので、コンセプトに沿った提案の中から、勝算のある取り組みだけに絞っていく作業を行いました。その中で、審査員がどう感じるか、というのはかなり意識していました。

そういう意味では、決勝の審査員はウイングアーク社内の人だと思っていたので、審査員が全員社外の人だったのは計算外でした。審査員の年齢層を考えると、今回はウイングアーク寄せをちょっと意識しすぎたことが裏目に出たかもしれません。

また5つの審査基準にもかなり寄せて考えました。審査基準の中にデザイン要素もあったので、デザインも重要だと考え、最終的にはプロのデザイナーに外注することにしました。これも勝つための投資でした。

ボード内のアニメーション効果など、マニアックな機能をボード内で使うことも意識しました。谷口さんは日常的にMotionBoardを使っていて、使い方を熟知しているので、MotionBoard担当として参加してもらいました。メンバーの役割分担としては、谷口さんがMotionBoard担当、町田さんが清水先生とのやりとりやウイングアークとのやりとりなどの窓口と資料作りを担当。佐藤さんが監督役として全体の調整を行いました。

打ち合わせは隔週でしたが、その準備がなかなか大変でした。工数はかなりかかったと思います。普段使わないMBの機能をたくさん使用したので、マニュアルを熟読しました。データリンピックのサイトから問い合わせをしたこともあります。

私たちは、企画のプロ・MBのプロ・新規事業開発のプロが集まったチームで、しかも会社側の理解を得ることができたため、業務時間内に仕事の一環として取り組むことができたというのが大きな強みだったと思います。

Q: 最終的な資料作りはどんな風に行ったのでしょうか?またプレゼンを行うにあたってどんなことを意識しましたか?

今回は、BtoBではなくコンシューマー向けを意識したので、出来るだけキャッチーに作ることを意識しました。ビジネスモデル・マネタイズの部分は佐藤さんがメインで梶を取りました。後になって考えましたが、広告モデル以外の提案もあったかも知れません。基本的に仕様を決めて、ではなく、アジャイル的な開発方法で作って変える、作って変えるを繰り返すのがアンテリオ流なのですが、今回も例外ではなく、アジャイル的に作っていきました。

プレゼンを聞く人の多くがヘルスケア業界の現状を知らないことが容易に想像できたので、背景の部分を丁寧に説明しつつ、AIなどキャッチーな言葉を意図的に並べてみました。東大とのやりとりの中での調整も多かったです。

プレゼンの準備、という意味では、特に練習は行なっていません。普段からプレゼン慣れしているとはいえ、ほぼぶっつけ本番で挑みました。プレゼン時間5分はちょっと短かったですね。特にパソコン操作による時間ロスに対する策が必要かもしれません。あと、できれば、他のチームが作ったMotionBoardも触ってみる機会が欲しかったな、と思いました。

Q: 来年参加する人にアドバイスするとしたら?

やはり、アウトプットを作ることは大事なので、無料でそれを評価してもらえるイベントは貴重であり、有益だと思います。参加するかどうかで迷うよりも、とりあえず作品を作って、提出してみるとまた違う世界が見えてくるのではないでしょうか?

また、初めてMotionBoardに触れる人も多いかと思うので、使い方がわからない、という場合は、積極的にマニュアルを活用することをオススメします。マニュアルには結構いいことが書いてあるので、まずはオンラインマニュアルをブックマークするところから始めてみてください。

若い人向けのコンテストのような印象を受けるかも知れませんが、経験豊富な人にもメリットがあるイベントだと思います。ただ結構な工数が必要となるので、業務との両立がうまくできるように根回しすることも大切かも知れませんね。

 
Q. 参加を決めた後、まず何をしましたか?
まとめ:

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