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ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!第三弾はアンテリオ社「病気が気になったら見てね♪」チームを取材。

         

2018年に第一回が開催されたウイングアーク1st株式会社主催のデータ活用コンテストDatalympicには101チームからの作品提出があり、書類審査を通過した78チームが全国8箇所で行われた予選会でプレゼンを行い、予選を勝ち抜いたファイナリスト5チームが決勝の日に東京に集いました。決勝は2018年11月13日(火)、ANAインターコンチネンタルホテル東京でWAF TOKYOの一環として開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。

そしてDatalympicはおかげさまで来年も引き続き開催されることが決定しました!ありがとうございます!

そこで、Datalympic実行委員会では来年の、あるいは来年以降の大会に向け、厳しい予選を勝ち抜くためにファイナリストに残ったチームがどんな計画や戦略を実行してきたのか、今回の大会を通じてどのようなノウハウが培われたのか、どんなところで苦労したのか、などファイナリストとして決勝に参加した5チームから直接話を伺い、来年参加するチームの参考となるよう、そしてDatalympic実行委員会の方でも知見を蓄積できるようにまとめてみました。

これまで、株式会社ジールの「MBとYシャツと私」チーム、株式会社オーイーシーの「いいちこのロック」チームを取材し、とても参考になるエピソードや考え方を数多く聞くことができました。今回は、アンテリオ社にお邪魔し、株式会社アンテリオと東京大学がタッグを組んだ「病気が気になったら見てね♪」チームがいかにしてDatalympicへ取り組んだのかについてヒアリングしてきました。

左から清水先生、谷口さん、佐藤さん

「病気が気になったら見てね♪」チームのメンバーは5名。株式会社アンテリオから佐藤暢章さん、町田脩さん、谷口絵里香さんの3名、東京大学から清水央子先生、清水先生が代表を務めるMD Concierge & Services株式会社の加藤絵津子さん、というチーム構成になっています。

今回、吉田守氏率いるDatalympic実行委員会は、ウイングアークの新オフィスとどことなく似た雰囲気のアンテリオ社を訪問して取材を行い株式会社アンテリオの佐藤暢章さん、町田脩さん、谷口絵里香さんの3名からお話を伺いました。

Q. 参加のきっかけを教えてください。

左から佐藤さん、谷口さん、町田さん。アンテリオ社にて。

最初にDatalympicについて知ったのはウイングアークからのメールマガジンでした。

賞金100万円、というのが鮮烈に記憶に残っていたので、東大の清水先生と後日会った時にその話をしました。ちょうど私たちはコンシューマー向けのヘルスケアソリューションを探していたところでした。期限や目標が定まった状態で一緒にアウトプットを作り、100万円を目指して第三者に評価をしてもらう、というのはよいマイルストーンになる、と考え、他のチームメンバーにも声をかけました。

私たちのチームはコンテストの出場経験はありませんが、新規事業の立ち上げは日常的に業務として行なっているため、知見はあります。アンテリオ社からは谷口さんと町田さんを誘ったのですが、2人とも参加を快諾してくれました。

この時期には新規事業が他にもあり、ちょうどDatalympicの時期は5つほど並行して進めているところでした。メンバーにしてみれば、プロジェクトが1つ増える、くらいにしか考えていなかったかもしれません。とはいえ、作るもののイメージは割とすぐに付いたので、参加に至ったのは自然な流れだったように思います。

Q. 参加を決めた後、まず何をしましたか?

まずブレストをして、なんとなくのイメージを絵に書き出しました。

そして、アイデアに対してどんなデータを当てていくのか、というのを清水先生と相談しながら進めました。隔週でミーティングを5回ほど行い、アイデア出しは隔週で2回ほど。

清水先生は医療のオープンデータなどを活用して、各個人がより主体的にかかわれる社会の実現に向け、有用となる医療情報の提供に意欲的で、アンテリオも自社で保有しているデータとオープンデータをかけ合わせた何かを作りたい、という思いがあったので、コンセプトの大枠はすんなり決まりました。

 
Q. 勝つためにどんな戦略を練りましたか?

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