ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!初代チャンピオンに輝いたシブタニ社「SYS企画広報」チームを取材。 | ページ 2 | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん
カテゴリー
キーワード

ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!初代チャンピオンに輝いたシブタニ社「SYS企画広報」チームを取材。

         

参加を決めた後、まず何をやりましたか?

最初はスイッチストライクエアーについてのプレゼンをしようかと考えたのですが、すでに市場に出ている製品を紹介するだけでは、新規性もなく、面白い味に欠けると思いました。そこで、1週間ほどかけてアイデアを一から構築していく作業から始めました。

最初から優勝を狙っていたので、5つの評価基準を見ながらどうするのかを戦略的に考えていきました。その結果、5つの評価基準全てで平均的に高得点を取ることよりも、どれか1箇所で一番を取る方が得策ではないかと考えるようになりました。

私たちのチームメンバーは、技術開発部・企画広報グループという部署に所属しているので、シブタニの強み弱みを分析し、事業展開を考えながら新製品を提案することが業務です。なので、商品企画のチームは世の中のことに常に疑問を持つように心がけていて、新規事業の展開や新商品について日頃から習慣的に考えています。なので、今回もシブタニの強みを生かした尖がったものを作りたいと考えていました。

アイデアを考えるのは決勝戦でプレゼンを行なった小笠さんがやりました。会社へ向かう電車の中などで、みんながどんなことに困っているのかについてひたすら考えました。同時にシブタニの技術の強みについても改めて考えました。この2つの軸を別々のモノとして考え、そして、その2つをうまく組み合わせることができるアイデアを模索しました。

今回のTable Keeperのアイデアを思いついたのは、週末に子供を連れてフードコートへ行った時でした。次の水曜日にTable Keeperのプレゼン概要をA4一枚に言葉だけで書き出しました。6月13日のことです。そのプレゼン概要を数日後にチームと共有してみると、「面白そう」という反応がチームからも返ってきました。スイッチストライクエアーの技術がTable Keeperのアイデアにがっちりとはまったのは偶然でしたが、結果よかったのはないかと思います。

資料作成はどのように行いましたか?

実は、資料作成においての一番の心配がMotionBoardの操作でした。二条城のプロジェクトでMotionBoardを活用したことはありましたが、実は自分で操作したことはありませんでした。正直なところ、MotionBoardを使って何ができるのか、というのもよく理解できていませんでした。そこで、チームのMotionBoard担当となった石田優太さんにとにかくMotionBoardを触ってもらうようにお願いし、どんな画面ができるのか、どんなことができるのかについて調査してもらいました。

データを見える化するにはまずデータを作るところから始める必要があったので、モールの来場者数を調査し、調査結果に基づいて10年分程度のデータを入力して、データを作りました。そして7月中旬くらいから、利用人数の可視化やヒートマップの作成など、実際にどんなものをどうやって作っていくかを考えました。

石田さんはMotionBoard初心者だったので、時間を見つけてはコツコツと独学で学習してくれました。1ヶ月くらいは MotionBoardの勉強に費やしていたのではないでしょうか。特に8月は必死になってやってくれました。お盆明けには全てフィックスする算段だったのですが、やはりこだわり始めるとどんどんと修正箇所が出てきて、最終形が完成したのは締め切りのギリギリ、8月31日の夜10時くらいだったと記憶しています。一番テンパっていたのは8月31日の日でしたね。(笑)

最初に作成したA4一枚のプレゼン概要を作った段階で構想はほとんど完成していたので、後は作業するだけ、という状態だったのはとてもよかったと思います。

提出した後にもまだ修正し足りない部分が多々あったので、書類審査後にもう一度修正ができることになって助かりました。

資料作りは普段から広報の業務などをやっているメンバーなので、お手の物でした。これは1週間程度で完成しました。小笠さんが大まかなストーリーを提案し、宮村さんがそれに沿って作り込んでいきました。MBの画面以外の部分はお盆明けくらいに一通りできていたのですが、そのタイミングでDatalympic実行委員会の吉田守さんの講義動画を見る機会があり、マネタイズ・販売計画についての話を資料に追加しました。市場調査的なことは慣れているのでこの辺はさほど苦労しませんでした。最初は詳細なビジネスプランまで作り込む必要性があるとは思っていませんでしたが、この辺は常にやっている業務の一環なので、黒字化のラインなどを調べて追加しておきました。実際の作業をしていたのは8月だけでしたね。

 
参加のきっかけを教えてください。
Q. 発表に向けてどのような準備をしましたか?

1 2 3 4

×

メルマガ登録をしていただくと、記事やイベントなどの最新情報をお届けいたします。


データ活用 Data utilization テクノロジー technology 社会 society ビジネス business ライフ life 特集 Special feature

関連記事Related article

書評記事Book-review

データのじかん公式InstagramInstagram

データのじかん公式Instagram

30秒で理解!インフォグラフィックや動画で解説!フォローして『1日1記事』インプットしよう!

おすすめ記事Recommended articles

掲載特集

デジタル・DX・データにまつわる4コマ劇場『タイムくん』 デジタル・DX・データにまつわる4コマ劇場『タイムくん』 データのじかんをもっと詳しくデータのじかんフィーチャーズ データのじかんをもっと詳しく データのじかんフィーチャーズ 「47都道府県47色のDXの在り方」を訪ねる『Local DX Lab』 「47都道府県47色のDXの在り方」を訪ねる『Local DX Lab』 DXの1次情報をを世界から『World DX Journal』 DXの1次情報をを世界から 『World DX Journal』 データで越境するあなたへおすすめの『ブックレビュー』 データで越境するあなたへおすすめの 『ブックレビュー』 BIツールユーザーによる、BIツールユーザーのための、BIツールのトリセツ BIツールユーザーによる、BIツールユーザーのための、BIツールのトリセツ CIOの履歴書 by 一般社団法人CIOシェアリング協議会 CIOの履歴書 by 一般社団法人CIOシェアリング協議会 なぜ、日本企業のIT化が進まないのか――日本のSI構造から考える なぜ、日本企業のIT化が進まないのか――日本のSI構造から考える 日本ビジネスの血流である帳票のトレンドを徹底解説 日本ビジネスの血流である帳票のトレンドを徹底解説 データを武器にした課題解決家「柏木吉基」のあなたの組織がデータを活かせていないワケ データを武器にした課題解決家「柏木吉基」のあなたの組織がデータを活かせていないワケ BI(ビジネスインテリジェンス)のトリセツ BI(ビジネスインテリジェンス)のトリセツ 入社1年目に知っておきたい差が付くKPIマネジメント 入社1年目に知っておきたい 差が付くKPIマネジメント CIOLounge矢島氏が紐解くトップランナーたちのDXの“ホンネ” CIOLounge矢島氏が紐解く トップランナーたちのDXの“ホンネ” データのじかん Resources越境者のためのお役立ち資料集 データのじかん Resources 越境者のためのお役立ち資料集 AI実装の現在地点-トップITベンダーの捉え方 AI実装の現在地点-トップITベンダーの捉え方 データでビジネス、ライフを変える、面白くするDATA LOVERS データでビジネス、ライフを変える、 面白くするDATA LOVERS データマネジメント・ラジオ by データ横丁 データマネジメント・ラジオ by データ横丁 データのじかんNews データのじかんNews データ・情報は生もの!『DX Namamono information』 データ・情報は生もの! 『DX Namamono information』 ちょびっとラビット耳よりラピッドニュース ちょびっとラビット耳よりラピッドニュース AI事務員宮西さん(データ組織立ち上げ編) AI事務員宮西さん(データ組織立ち上げ編) 藤谷先生と一緒に学ぶ、DXリーダーのための危機管理入門 藤谷先生と一緒に学ぶ、DXリーダーのための危機管理入門 生情報取材班AI時代に逆行?ヒトが体感した「生情報」のみをお届け! 生情報取材班AI時代に逆行?ヒトが体感した「生情報」のみをお届け! データはともだち 〜怖くないよ!by UpdataTV Original データはともだち 〜怖くないよ!by UpdataTV Original データ飯店〜データに携わるモノたちの2.5thプレイス by UpdataTV〜 データ飯店〜データに携わるモノたちの2.5thプレイス by UpdataTV〜 インサイトーク〜データで世界を覗いてみたら〜by WingArc1st + IDEATECH インサイトーク〜データで世界を覗いてみたら〜by WingArc1st + IDEATECH
close close